鈴木杏「スリリングな日々を送っています」“KERA CROSS”第1弾のプレビュー公演が開幕

鈴木裕美演出、鈴木杏らが出演する「KERA CROSS」シリーズの第1弾公演「フローズン・ビーチ」がプレビュー公演初日を迎えた
KADOKAWA

【写真を見る】鈴木杏は、多面的なキャラクターをしなやかに演じ切る

「KERA CROSS」シリーズの第1弾公演「フローズン・ビーチ」が、鈴木裕美演出、鈴木杏らの出演で7月25日(木)から上演される。全国公演に先駆け、7月12日に神奈川・杜のホールはしもとで、プレビュー公演初日を迎えた。

ケラリーノ・サンドロヴィッチの名作戯曲を新たに創り上げる

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撮影:桜井隆幸

「KERA CROSS」は、演劇界をけん引する劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)による過去の名作戯曲を、才気あふれる演出家たちが新たに創り上げるシリーズで、その第1弾が第43回岸田戯曲賞を受賞した「フローズン・ビーチ」。

演出を鈴木裕美が務め、出演は鈴木杏の他、初舞台となるブルゾンちえみ、宝塚歌劇団出身の花乃まりあ、そしてシルビア・グラブの4人となる。

5人の女たちの16年にわたる、ただならぬドラマが始まる…

5人の女たちの16年にわたる、ただならぬドラマが始まる
撮影:桜井隆幸

物語の舞台は1987年、カリブ海と大西洋の間にある、小さな島にある別荘の一室。千津(鈴木杏)は友人・市子(ブルゾン)を伴って、幼なじみの愛(花乃)の別荘に遊びにきた。

見習い看護師の千津だが、高校時代には、市子に「殺したい友人がいる」と口走ったことがあり、市子はその気持ちを真に受け、それを“助けたい”とすら思っていた。

市子は、高校時代からエキセントリックな言動で”武勇伝”を持ち、病院に入院歴もある。

愛は、一見ドライでさばさばしているようにも見えるが、双子の姉・萌(花乃・2役)、とは仲が良くない。2人の性格も全く異なり、愛は母が死んでからほどなく再婚した父とその後妻の咲恵(シルビア)に反発心を持っていた。

しかし、萌はファザコンと言えるほど父を愛していた。そして皆が集まったこの日は、くしくも愛と萌の母の命日…。ほどなくして、愛の父・梅蔵と共に、後妻の咲恵が旅先から予定より早く帰ってきた。

愛と萌の3つ上の“継母”であり、ある事故により目が見えなくなった咲恵は、底抜けに明るいが、義理の娘たちとは確執もあるようで、どうもぎくしゃくとしている。

幼なじみの千津と愛、そして、千津の高校時代からの友人・市子。その過去には、友情と呼ぶには複雑過ぎる、絡み合った感情があるようだ。

そこに萌と咲恵が加わり、5人の女たちの16年にわたる、ただならぬドラマが始まる。

鈴木裕美演出、鈴木杏らが出演する「KERA CROSS」シリーズの第1弾公演「フローズン・ビーチ」がプレビュー公演初日を迎えた
KADOKAWA

鈴木裕美が、息をもつかせぬミステリー・コメディを新たな形で創り上げる

「KERA CROSS第1弾『フローズン・ビーチ』」プレビュー公演の模様
撮影:桜井隆幸

一筋縄ではいかない千津の心の動きや行動が16年にわたるドラマをけん引し、ミステリアスに観客を誘う。鈴木杏がそんな千津という多面的なキャラクターをしなやかに演じ切る。

市子は、その突飛な言動で、真っすぐさの中に狂気がにじみハラハラさせる。冗談も真に受け、暴挙に走っている様は、その実、真情を見透かしている感もありドキッとさせられる。そんな危なっかしい市子を、ブルゾンは見事に演じている。

愛は、別荘に集った全ての登場人物たちをつなぐ存在でもあり、その言動が物語に一石を投じる。花乃は、愛と萌という愛憎を抱えた双子の、異なるキャラクターをそれぞれ巧みに演じ、2つの役の間をさっそうと行き来する姿に引きつけられる。

咲恵は、底抜けな明るさを持ち、初対面である娘の友人たちともパワフルに打ち解けていく。かと思えば、素っ頓狂に見えて、実は盲目であるが故に、事を敏感に感じ取る鋭さも見せる。シルビアの持つ華やかさも加わり、より魅力的な人物像を創り出している。

鈴木裕美の人間関係を綿密に編み上げる演出は、16年にわたる女たちの関係とミステリーを展開させながら、登場人物の心の機微を浮かび上がらせ、息をもつかせぬミステリー・コメディーを新たな形で創り上げている。

鈴木杏「戯曲自体もスリリングですが、私たちもスリリングな日々を送っています」

「KERA CROSS第1弾『フローズン・ビーチ』」プレビュー公演の模様
撮影:桜井隆幸

出演者を代表し、鈴木杏は「戯曲自体もスリリングですが、少人数でせりふ量も多い芝居なので、舞台上にいる私たちもスリリングな日々を送っています。でも、やればやるほど、KERAさんの戯曲の面白さ、難しさ、楽しさを体感しながら、日々過ごせているので幸せです」とコメント。

さらに、「この面白さを観客の皆さまにもお伝えできたらと思い、私たちも稽古を重ねてきました。これからいろいろな場所で公演をさせていただきますが、皆さまにお楽しみいただけるように、さらに精進して各地に伺いたいと思います。

ぜひ、劇場に足を運んでいただけたらと思っています。よろしくお願いします」とメッセージを送った。(ザテレビジョン)

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