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上手に「No」と言えるようになる方法

  • 2019.7.9
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保証の延長サービスや、早朝のセックスを断るのは割と簡単だけど、大抵の女性は、頼まれたことなら何でも、瞬時に「Yes」と答えてしまいがち。仕事を依頼されるたびに「Yes」。姑からコーヒーに誘われるたびに「Yes」。週末、猫の餌やりをご近所さんに頼まれても「Yes」。「女性は、『大量の仕事を一気に引き受けられる私って凄いでしょ?』とでも言っているかのようですね」と言うのは、『Pitch Like A Girl: How a Woman Can Be Herself And Still Succeed』の著者であるロナ・リヒテンベルク。あなたが「Yes」と言ってくれるのを期待している人に「No」と言うためのトリックとは、断る理由の内容だけでなく、伝え方にもコツがあるのだそう。

子どもに「ノー」と言う場合

コツ:単純に繰り返し言う

『The Seven Stages of Motherhood』の著者であるアン・プレシェット・マーフィーによると、子どもが駄々をこねたときの接し方を間違える親は多いという。子どもに言い聞かせるときは、大人びた声で落ち着いて話しかけること。「コミュニケーションの方法として、子どもの調子に合わせてあげましょう。子どもがどれほど気が動転しているのか、理解を示してあげるのです。冷たく厳しい口調で怒るのではなく、落ち着いた声で、シンプルに繰り返し伝えてみるといいですよ。例えば、『今ポテトチップスが食べたい気持ちはよくわかるけど、夜ごはんが済むまで食べることはできないのよ』というふうに。この躾け方は、子どもが、満足遅延耐性(自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力)を身につけられるだけでなく、怒りやイライラといった激しい感情にも自ら対処できるようになるのです」と、マーフィー。「『あなたが機嫌を損ねているのはわかるけど、あなたがちゃんと我慢できることも知っているわ』というようなアプローチであれば、さらに効果的です」

パートナーに「ノー」と言う場合

コツ:まず初めは同意する

彼は、あなたに彼の両親に会ってもらいたい。でもあなたは、両親に会うにはまだ早すぎると思っている。このような状況ではっきり断ってしまえば、喧嘩に発展してしまうことも。「私もあなたの両親に是非お会いしたいわ。でも、あと数ヶ月経ってからにしましょう?」というふうに、まずは賛成することが大切。「断る理由が”彼”ではなく、”時期的に少し早すぎるから”ということを彼に理解してもらうことが鉄則です」と話すのは、『Recharge in Minutes』の著者であるスザンヌ・ゾグリオ博士。

上司に「ノー」と言う場合

コツ:質問形式で回答する、答えは回答しない

翌朝までに、オフィスの技術システムを再構築するように上司に指示を受けたなら、まずあなたにできることを考え、大まかに計画を立ててから、「予算と期限、どちらを重要視しますか?」と質問し、決定権を上司に授けたうえで、解決策をまとめるといいそう。はっきり「ノー」とは言わないが、一連の進め方において、自分ができる範囲を定めることができる。また、天の邪鬼になることなく、「上司の希望を明確にする手助けもできる」と話すのは、セールストレーニング会社「ブルックスグループ」で営業マネージャーを務めるスティーヴン・マクリーディ。

3つのトリック、どれも簡単なので実戦してみて。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Casey Gueren Translation: Yukie Kawabata

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