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避暑地とデトックスを求め、こだわりの宿へエスケープ。(Rieko Kosai)

  • 2019.6.25
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避暑地とデトックスを求め、こだわりの宿へエスケープ。(Rieko Kosai)
2019.06.25 13:30
まだ夏のバケーションをどこで過ごすか決まっていない、短い休暇でも心からリフレッシュしたい。そんな人にお届けしたいのが、日本の豊かな自然の中で過ごすリトリート旅です。築150年の古い温泉旅館をモダンにリノベーションした素敵な施設で、心身ともに癒されて。

ここ以上に美しい露天風呂は見たことがありません!


越後湯沢からさらに北へ約10km。里山十帖は豊かな森林と美しい棚田の広がる、新潟・魚沼の地にあるお宿です。夏のバケーションに最適と言える理由はたくさんありますが、簡潔にいうとそのロケーションと食。特に都会の忙しい暮らしから離れてほっと一息つくにもってこいの場所です。


多くある魅力の中で強いてナンバーワンを挙げるとすれば、日本百名山の巻機山を臨む眺望の素晴らしい温泉でしょうか。


今の季節なら、青々とした山脈と森林を眺めることができますし、冬からゴールデンウィーク明け頃までは碧空に抱かれた白銀の世界を眺めながら、とろけるような泉質の湯で全身を思う存分癒すことができます。湯の花の浮かぶ暖かいお湯に浸かり、脚をゆったりと伸ばし深く深呼吸しているだけで、心と体がこの上なく喜んでいるのを感じます。

新しいアプローチで古き良き文化を愉しむ。


里山十帖でのアクティビティとして見逃せないのが、この素晴らしいロケーションと季節折々にみせる土地の魅力を存分に活かしたイベントの数々。私が訪れたときには、茶人の松村宗亮さんと陶芸家の金理有さん、書道家の万美さんの3人のコラボレーションによる、アバンギャルドな茶会が催されていました。


お茶を振舞ってくれたのは、SHUHALLYの庵主で裏千家茶道准教授の松村さん。「茶の湯をもっと自由に!もっと愉しく!」というコンセプトで活動しており、その名の通り「守破離」をモットーに現代のライフスタイルに合う茶のかたちを提案しているのだそう。


特別に設営されたかまくらBARでは、金さんが地酒を振る舞うおもてなしも。新作の「白」のシリーズのぐい呑みで楽しませていただきました。雪の結晶のように輝く奥行きのある色合いが魅惑的……! どうしても欲しくなり、同じ「白」シリーズのお茶碗をゲットしました。

奥山のリトリートな施設で心身ともにリフレッシュを。


ダイニングでは日本の食文化を堪能できるオーガニック&デトックスなお食事がいただけます。伝統野菜や南魚沼のお米、いくつもの発酵食品、天然醸造の調味料など、こだわりが詰まったディナーでした。朝食にも、たくさんのおばんざいが取りそろい大満足。


私が滞在した客室も檜の露天風呂付きでしたが、他にもファミリー用のメゾネット(独立した露天風呂付き)や畳の部屋など全13室があり、どのお部屋も国内外の上質なインテリアを配したコンフォートな空間となっています。


7月には恒例のぎおん柏崎まつりの花火大会もあり、たいそう素晴らしいのだとか。この夏は日常の慌ただしさと酷暑からエスケープし、自然の恵みを存分に味わってはいかがでしょうか。

里山十帖
http://www.satoyama-jujo.com

Rieko Kosai

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