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甘いカフェフラッペが人気! ギリシャの風がパリに吹く。

  • 2019.7.10
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悪魔!とタコを嫌っていたパリジャンたちが、いまやレストランのメニューにタコ料理を求める時代。ギリシャで過ごしたヴァカンスで彼らがタコの味を覚えたからなのだが、それだけでは物足りないらしく、6月にオープンしたギリシャ・カフェがやたらと流行っている。

右は青果店、左は魚屋という場所にオープンしたYorgaki。

おしゃれなロゴのギリシャ・カフェYorgaki。その謎は……。©︎2019 Yorgo & Co.

場所はスイーツファンにはおなじみのマルティール通りの45番地。坂道の小さなスペースにオープンしたYorgaki(ヨルガキ)は、連日満員御礼だ。どのテーブルにもグラスの上方が濃い泡で覆われたカフェ・フラッペ!オーダーすると砂糖入りか、ミルクを入れるかと問われる。返事を迷うものなら、“砂糖もミルクも入れた方がおいしい!” と、周囲からのアドバイスが。コーヒーの味もパリと異なるし、それにパリのフラッペは小さな氷片なのに対してギリシャ風はアイスキューブのままで、これがパリっ子たちにはギリシャでの楽しかったバカンスを思い出させるのだそうだ。ギリシャ風スイーツやヨーグルト、ちょっとした小皿料理もオーダーできるので、坂道に並べられた少し斜めに傾ぐテーブルも椅子もなんのそのという感じに、客たちはとても寛いだ雰囲気だ。

30度を超える暑いパリ。ヴァカンス気分で甘くて冷たいギリシャ風カフェ・フラッペ(4ユーロ)を。カフェ・グレックは3ユーロ。

さてこの小さなヨルガキだが、なんだか店内もロゴもおしゃれ……と思ったら、オーナーはデザインの世界では有名なヨルゴ・トゥルーパスである。店の壁を剥がしたら下から古いタイルが出てきたのでそれはそのまま、ブルーのタイルをプラスしたという店内。ギリシャからの歯磨き粉、クッキー、果物のシロップ漬け、チーズ……こうした食材に加え、彼がデザインする雑誌も販売している。

ADとして業界では知られた名前のヨルゴ。初のカフェでは自らカウンター内でサービスも。©︎2019 Yorgo & Co.

パリの地図が描かれたナプキン。©︎2019 Yorgo & Co.

真っ白い店内、床のブルーがギリシャ気分を盛り上げる。同じモチーフがテイクアウトのカップにも描かれている。©︎2019 Yorgo & Co.

Yorgaki45, rue des Martyrs, 75009 Paris営)10時(土日11時)〜18時(土日21時)休)月、火www.yorgaki.fr

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