1. トップ
  2. おでかけ
  3. 皆川明監修、海と棚田に囲まれた一軒宿。

皆川明監修、海と棚田に囲まれた一軒宿。

  • 2019.7.10
  • 3463 views

瀬戸内国際芸術祭の舞台であり、新たにカフェや宿泊施設が登場して注目を集める豊島。豊かな自然に囲まれた素朴な魅力と出合って。

ウミトタ|Umitota

1棟貸しの宿ウミトタは、海と棚田の間に位置。四季折々で異なる、棚田の美しい景色を眺めに訪れたい。

ミナ ペルホネン皆川明の監修、シンプリシティ緒方慎一郎の設計で、海と棚田に挟まれた一軒家が宿に生まれ変わった。梁や土壁は残しながら、豊島石や木目調の家具、鮮やかなファブリックで温かみある内装に。リビングのソファに腰かけると海と棚田の両方を望めたり、浴室や寝室に寝転ぶと小窓から海の青が飛び込んでくる。室内でも景色を堪能できる細やかな設計に感嘆。夜は隣の海のレストランでコース料理、朝は宿で和朝食を楽しめる。

大きな窓から見える棚田では、時期によって田植えや稲刈り体験ができる。豊島石があしらわれた空間に、山と海をイメージしたファブリックによるソファが彩りを添える。

カトラリーや家電が完備されたキッチンで、自由に料理することも可能。

ライブラリーの本は皆川明セレクト。壁の角を減らした曲線使いやテキスタイルのファブリックが、やわらかな雰囲気を醸し出す。

あらゆる部屋の小窓から海を切り取って。宿の外壁は、アワビの貝殻を島の人たちとともに貼ったもの。

瀬戸内海をイメージしたロフト。斜めになった壁に寄りかかると、目の前の窓から海が見える。

浴室には、コーティングした貴重な豊島石が使用されている。

冷蔵庫に常備された、小豆島のビール醸造所とコラボしたオリジナル発泡酒¥800

時間になると、デリバリー用貯蔵庫に朝ごはんが届く。人に会うことなく宿で朝食を取れるようにと、細やかな気遣いがうれしい。

ウミトタUmitota香川県小豆郡土庄町豊島家浦423-2tel:0879-68-3386全1棟バスタブ付き1棟¥86,400(1棟2名、2食付き)※1名追加ごとに¥15,000チャージhttps://umitota.jp

●豊島へのアクセス東京・羽田空港から香川・高松空港まで約1時間20分、高松空港からリムジンバスで高松駅まで約45分、高松駅から徒歩で高松港まで約5分、高松港からフェリーで家浦港まで約35分、1日3〜6便。または、JR東京駅から東海道新幹線・岡山駅まで約3時間30分、岡山駅から宇野線・宇野駅まで約50分、宇野駅から徒歩で宇野港まで約5分、宇野港から家浦港までフェリーで約40分、旅客船で約25分、唐櫃港までフェリーで約1時間、旅客船で約40分、合わせて1日7~8便。

※『フィガロジャポン』2019年7月号より抜粋

元記事で読む
の記事をもっとみる