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うわっ!気づいたら布団がカビだらけ…原因や予防方法が知りたい!

  • 2019.7.17
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おうちの中でカビが発生しやすい場所と聞くと、どこを想像するでしょうか?お風呂場、キッチン、エアコンなどなど……水を使ったり、結露が発生しやすい場所が思い浮かぶかもしれませんね。

しかし、実は、布団もカビが発生しやすい場所のひとつなのです。毎日の疲れを癒してくれる布団にカビなんて……想像しただけでもトリハダもの!今回は、布団にカビが発生しやすい理由や、その予防方法について紹介します。

布団にカビが発生しやすい理由とは?

人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかいていると言われます。その湿気を布団が吸ってしまうことで、カビが発生しやすくなるのです。本来、畳の上に布団を敷いているのであれば、畳の放湿性も手伝って多少の湿気は逃がしてくれるのですが、現代の機密性の高い住宅の構造により、なかなか湿気が逃げてくれないことも原因のひとつです。

フローリングの上に直に布団を敷いている場合はなおさら。冷たいフローリングと、体温で温まった布団の間に結露が発生し、その湿気を布団が吸ってしまうため、よりカビが発生しやすくなってしまいます。

布団に発生するカビを予防するには?

それでは、布団に発生しやすいカビを予防するにはどうしたらいいのでしょうか?基本的なものから、アイテムを使用したものなど、今回は4つの方法を紹介します。

1: 布団は毎日あげる

これは基本中の基本!とはいえ、毎日できている人はそう多くないのではないでしょうか?

天気のいい日には外に天日干しするのが理想ですが、忙しかったり天気が悪かったりで、外に干すのはなかなかハードルが高いものです。であれば、敷きっぱなしにせず、毎日布団をあげてたたむだけでも湿気を逃がすことができますよ。いちいち押入れにしまうよりも外に出しておく方が湿気を逃がしやすいので、床の上にたたんでおくだけでOK!

湿気を多く含んでいる場合、押入れ内の他の布団にも湿気が移ってしまい、カビが広がってしまう原因になります。

2: 布団の下にすのこを敷く

布団やマットレスの下にすのこを敷くと、床との間に空間ができるので、そこから湿気を逃がしてくれます。フローロングはもちろんですが、畳で使用してもOK。その場合は畳にあとがつかないように、すのこにクッション材を貼り付けるなど工夫をしてみましょう。

布団用のすのこであれば、布団を敷いたままふたつ折りにするだけで布団があげられる&干すことができるという便利なものも!

3: 吸湿シートを使用する

すのこの上にマットレスや布団を乗せる前に、吸湿シートなど敷いておくことも布団のカビ防止に効果的です。この際、マットレスと敷布団の間にも吸湿シートを敷くことで、よりカビの原因となる湿気を防ぐことができます。

吸湿シートはこまめにチェックし、適切な時期に取り替えましょう。そうでないと、逆に湿気を溜める原因になってしまうこともあります。

4: 週に1回は天日干しを

天気などの関係で毎日は難しくとも、休日などに週に1回は天日干しをするよう心がけましょう。布団が乾燥して、カビが発生しづらくなるだけではなく、紫外線による殺菌や消臭の効果も期待できます。

布団表面のダニを退治することもできるため、ペットを飼っているお家など、ダニの発生しやすい環境である場合は週に2回にするなど、回数を増やしてもいいかもしれないですね!

それでもカビが発生してしまったら?

それでも布団にカビが発生してしまったら、どうお掃除すればいいのでしょうか?

準備するものは、重曹水とアルコールスプレー。

まず重曹水をカビ部分に吹きかけ、数分放置します。その後、同じく重曹水を含ませたスポンジや雑巾などでカビ部分をこすっていきましょう。汚れが落ちてきたら水で撫で洗いをします。

掛け布団などの洗濯ができるものである場合は、その後に洗濯を!干す際は天日干しをしましょう。この際、アルコールスプレーを全体に吹きかけて殺菌処理をすることで、カビが再発しにくくなります。

お掃除は快適な睡眠もサポート!

毎日使うものだからこそ、キレイな状態にしておきたい!しかし、毎日使うものであるからこそ汚れやすいのも事実。とくに毎日ある程度長い時間を過ごす布団は、カビなどを放置することで健康を害してしまう可能性もあります。

毎日の快適な睡眠のため、普段お世話になっている布団をこまめにチェックし、湿気から守ってあげてくださいね。

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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