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そのツラさ、「スナック菓子のせい」かも!? 生理痛を悪化させる意外な要因とは

  • 2015.3.24
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多くの女性がPMS(月経前症候群)や生理痛に悩まされていますよね。PMS(月経前症候群)は生理が始まると落ち着くのですが、次にやってくるのが生理痛。女性にとってはPMSも生理痛も一連の体の不調でしかありませんが、実はこれ、全くの別物なのです。

今回は、意外と知らない生理が始まってからの痛みの原因についてご紹介します。

 

PMSと生理痛の原因は全然違った!

PMSの原因は『プロゲステロンというホルモンですが、プロゲステロンは生理が始まる直前になると分泌が止まり、生理痛の原因となる『プロスタグランジン』というホルモンの分泌が始まります。

プロスタグランジンには子宮を収縮させて、受精や着床がなく不要となった子宮内膜が剥がれる時の出血(経血)がスムーズに体外に排泄させるという重要な働きがあります。

しかし、プロスタグランジンが過剰に分泌されてしまうと陣痛のような痛みの原因になるだけでなく、痛みを強くする働きもあるので頭痛や腰痛といった生理痛の症状を引き起こしてしまうのです。

 

プロスタグランジンを過剰に分泌させる原因3つ

(1)ストレス

ストレスは自律神経を乱し、ホルモンの分泌がアンバランスになってしまいます。

(2)冷え

冷えることで、血行が悪くなりプロスタグランジンを子宮に長く滞らせるために、痛みが強くなってしまいます。

(3)食生活

プロスタグランジンは『アラキドン酸』から作られます。またアラキドン酸は動物性の食品に含まれるだけでなく、リノール酸からも作られるので、生理前、生理中はアラキドン酸やリノール酸の摂取を控え、リノール酸の働きを抑える『α₋リノレン酸』を多く摂取することが賢明です。

 

【まとめ1】生理前・生理中“控えたい”食品はコレ

<アラキドン酸を多く含む食品>

肉類、レバー、卵、牛乳、乳製品など

<リノール酸を多く含む食品>

ひまわり油、コーン油、綿花油、大豆油など

 

【まとめ2】たっぷり摂りたいのはコレ!

<たっぷり摂りたい!α₋リノレン酸を多く含む食品>

亜麻仁油、えごま油、シソ油、しそ、ほうれん草、くるみなど

 

サラッと読み進めると、唐揚げやトンカツ、お肉や油ものを控えれば大丈夫!?と勘違いしてしまいそうですが、植物油を使っていることが多い“お菓子”の存在もお忘れなく。スナック菓子はもちろん、炎症を悪化させるお砂糖がどっぷり入っているのがチョコレートやスイーツも要注意。

 

何気なく食べているスナック菓子やスイーツで生理痛がひどくなっている可能性もあるということも考えて、せめて生理前くらいから生理中くらいは上質な和菓子に変えてみるといいかもしれませんね。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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