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ユーミンの名曲に学ぶ「振られても相手を見返すことはできない」という現実

  • 2015.3.24
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ちょっぴり昔の名曲になりますが、私は松任谷由実さんの「DESTINY」という曲が好きです。中学生の頃に母が聴きながらクスっと笑って「お母さんこの曲好きなの」と言っていたのをきっかけに知ったのですが、何度聴いても飽きません。この曲の歌詞には「女の失恋の傷」がぎゅっと詰まっていて、女性の強さと弱さの両方を垣間見ることができます。

もし「最近好きな人に振られて……絶対に見返したい!」という人がいれば、ぜひ聞いてみてください。悲しみから立ち上がるヒントをもらえるかもしれません。

失恋の正しい立ち直り方は「美しくなること」?

この曲は、女の子が大好きだった彼にフラれてしまうところから始まります。おそらく彼にほかの好きな女の子ができたか、浮気相手のもとへと去って行ってしまったのでしょう。それからというもの女の子は、

<冷たくされていつかはみかえすつもりだった それからどんな人にも心をゆるせず>

傷ついてしまったあまり、なかなか人に対して心が開けなくなります。つまりは新しい恋に進めない状態が続くわけです。そして何よりもまず「いつか彼を見返してやろう」と決意します。そして、

<それからどこへ行くにも 着飾ってたのに>

という歌詞の通り、いつ元彼と会ってもいいように、精一杯着飾って自分を美しく磨く日々が続きます。「元カレを見返すため」に可愛くなる努力をしていました。

「再会したい」と思っているのはまだ未練があるから

というわけで、いつか元彼と再会する日を願って、いつも美しく身なりに気を遣っていた女の子。ところが残酷なもので、うっかり気を抜いていたときに元彼とばったり再会してしまいます。

<どうしてなの今日にかぎって 安いサンダルをはいてた>

もしかするとコンビニでアイスを買うとか、近所にゴミ出しに行くとか、そういう小さな用事があったのかもしれません。まさか元彼とそんな場所で会うなんて思っていない女の子は、絶望します。「いつも可愛くしているのに、なんで今日なの……どうしてこんな安いサンダルを履いているときに会ってしまうの……」。女性なら痛いほどその気持ちがわかるはずです。大好きだった彼に振られ、見返すことだけを目標に美しくなろうと決め、努力を重ね、ようやく会いたかった彼と再会できたと思ったら絶望的な恰好をしていた……と。

「見返そう」と思っているうちは生傷

そんなわけで安いサンダルを履いて元彼と再会したときに、女の子は思います。

<今日わかった むなしいこと むすばれぬ悲しいDestiny>

と。別れてしまった彼を見返すことだけを生き甲斐にしていきてきた、これまでの自分をふり返って「むなしい」と感じた女の子。そして「私はどんなに頑張っても彼とは結ばれない悲しい運命にいるのだ」という現実に気づくのです。

どうでしょう? 復讐心ゆえに美しくなろうとするのは気休めにしかならず、「見返してやる!」と思っているうちは未練をまだ持っているのです。でもきっと、この女の子は現実を受け入れ、むなしさやつらさを感じたぶん幸せな恋愛をするはずです(願望)。

DESTINY JASRACコード 097-0782-4