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住宅ローン借り換えを徹底比較!実質金利が比べる上で重要なワケとは?

  • 2019.7.3
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一生の中でも最も大きな買い物となる「住宅購入」。住宅購入時に住宅ローンを組み、長期間をかけて返済していく方がほとんどではないでしょうか。

しかし、ローンを組んだ時には問題ないと思えた返済額も、家族のライフスタイルが変わったり、毎月の管理費や固定資産税といったローン以外の支払いが当初の想定より多かったりすると、支払いが大変と感じるようになる方もいらっしゃるかもしれません。

高額を借り入れて長期間に渡り返済していく住宅ローンは、少しの金利差であっても返済に大きな差ができます。例えば3,000万円を借り入れた場合、金利1.5%では毎月91,855円、総支払金額は38,579,013円ですが、金利2.5%では毎月の支払額が107,249円に、総支払金額は45,044,195円に跳ね上がります。

フラット35なら、どの銀行でも金利は同じ?

フラット35の公式サイトを見ていただくと、民間の住宅ローンとは違う部分が一点あることに気づかれるかと思います。その違いとは、金利の表示が「○.○○%~△.△△%」となっていることです。

この表示幅は、別に金利適用期間の違いでも金利適用月の違いでもありません。これは、「提携している金融機関はこの幅の中のいずれかの金利を、借り入れ金利として提示します」という表示になります。

つまり同じフラット35であっても、提携しているどの金融機関を選ぶかで借り入れ金利が違ってしまうのです。

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提携金融機関の一覧をよく見て、自分に合った金融機関を探そう

フラット35を扱っている金融機関は、全国300以上もあります。その中から、なるべく低い借り入れ金利で自分に合った金融機関を探すには、フラット35サイトに用意されている「取扱金融機関」の一覧から検索するのが便利です。

検索結果に表示された金融機関から、複数選択することで提示されている金利の他、融資手数料なども確認できます。その情報を基にご自身の価値観と照らし合わせて、契約する金融機関をお選びください。

同じ銀行でフラット35からフラット35へ借り換えできる?

「すでにA銀行でフラット35を借りているけど、金利が下がっているから借り換えしたい。できれば融資手数料も低いA銀行で、また借りたいんだけど」こんな希望をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅購入時にフラット35で住宅ローンを借りてしまっている方も大丈夫、再度フラット35で借り換えを行うことができるのです。しかも、契約している銀行も変える必要がないのです。

実は弊社FPの2回の借り換えは、同じ銀行でのフラット35同士での借り換えだったそうです。住宅購入時は民間の住宅ローンを借りたが、その3年後により低い金利であるフラット35にB銀行で借り換えを実施したとのこと。

その1年半後、再度金利が下がったため「無理かな」と思いつつも、同じB銀行でフラット35への借り換えを申し込んだところ、何も問題なく借り換えることができたのです。

さらに言うと、2回目の借り換えはそれまでの返済実績があったためか事前審査がなく、本審査もとてもスムーズに終わりました。

フラット35をするなら楽天銀行がおすすめ!

フラット35取扱金融機関は多数ありますが、金利は各社さまざまです。その中でも、楽天銀行のフラット35(買取型)の金利は最低水準。また、申込書の請求から融資まで来店不要で完結するのでお忙しい方にもぴったりです。

住宅ローン借り換えの最終比較では、実質金利に注目!

さて、これまでは一般的な金利タイプの違いに注目して、借り換えを有利に行うためのポイントを説明してきました。ですが、これだけでは本当に有利な借り換えをするには、まだ足りないのです。

安い金利でも損してしまう理由

多くの方は、金融機関が提示する住宅ローン金利を現在の金利と比較して、それよりも低ければ借り換えをしようと考えます。公表されている金利の事を『表面金利』といいますが、この『表面金利』同士の比較では本当に借り換えすることが有利になるのかは、実はわからないのです。

それはなぜかというと、表面金利を基に算出した総支払金額には、借り換えを行う場合に必要な手数料や保証料、団体信用生命保険の保険料、金利固定期間終了後の金利上昇の影響といった「コスト」について、全く含まれていないからです。

借り換え時にかかる手数料や保証料などの費用は、各金融機関が独自に決められるため大きな差が出ます。また、団体信用生命保険の保険料を毎月の返済とは別に支払う場合、当然総支払金額にその分上乗せとなります。

そのため、借り換え後に最終的に支払う金額がいくらかを比較する必要があり、その比較には、表面金利にコストを加えて出した金利=『実質金利』を使う必要があります。

仮に以下2つの異なる住宅ローン金利について、実質金利で比較した場合にどうなるのかシミュレーションをしてみます。

※比較条件:借入金額3,000万円、返済期間:30年(全期間固定金利)(単位:万円、1万円以下四捨五入)

※「団体信用生命保険 保険料」は、住宅金融支援機構 機構団信特約料シミュレーションから概算

このように、借り換えの際にかかる手数料や保証料といったコストの金額によって、表面金利での差は簡単に逆転してしまうことがわかります。

借り換えた際に手数料や保証料がいくらかかるのかは、各金融機関のサイトや問い合わせ窓口で確認することができます。ちょっとした手間をかけることで今後支払う金額に大きな差が生まれますので、忘れずに確認をしてみてください。

また、実質金利には含まれませんが、住宅ローンを借りることでセブン銀行ATMからの預金引き出しにかかる手数料が無料になる特典を提供している金融機関もあります。こういった特典も家計の助けになりますので、注目してもよいでしょう。

住宅ローン借り換えの比較に関するまとめ

長期間、かつ、高額な支払いとなる住宅ローンですが、『借り換え』という手段を取ることで返済額を抑え、家計にゆとりをもたらすことができます。

『借り換え』を検討する際には、自分の状況に合わせた金利タイプが何か、手数料などを含めた総額がいくらになるのかをきちんと確認し、多くの商品の中からご自身に合った住宅ローンを見つけ出してください。

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