人生をポジティブに変える「意図」の力とは

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意図を定めよう

ヨガの練習は自分の視点や生き方を、素早く深く観られるレンズにもなる。本質的な変化は、自分の意図に思考と呼吸と身体を合わせていれば、自然に起こり始める。

「意図 (intention)」は、目標、注意、目的を意味する13世紀の古フランス語 ententeに由来している。この古語は、現代の日常生活においてもその本質的な価値を伝え続け、意図を持てばデジタル機器で注意力が散漫な状態から目標に集中できることを私たちに気づかせてくれる。

目的とは違い、意図とは結果を意識せずに夢や決意のために行動しようと決めることだ。意図を定めると、考えや言葉や行動のすべてに達成したい目的がすりこまれ、日々のあらゆる瞬間において進む道が明らかになる。このシンプルな練習は結果優先の在り方から離れ、無理なく本質的にありのままの人生を受け入れる機会を与えてくれる。結果をコントロールしようとせずに、途中の過程を信頼しながら未知なことも受け入れていると、意図が自然に発展するスペースが生まれ、まわりの世界と共に広がっていく。

ヨガマットは、安全にいつでも意図をうみだせる場所だ。マットの上で意図を定めたら、あとは一番高い目標に向かって呼吸と動きを集中させればいい。意図を一つの言葉や誓いにまとめ、念頭に置きながらポーズを実践すれば、ヨガ練習は“動くマントラ”になる。つまり、ポーズを“容れ物”と見立てて、目的に向かうためのエネルギーを流し込んでいくのだ。

マットの上での動きや呼吸のほとんどは、自分でコントロールできる。つまり、停滞したどんなエネルギーも自由にどこにでも流せるというわけだ。結局のところ、エネルギーというのは失われたり、生み出されたりしない。単に変容するだけだ。ヨガクラスを受ける度に一番高い目標を設定し、そのように何度も特定して繰り返すことで効果は上がっていく。まずは自分の本当の望みを確認することから始めよう。逆に意図するものが大きすぎると、見るものも広くなりすぎて、練習で気が散ったり、不安定になったり、焦点がぼけやすくなる。シンプルに決意を一つに絞れば、意図が秘めるパワーを増幅できる。

それぞれのポーズの特性に応じて筋肉や骨を適応させるのには時間がかかる。それと同様に、一番高い目標に向けて思考の習慣や癖を変えるようにマインドに教え込むのにも時間を要する。だが意図的にアファメーションを続ければ、毎日生じる恐れに基づいたネガティブな思考から、よりポジティブで愛に満ちた思考に焦点を移せるようになる。

ヨガクラスの中で意図を決めて観察するのは、失敗しようがないほどシンプルで簡単だ。まずはマットの上にのり、身体が発する合図や誘いや感覚を観察しながら、ありのまま誠実にうけとめよう。つい忘れがちだが、智恵とはデータや外部から簡単に入手した知識の寄せ集めではない。内なる智恵や直感は、私たちが思う以上に多くのことを教えてくれる。

そしてマットの上で、ここは自分の聖域だと確認したら、マインドをクリアにして意識を一点に集中させる。練習が進むにつれ、マインドが今この瞬間の経験からあなたを連れ出そうとすることに気づくだろう。そんな時は意図に集中しよう。あなたを案内する光となって意識が身体に戻るように導き、“今”この瞬間にいる至福感をもたらしてくれる。いったん意図を定めれば、マットから離れてもグラウンディングや集中力、気づきを感じられるようになる。そのような変容やグラウンディングの感覚があれば、それはまさに毎日、毎時間の単位で私たちに変化が起きているというサインだ。

ヨガハワイマガジン
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ヨガの練習は自分の視点や生き方を、素早く深く観られるレンズにもなる。本質的な変化は、自分の意図に思考と呼吸と身体を合わせていれば、自然に起こり始める。ヨガを練習しながら意図を定めて目的に向かう術に磨きをかけるうちに、日々の生活の中でもそれを実践できることに気づくだろう。

まずは毎朝、意図を定める儀式から始めよう。目を開ける前、あるいは床に足をつける前に、感謝したいものに意識を向け、一番高い目標を明確にし、導きを求めよう。この簡単な練習で、その日一日のエネルギーのリズムを整えることができる。さらに意図や希望、夢のすべては充足した状態からもたらされるとわかるだろう。意図の宣言は、この上なくパワフルな行為だ。今この瞬間に発する言葉のエネルギーを通じて、文字通り未来を組み立てることができる。毎朝、恐れずに意図や、最も深い願望を言葉にすれば、人生で関わる人々と共にこれらの望みをもっと分かち合えるようになるだろう.

また常にポジティブなことに意識を向けていると、経験するものも同様にポジティブな性質に変わる。特に予想外の出来事に対する反応や応答の仕方が、より受容的になる。自分や身の回りで日々起こることは制御できなくても、自分の思考については完全にコントロールできるようになる。そしてそのように調えられた思考が言葉や行動、最終的には意図に対して直接働きかけるのだ。マットの上でも、ベッドの中でも、朝のコーヒーを飲みながらでも、いったん意図を定めたら、何度も根気よく練習しよう。思考に意識を向けて最高の目標を定め、自分の意図を世界に向かって発信すれば、すべてが可能になることがいずれわかるだろう。

この記事を書いたのは…ケイリー・クラッソン
500 E-RYTパワーヴィンヤサティーチャー。ウェルネスコーチとして、世界中のプロレベル、オリンピックレベル、大学レベルのアスリートたち数百人を指導している。彼女のレッスンは、動きと霊的探究とのバランスを重視したシークエンスを特徴としている。

ヨガハワイマガジン/「Setting an Intention」

by Kaley Klasson
Models: Kaley Klasson (Front), Phvong Waltors, Courtney Wexler, Rhea Vega, Melinda Quesenberry, Cheryl Davidson, Krisha Arnobit, Christina Pierce, Nicole Triviston
photo by Eric Rosso
translation by Sachiko Matsunami

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