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ロース、ヒレ、バラ…意外に知らない!豚肉の部位別、美味しい料理法は?

  • 2019.7.10
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値段もお手頃で栄養価が高く、食卓の定番である豚肉。炒め物や煮込みなど様々な料理に合うため、ほとんど毎日のように食べているという人もいるのではないでしょうか?

しかしこの豚肉、一般的にスーパーで売られている部位の種類が豊富で、何を買ったらいいのか迷ってしまうこともしばしば。安いからといって買ってみたものの、どんな料理に使ったらいいかわからない!なんてこともあるかもしれませんね。

そこで今回は、豚肉の部位別にその特徴やオススメの調理方法を紹介します。

1:ロース

ロースは肩のうしろから腰にかけての部分のお肉です。肩ロースと言われているのは、その中でも肩に近い部分になります。赤身と脂身に分かれていて、そのバランスがいいのが特徴です。

一般的に知られている調理法としては、とんかつが有名ですね。しかし、このロース、キメが細かく柔らかい、旨味の強い部分なので意外にも多くの料理に使える万能部位なのです。しゃぶしゃぶやソテーなど、お肉の味を生かしたメニューにもぴったりです。

また、肩ロースはロースよりも脂身が多くコクが強いのが特徴。よりこってりとした味わいになります。こちらは生姜焼きなどの味が濃いめの料理にオススメ。

どちらも、焼いた時の縮みを防ぐために筋切りなどの下ごしらえをしっかりと行ってくださいね。

2:バラ

バラ肉もスーパーでよく見かける部位ですね。その名の通り、あばら骨あたりに付いているお肉で赤身と脂身が層になっています。韓国料理のサムギョプサルなどでも使われていますね。

バラ肉は何と言ってもそのこってりとした脂身が特徴です。オススメの料理は、やはり焼肉や角煮!脂身から溶け出す旨味を余すところなく味わえます。中華料理にもよく合いますね。

また、薄切りのバラ肉を生姜焼きにするのもオススメです。しっかりと調味料がお肉に絡み、脂身も多いため、その濃い味に負けません。

3:ヒレ

ロースの内側にあり、なんと1頭から1㎏しかとれないという希少部位であるヒレ肉。脂身が少なくヘルシーです。

さっぱりと柔らかいヒレ肉はソテーなどにしても美味しいですが、やはりそのさっぱりとした特徴を生かすのであれば揚げ物。とんかつでもヒレカツというメニューがあるほど。

食べやすい大きさにカットしてしっかりとつけダレに漬け込み、豚の唐揚げや竜田揚げにするのもオススメですよ。

4:モモ

モモ肉もヒレ肉と同じく、脂身が少なくヘルシーな部位です。ヒレよりもしっかりとしている歯ごたえのため、ハムなどによく使われる部分。モモの特徴を上手に生かすには、塊で調理するメニューがオススメです。具体的にはローストポークなど。旨味がぎゅっと詰まっているため、塊のまま調理し、後から切り分けるメニューに使うことで存分にその美味しさを感じるとこができますよ。

また、外モモと呼ばれる部分はモモよりもお尻に近い部分。モモよりもやや硬めではありますが、こちらも塊の場合はローストポークなどがおすすめです。

細切れにされている場合は、豚汁などに使っても美味しく仕上がります。

5:豚足

そしてこちらはなかなかスーパーで見かけることが少ない豚足。ほとんど番外編、といったところですが、手に入ってしまった時には最も調理に困る部位ですよね。豚足はほとんどがゼラチン質で、長時間煮込むことでぷるぷるとした食感になるのが特徴です。

甘辛く濃い味で食べる場合は煮込み時間は1〜2時間程度でOKですが、からし酢味噌などでさっぱりと食べたい場合は2〜3時間ほど煮込むのがオススメですよ。また、煮込む際は部屋中に匂いが漂うので換気をしっかり行ってくださいね。

最適な部位を選んで豚肉をより美味しく!

どんな料理にも合わせやすい豚肉ですが、しっかりとメニューに合う部位を選んで調理することで、その美味しさをより引き立たせることができます。それぞれの部位に合うメニューを自分自身で考えてみるのも楽しいですね。

今日は普段使わない豚肉の部位を使用して、お料理してみてはいかがでしょうか?

監修:藤村亜美(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)

photo/PIXTA

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