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しわ&たるみを何とかしたいなら化粧品成分を厳選すべし!おすすめの美容成分はコレ

  • 2019.7.17
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年齢を重ねるとしわやたるみができる理由

年齢を重ねるとしわやたるみができる理由
出典:GODMake.

20代後半~30代になると、目元の小じわやほうれい線が少しずつ目立ちはじめます。目元のちりめんじわやうっすらしたほうれい線なら、保湿を徹底すれば改善する場合がほとんどです。

しかし、年齢を重ねてはっきりと顔に刻まれるラインは、保湿ケアだけでは不十分。なぜなら、肌の奥にある真皮の成分減少が影響するからです。

私たちの肌は、上から順に表皮、真皮、の皮下組織からできています。基本的に、化粧品の役割は保湿で、表皮のうるおいを守り、肌をすこやかな状態に整えてくれます。

ところが、肌のハリや弾力を司るコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどが存在するのは真皮です。真皮内のハリ成分は加齢により減少して、肌にしわやたるみを生じさせます。

したがって、真皮内のハリ成分をサポートしなければ、加齢によるしわやたるみを目立たなくすることはできないのです。

しわやたるみを何とかしたい!という人は、真皮の働きのサポートが期待できる美容成分が配合された化粧品を選んでみてはいかがでしょうか?

なお、真皮内のハリ成分は、紫外線ダメージによっても減少します。エイジングケア化粧品と合わせて、紫外線対策はきちんと行ってくださいね。

本気のエイジングケアにおすすめの美容成分

本気のエイジングケアにおすすめの美容成分
出典:GODMake.

肌のコラーゲンを増やすサポートをしてくれる美容成分の数は多くありません。

ここでは、『正しいエイジングケア事典』の著者である皮膚科医・吉木伸子先生が「肌のコラーゲンを増やす効果が高いと科学的に言われている」と紹介している3つの成分と、近年注目されている美容成分2つを紹介します。

しわやたるみへの効果を期待するなら、化粧品の箱などに記載される全成分表示で、成分が上位に記載されているか、「有効成分」として配合されている化粧品を選びましょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体
出典:GODMake.

ビタミンC誘導体は、肌のコラーゲンを増やす働きのほか、美白ケア、ニキビケア、抗酸化対策にも有用な成分。ビタミンCはそのままでは壊れやすく、また、分子が大きく肌に浸透しません。ビタミンCを安定させて、肌に浸透しやすい化粧品成分にしたのがビタミンC誘導体です。

全成分表示では「アスコルビル○○」「○○アスコルビン酸」などと記載されているので、配合されているかチェックするときは参考にしてください。

ビタミンCは大きく3つの種類に分けられます。

  • 水溶性ビタミンC誘導体…肌への浸透が早い。即効性が高い。肌に刺激になる場合がある
  • 油溶性ビタミンC誘導体…肌への浸透はゆっくり。効果の持続性が高い。肌に刺激になる場合がある
  • 高浸透ビタミンC誘導体…浸透力が高く、即効性も期待できる。持続性にすぐれる。低刺激

高浸透ビタミンC誘導体は「新型ビタミンC誘導体」とも呼ばれ、しわやたるみへの効果が他のビタミンC誘導体よりもすぐれていると言われています。

高浸透ビタミンC誘導体にあたるのは、APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム)やAPIS(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na)です。

レチノール

レチノール
出典:GODMake.

レチノールはビタミンAの一種で、なかでもしわやたるみへの効果が高いのがピュアレチノール(純粋レチノール)です。

レチノールの効果を維持しつつ、肌への刺激を軽減したのがレチノール誘導体で、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールなどがあります。

ファーストエイジングケアならレチノール誘導体配合の化粧品を、目立ちはじめたしわやほうれい線を何とかしたいならピュアレチノール配合の化粧品を選ぶのがおすすめです。

ただし、ピュアレチノールは、効果が高い反面、肌に刺激になりやすいのが難点。はじめて使うときは、必ずパッチテストをしてください。

ナイアシン

ナイアシン
出典:GODMake.

ナイアシンはしわやたるみのほか、美白ケア、乾燥ケアにも有用な成分です。全成分表示ではナイアシンアミドと表記されます。

ビタミンC誘導体やレチノールより肌に刺激になりにくい成分なので、敏感肌でもエイジングケアをあきらめたくない!という人におすすめの成分です。

ヒト幹細胞培養液

ヒト幹細胞培養液
出典:GODMake.

再生医療の現場でも注目されている幹細胞。幹細胞は、細胞のもとになる細胞のことです。肌、筋肉、骨、髪の毛など人間を形づくるパーツは元をたどると、すべて幹細胞から生まれています。

ヒト脂肪由来幹細胞などの培養液には、コラーゲンなどを生み出す線維芽細胞を活性化せさせるFGFや、コラーゲンを増やす働きが期待できるEGFをはじめ、抗酸化酵素、ビタミンなど美肌作りに有用な成分がたっぷり含まれています。

近年、エイジングケア分野で人気が高まっている成分です。

ニールワン

ニールワン
出典:GODMake.

「しわを改善する」医薬部外品有効成分として、日本で初めて国に承認された成分です。ポーラ独自の成分で、「リンクルショットメディカルセラム」に配合されています。

全成分表示名は、三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸ナトリウム。

真皮のコラーゲンを分解する酵素・好中球エラスターゼを抑制して、真皮内のコラーゲンの分解と生成のバランスを整える成分です。

エイジングケア化粧品は継続が重要

エイジングケア化粧品は継続が重要
出典:GODMake.

エイジングケア化粧品は、化粧品・医薬部外品の区別を問わず、薬ではありません。したがって、エイジングケアに有用な成分配合の化粧品を使ったからと言って、すぐにしわやたるみが目立たなくなるわけではないのです。

口コミサイトなどを見ればわかるように、数ヶ月使用しただけでは効果を感じない人も多くいます。

「なんとなく、しわやたるみが目立たなくなってきた」「しわやたるみが悪化していない」という良い評価は、長期的に継続して得られる効果であることをおさえておきましょう。

また、加齢に伴うしわやたるみは化粧品でのケアだけでなく、生活習慣の見直しや栄養バランスの良い食事、顔の筋力トレーニング、良質な睡眠などが必要になります。

エイジングケアはコツコツ続けることが大切です。毎日の積みかさねが、未来の若々しい肌を育んでくれるでしょう。

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