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伊勢丹元社長の小柴和正氏が死去 「ファッションの伊勢丹」を打ち出す

  • 2019.6.25
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伊勢丹(現・三越伊勢丹ホールディングス)元社長の小柴和正氏が21日に急性腎不全のため都内の病院で亡くなった。88歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで執り行った。後日、お別れの会を開く予定。

小柴氏は1931年千葉県富津市生まれ。早稲田大学卒業後の53年に伊勢丹に入社し、93年に創業家の小菅家以外の出身で初めて社長に就任。92年に勃発した秀和とイトーヨーカ堂による伊勢丹の株式買い占めを阻止した。バブル崩壊後で百貨店の右肩上がりの成長が止まる中、「ファッションの伊勢丹」という経営理念を打ち出し、伊勢丹新宿本店の競争力を高めた。2001年の会長就任後は、武藤信一社長(当時)と共に08年の三越との経営統合を主導した。

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