自家製ハムを使った本格サンドが人気！ 横須賀の穴場カフェ「Cafe Dining KULA」

横須賀・県立大学エリアに、2018年オープンした「Cafe Dining KULA（カフェダイニングクラ）」。女性ひとりでもくつろげる、こぢんまりと居心地のいい空間で、店主自慢のサンドイッチやパスタがいただけるお店です。 食事のおいしさもさることながら、かつて地元・横須賀に多くのファンを抱えた名店で修業した、というコーヒーも名物。当時を知る人が「あの店の味だ」と感動する味わいを追体験できます。

交差点にある黄色い看板がお店の目印

京浜急行・県立大学駅から徒歩5分。人や車が行きかう安浦２丁目交差点で、パッと目を引く黄色い看板と、正面に停められたレトロなロードバイクがお店の目印です。

凹凸のある漆喰の壁が優しい雰囲気を醸し出す店内は、ソファとカウンターを完備。店主の蔵芳樹さんがひとりで切り盛りする、こぢんまりとしたお店ですが、外の喧噪から切り離され、席に着くとホッと心が落ち着きます。

品数は増やさず、１品１品を大切に作るお料理

提供するメニューは、サンドイッチやパスタ、ピザが中心です。

もともと外食産業で働いていた、という店主の蔵さん。当時は自らも厨房に立ちながらさまざまなお店を食べ歩くのが仕事でした。自分のお店を開店するにあたり、ひとりで切り盛りできるようメニューの数を厳選、そのぶん１品１品を本当に満足してもらえるものに、と味にこだわったのだそうです。

そんな自慢の料理に、ドリンクとサラダがセットになる、お得なランチタイムは見逃せません。

メニューの中で、老若男女を問わず、多くのファンを持つのが「自家製ハムのサンドイッチ」。

低温でじっくり煮込み、数日寝かせて味を染みこませたハムはしっとり柔らか。シャキシャキのレタスとトマトの酸味を、パンに塗られたクリームチーズが程よい塩気で包み込みます。食パンと五穀パンをセット使いすることで、味の深みもアップ。食べやすいよう紙に包んでくれているのも、うれしいポイントです。

日替わりの付け合わせにもこだわっており、この日はさつまいもをビネガーと白ワインで煮込んだ「さつまいものスカペーチェ」がセットに。肉と野菜がバランス良くいただけます。

丁寧に淹れたドリップコーヒーを使ったゼリーも

かつて横須賀の街にあったコーヒーの有名店で、働きながら身につけたというドリップ技術で淹れるコーヒーは、ハワイ・オアフ島産のコーヒー豆を熟成させて作ったブレンド。芳しい香りとすっきりとした後味が魅力です。

食後のデザートとして、この本格コーヒーを使ったほろ苦いコーヒーゼリーに、たっぷりのアイスを乗せていただくのも格別。

朝から夜までオープンしており、好きな時間に訪問できる使い勝手の良さも同店の魅力。ランチに、デザートに、そしてディナーに。とっておきの隠れ家として使える一軒になりそうです。