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女性の憧れから男性も憧れる「シャネル」コスメ 26歳男性記者がトライ!

  • 2019.6.26
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近年、メンズコスメ市場の過熱ぶりに並々ならない勢いを感じています。国内ではメンズコスメを中心に商品を展開する「バルクオム(BULK HOMME)」や「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」が日本の市場を先導しています。海外ブランドでは昨年、「シャネル(CHANEL)」がメンズコスメを発表して大きな話題になりましたが、今年に入っても3月に「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」が肌をカバーするグルーミング製品を含むメンズスキンケアラインを、8月には11年ぶりに「アルマーニ(ARMANI)」がメンズスキンケアを発売するなど、ラグジュアリーブランドもこぞって熱を入れています。男性の美容への関心の高まりも相まって大きな動きが見られる年の予感がします。

筆者(26歳男性)はというと4月にWWDビューティ編集部に異動となり、やっと3カ月。知識のないまま異動した当初より、美容やトレンド、ビューティテックなど業界への理解が少しは深まったように感じます。しかし、いくら知識として男性なりに吸収しようともコスメはあくまで女性のもの。どこかでそんな風に線引きをしている自分がいました。

出版業界に飛び込み環境も激変し、不規則な生活習慣から来る慢性的な肌荒れ、ハリの減少など、入社当時の心身のフレッシュさはなくなり、帰省の度に両親に「また老けたね」と言われるほど。

そんな折に、昨年話題をさらった「シャネル」がメンズコスメのポップアップイベントを阪急メンズ東京 1階で開いていると聞きさっそく行ってきました。バーバーをコンセプトにした会場では、同ブランドのメンズ向けビューティアイテムを自由に試すことができるほか、無料のメイクアップ体験や理容師によるグルーミングアドバイスなども実施しています。

ということで「シャネル」のメンズメイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル(BOY DE CHANEL)」を実際に体験してきました。

人生初のメイクは“健康的で少しワイルド”

担当してくれたのは男性の美容部員さん。事前に美容部員さんに “ほんのり薄っすらメイク”か“健康的で少しワイルドなメイク”とどちらの仕上がりを希望するか聞かれ、一瞬前者を口にしそうになりながらも自分自身のメイクへの抵抗感を失くすという思いも込め、“健康的で少しワイルドなメイク”をお願いしました。「シャネル」の乳液で肌を整えていざメイクスタートです。

まずはファンデーションを肌の色に合わせて頂き、タッチアップ!人にここまで顔を触られるのも初めての経験でしたが、ひんやりとしたファンデーションが肌になじんでいくのは気持ちよかったです。この時点で血色の悪い僕の肌も見違えています。思わず笑ってしまうほどの変化です!この仕上がりを見た段階で僕の中の抵抗感はなくなっていました。僕は目幅が広く、目もとに疲れやクマが出やすいということも、美容部員さんにズバリ当てられ、「顔の作りでそんなことも分かるのか」と手相占いならぬ“顔相”占いに来た気分になりました(笑)。美容部員さんは終始、顔のパーツや肌を褒めてくれたので外面だけでなく精神性的にも自信が持てた気がします。ヒゲもファンデーションでカバーして頂き、男性特有の悩みを打ち明けられるのも良かったです。

いびつだった眉もアイブロウで整えて頂いたおかげでくっきりした印象です。「職業柄色んな場所に行くと思うので、カッチリした場面では少し濃いめに引いても良いと思いますよ」とアドバイスも頂きました。「ファンデーションを使用しているので顔をゴシゴシしないように気を付けてください」と言われていたのに、帰社していつもの癖で顔を水で洗いかけてしまい、ハッとわれに返りましたが時すでに遅し......。せっかくのメイクが崩れてしまいました。これもメイク初体験だからこそのあるあるですかねですかね。ウオータープルーフのアイブロウのおかげで眉だけは無事でした。

今回のタッチアップを通して個人的に思うのは、メンズメイクはスキンケアの延長線上にあるんじゃないかということ。肌の調子を整えるように、肌荒れなどの不調にはメイクでカバー、補正する。女性のように“華やか”に、“新しい自分”にというメイクではなく、あくまで等身大の自分を少し背伸びさせてくれるのがメンズメイクなんじゃないかなと思いました。

そう遠くない将来、女性の憧れの「シャネル」コスメから男性も憧れる「シャネル」コスメへと変わる日が来るような気がします。

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