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日常の食事を美味しく頂く、ル・ベル・オルディネール。

  • 2019.6.25
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5区のモンジュ通りの近く、人気パティシエCarl Marletti(カール・マルレッティ)のブティックにも近い場所に、Le Bel Ordinaire(ル・ベル・オルディネール)の左岸店がオープンした。10区のパラディ通りにエピスリー&カーヴ・ア・マンジェというスタイルで話題となったル・ベル・オルディネール。左岸店はエピスリーコーナーが10区に比べるとこぢんまりで、コンテンポラリー・ブラッスリーと謳っている。それまでおいしく食べて、おいしく飲んでという店がなかった界隈なので、このオープンに近所の住民たちは大喜び。これほど魅力的な場所を、住民だけに独占させておくわけにはいかない。

常連ひとり客が愛用するカウンター席。

奥には天井からの自然光が差し込むスペースが。

グループや相席客が食事を楽しむ大テーブル。これからの季節、テラス席が奪い合いとなるだろう。

シェフはかつてLes ClimatsやPorte 12で経験を積んだ若きクレモン・ドゥ・ラ・ジョンキエール。パーマカルチャーおよび小規模生産をリスペクトする彼は、季節の新鮮な素材をもとに毎日せっせと味わい深い料理を生み出している。それゆえ自然とメニュー内容はしょっちゅう変わる。でも、必ず言えることはお皿の中がとても美しいこと。テーブルに運ばれた料理は、まず見た目で食欲をそそる。そして、前菜からデザートまで、何を食べてもおいしいので、また来よう!となる。

ある日のランチの前菜から。左はインゲンとチェリーとブラータ・アイスのサラダ。右は酢漬け人参とカブを添えたレンズ豆のサラダ。どちらもクラシックな前菜を見事にいま風にアレンジしている。

ホワイトアスパラガスにグリーンソースが映える。

本日の魚料理から。

フィレ・ミニヨンの小ジャガイモ添え。

ある日のランチのデザート。ヤニック・コロンビーのチェリーのクラフティ、ヴェルヴェーヌのアイスクリーム添え。チェリーの味を引き出す、甘すぎないクラフティにキャラメライズしたピスタチオ、かりっと揚げたヴェルヴェーヌの葉がテクスチャーをプラスする絶品!

ハーブのシャーベットを添えた、個性的なビジュアルのレモンタルト。パティスリーはピエール・ガニェールなどで修行したジン・スンが担当している。ランチタイムは、前菜+メイン、メイン+デザートで21ユーロ、前菜+メイン+デザートで26ユーロ。ディナーはアラカルトで前菜が9〜12ユーロ、メインが18〜32ユーロ、デザートは9ユーロ〜。

エピスリーコーナーに並ぶのは、特殊な珍しい味というより、普段の食卓の味をアップするのに役立つ調味料やパスタ、チーズ、ハム類。そしてワインだ。最近入荷したのは、保存剤も着色料も含まないMarc Peyreyのトマトケチャップ。食事のついでに、こうした厳選された品の中からお土産調達をするのも楽しい。また、このエピスリーに並ぶ品はランチとディナーの間のスナッキングメニューに並んでいるので、食べておいしい品を買って帰る、というのもいいだろう。

エピスリーコーナー。

料理の味を格段にアップするフルーツやハーブのビネガー。

保存のきく品はお土産に最適だ。グラノーラ、ジャム、チョコレートなども扱っている。

スナッキングメニューはエピスリーの品から(6〜14ユーロ)、グラスワインとともに。

Le Bel Ordinaire Rive Gauche5, rue de Bazeilles75005 Paristel:09 81 11 72 78レストラン:営)12時〜14時30分(ランチ)、15時〜19時(スナッキング)、19時〜22時(ディナー)休)日月エピスリー:営)10時〜20時30分(日〜15時 )休)月火ランチ:前菜+メイン、メイン+デザート21ユーロ。前菜+メイン+デザート 26ユーロ。ディナー:前菜9〜12ユーロ、メイン(18〜32ユーロ)、デザート(9ユーロ)www.lebelordinaire.com

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