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「私が我慢すれば…」自己犠牲的な人間関係に陥りやすい人の特徴3つ

  • 2019.7.18
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出典:シティリビングWeb

あなた自身やあなたのまわりに、なんでも自分の気持ちを抑えて無理を聞いてしまう人はいませんか?「人がいい」と言ってしまえば聞こえがいいですが、誰でも嫌なことを我慢するのは苦しいはず。でも「自分が我慢すればいい」と考える“自己犠牲タイプ”には、いくつか共通する特徴があります。そこで、自己犠牲に陥りやすい人に見られる思考の特徴を3つ紹介します。さらに、上手に自分の意見を伝えるための対処法も解説します。

●上手な主張「アサーティブ」と自己犠牲の「ノン・アサーティブ」

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出典:シティリビングWeb

人を優先し、自分のことを後回しにする自己犠牲的な人間関係を、心理学的に「ノン・アサーティブ」と呼びます。「アサーティブ」とは自分と他人の気持ちを両方尊重し、お互いの意見を出し合いながら納得のいく結論を出そうとする、いわば”Win-Win"の関係を築くこと。攻撃的な方法をとらずに自己主張するという考え方です。自分の気持ちや考えを主張せずに我慢する「ノン・アサーティブ」な関係では、常に自分に対して劣等感やあきらめの気持ちを抱えています。また、「我慢させられた」という思いから相手に対して恨みがましい気持ちもあるので、一見穏便に事が進んでいるように見えていても、心に大きな不満が残ります。これが積もっていくと、ついには爆発してしまうことも。まわりも自分も健全な心を保つには、やはり「アサーティブ」な関係性が理想なのです。

●自己犠牲に陥りやすい人に見られる特徴とその対処法

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出典:シティリビングWeb

ではどんな人が自己犠牲的な人間関係に陥りやすいのでしょうか。また、「アサーティブ」な考え方にシフトするための方法も見てみましょう。

1. 結果や周囲を気にしすぎる

どんなことでもまわりの評価や目線を気にする人は、自分の意見をはっきり伝えることにためらいを感じます。「もし間違っていたらどうしよう」「あの人には自分の意見は合わないかも」と、自分の意見を伝えるよりも周囲の捉え方のほうが気になって、正直な意見が言えないのです。

そもそも、考え方というのは人それぞれ。すべての意見に同感しようとせず、まずは周囲の話を客観的に聞いて“共感”する気持ちで話をしてみましょう。相手と同じ土俵に立つのではなく、少し距離を置いて意見交換をすることで、すべてを飲み込まずに済みます。

2. 自分の気持ちが自分でわかっていない

相手の意見に合わせようとしてしまう人は、いきなり自分の意見を問われると答えられない傾向があります。常に他人の気持ちを考えすぎているため、自分の気持ちにきちんと寄り添って考えようとすると混乱してしまうのです。

どんな人にも「自分の考え」はあります。でも気持ちを言葉にするには勇気がいりますし、上手に説明ができないかもしれないので、まずはそれを具現化していく練習が大切。意見を言うときは必ず「私は」という主語をつけて話すことを習慣づけて、自然と自分の考えを引き出せるように訓練をしてみましょう。

3. 勝手な思い込みをしている

コミュニケーションをとる上で、「きっと●●だからやめよう」と勝手に思い込んでブレーキをかけてしまうことがあります。たとえば、「自分の意見を相手に言いすぎると傷つけてしまうだろう」「自分が意見するといつも場の空気が変わってしまう」というような、個人の勝手な決めつけによって意見が言えない状態になってしまうのです。

自分が意見したことで何か起きてしまっても、後で相手への敬意を示してフォローをすれば大丈夫。また、反対意見を言う前に「その意見もいいなと思うのですが」など、相手の意見を尊重する“クッション言葉”を入れるだけで、スムーズに自分の気持ちを伝えやすくなることもあります。自分でかけているブレーキに気づき、少しずつフォローする方法を身に着けていくことが重要です。

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出典:シティリビングWeb

コミュニケーション上、その状況によって適切な方法があるので、うまく主張できるときもあれば、場合によっては自分が我慢をしたほうがいいときもあります。毎回自己主張をする必要はありません。でも、やはり理不尽な自己犠牲は自分のためにも極力回避したいもの。状況に合わせながら、少しずつ快適なコミュニケーションが取れるように意識していけるといいですね。

プロフィール/凛音(りんね)

自身の結婚・離婚経験から恋愛や性に前向きな女性の生き方を提案する恋愛コラムニスト。筆跡アナリスト、心理カウンセラー、カラーセラピストを習得し、コラムや小説などを執筆中。筆跡心理学セミナーや履歴書鑑定も。ブログ「ライター凛音の紫日記」:http://rinnenote.blog.fc2.com/

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