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「声を荒らげる」って正しく読める?なんと正解率は11.4%、もはや絶滅危惧種!?

  • 2019.6.21
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「声を荒らげる」…あなたはなんと読みますか?古来の日本語に目を向けているのは、大人だけではないようです!

今回、シンプルですが超難問なのです。

「言葉遣いが古い」と指摘されたら、あなたはどう感じますか? 自分が自信をもって使っている正しく美しい古来の言葉、と胸を張って使い続けますか? それとも、イマドキの感覚も取り入れないとダメね、と、改めますか?

どちらが正解、ということは言えませんが、今回は、文化庁の調査でとても意外なデータの出た「声を荒らげる」という言葉をおさらいしながら、言葉遣いについて考えてみたいと思います。

Respect(尊敬される)女性から、Shame(残念な)女性にならないために、自身の言葉遣いや姿勢を、今一度見つめ直してみましょう。

というわけで、クイズです。

【問題1】

「大きな声を出す」を意味する慣用句『声を荒らげる』の、”荒らげる”の読み方は、以下のどちら?

1:あららげる
2:あらげる

文化庁の『国語に関する世論調査』(平成22年度)で、正解率11.4%だった超難問です! あなたは正解できますか?

正解はどちら?…迷いますね。

正解は… 1:あららげる です。あらげる。らが2回続きます。

文化庁の調査では「あらげる」と答えた方の割合が圧倒的に多い、という結果の出たこの言葉。テレビやラジオなどの放送では「あららげる」「あらげる」、どちらの表現も共に採用されています。

その理由は、

伝統的な言い方である「あららげる」よりも「あらげる」という、俗な言い方の浸透度が高くなったことと、声に出して言う際には「あらげる」のほうが言いやすいこと。

そこで放送上は「あらげる」も使用可、となったようです(参考文献:『NHK ことばのハンドブック』NHK放送文化研究所 編)。

しかし、新聞では今も「荒(あら)らげる」という表記に統一することになっており、「荒(あら)げる」とは表記しません(参考文献:『記者ハンドブック 第13版 新聞用語集』共同通信社)。

どちらにしても【問題1】で聞いているのは「慣用句」であると同時に、「荒」という漢字は「アラ」とは呼んでも「ア」とは読まないので、「荒らげる」の読み方を問うこの問題の正解は、「あららげる」になります。

【問題1】の正解は「あららげる」だけです。

しかし、放送用語として「あららげる」も「あらげる」も採用されている、という点で、もはや話し言葉でどちらを使用するかは、使う人の気持ち次第、という感じですよね?

それにしても面白いのが、この言葉に関する文化庁の調査データです。正解率11.4%というのは全年代の平均値なのですが、なんと、30代~60代以上の正解率より、10代、20代の正解率のほうが高い、という結果になりました。特に20代では、全年代平均値の約2倍、20.7%の正解率が記録されています。

学校などの試験経験と近しい年代ゆえ、という見方もできますが、若い世代に、古来の日本語表現を大切に思う人口が増えている、という見方も考えられます。古い言葉遣いを「ダサい」と思うのは若い人、と思いこんでしまいそうですが、実は違うのかもしれません。

さて、大人の女性としては、「あららげる」と「あらげる」、どちらを自分の言葉に致しましょう? 言葉遣いに対する姿勢を、改めて考えたくなりますよね。

…というところで気分を変えて、頭をやわらかくする体操をいたしましょう! もう一問、クイズです。

【問題2】

以下のふたつの言葉は「声を荒らげる」と同義語(意味が同じ)です。〇の中に、共通する「漢字1文字」を入れてください。

「〇声をあげる」
「〇号する」

〇に入るのは、どんな漢字でしょう?

〇に入る共通の漢字一文字は?

正解は…「怒」です。

「怒声(どせい)をあげる」「怒号(どごう)する」、どちらも「大きな声を出す」という意味で、「声を荒らげる」の同義語になります。

どちらも「大声を出す」という意味ですね。

同じ意味でも、表現できる言葉のバリエーションが多様な日本語。この国に生まれた私たちは、どんな言葉に気持ちをのせれば適切か、時に迷ってしまいます。

しかし、自分の言葉に自信を持って語る人物は、みな魅力的ですよね。言葉遣いに柔軟に向き合い、自信を持って会話できる、素敵な大人の女性で参りましょう!

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