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福士蒼汰インタビュー①「憧れの岡田准一との共演で感じたこととは」―『ザ・ファブル』6月21日公開!―

  • 2019.6.19
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6月21日に公開を控えた『ザ・ファブル』で、岡田准一さんが演じる主人公・ファブルを執拗に追い詰めるフード役を演じた福士蒼汰さん。福士さん自身が「憧れの人」と話す岡田さんと、アクションシーンでの共演も念願叶った本作。豪華な共演陣との撮影現場で、福士さんは一体何を考えていたのでしょうか。

岡田准一さんは何でも相談できる安心感のある先輩

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——映画『ザ・ファブル』の公開を控え、撮影現場の様子はいかがでしたか。

撮影時は夏だったので、とにかく暑かった印象です(笑)。今回、主人公・ファブルを演じる岡田准一さんと、アクションシーンでは対等な実力のキャラクターとして、見ていただいている方に「どちらが勝つんだろう」と思わせないといけなかったのでとにかく必死でした。岡田さんと共演して思ったことは、もうとにかくすごい! さすがとしか言いようがありませんでした。

——岡田さんとは、『図書館戦争』以来2度目の共演になりますね。

岡田さんと最初に共演したときは19歳。すごく優しく接してくださって、今もその関係性は変わらないのですが、今ではよりアクションのことや役者として自分が悩んでいることをストレートに相談できるようになりました。岡田さんは、何か聞いたら絶対返してくれるという安心感があるんです。年上の男性と過ごすことはあまりなかったので今でもまだ緊張はするのですが、素直になれる先輩です。

僕自身も「面白そうだからやってみよう」という性格

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——相棒役のコードを演じたのは木村了さんでしたね。

木村了さんは、舞台『髑髏城の七人 Season月』一緒に稽古をして、今回は同じタイミングでアクション練習をやっていたので、ご飯に行くなど、仲良くさせていただいています。自分より5歳年上なんですが、現場では自分が撮影の合間にふざけているのにも付き合ってくれるんです! 良いお兄ちゃん的な存在の木村さんが相棒だったので、とても良い空気感の中で過ごすことができました。

——今回のフードは、主人公・ファブルを殺そうとする“悪役”ですが、悪役を演じるのはいかがでしたか。
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正義の味方やヒーローは守るべきものがあるから、表現にも制限がかかる部分があります。それも面白いのですが、悪役はその制限が少ない分、表現の幅も広くなって楽しく演じさせていただきました。

——フードに共感を感じる部分はありましたか。
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自分が演じたフードは、原作を読んでいてもとても難しいキャラクターで、江口監督と相談しながら、原作から想像を膨らませて役作りをしました。

楽観的なところは、自分も似ているのかなと思います。「熟考して満を持して行動する」というよりは、「面白そうだしやるか」と感覚的に行動していくようなところは共感できます。ただ、フードがファブルに執着したように、誰か一人の人に他のことを忘れてしまうくらい執着する……というのは、自分にはできないかなとも思います。

岡田さんの肉体美は……劇場で!

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——福士さん自身が憧れたり、追いかけていたりする存在は、実際にはいらっしゃるのでしょうか。

岡田准一さんは共演した19歳の時から変わらず尊敬している役者さんの一人です。岡田さんこそ物事を突き詰めてやっていらっしゃる方だと思います。同じ先生について同じ格闘技をやらせていただいたことがあって。2時間も稽古をしたらふらふらになって動けない……と、非常にしんどいのですが、岡田さんは全くそんなことはなく。インストラクターの資格を持っていらっしゃるぐらい、ストイックに取り組まれていらっしゃいます。

——劇中では、そんな岡田さんの肉体美も披露されますが。

岡田さん、結構脱いでいましたよね! 原作でも、ファブルは脱いでいるシーンが多かったので「どこまでやるんだろう」と思っていたら、全部再現されていました(笑)。その肉体美は、ぜひ劇場で観ていただきたいです。

『ザ・ファブル』6月21日公開!

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凄腕の殺し屋“ファブル”ことアキラの、1年間の危険な休業生活を描いた南勝久による「今、いちばん面白い」と評判のコミックが、海外と日本のトップクリエイター陣によって衝撃の映画化へ!

主人公=アキラには、多くの巨匠達に愛され、今や日本を代表する実力派俳優となった岡田准一。『SP』『図書館戦争』シリーズなどで見せた、俳優の枠を超えた高い身体能力は誰もが知るところだが、本作ではさらに磨きをかけた肉体とその俊敏性で、超絶アクションを存分に披露。同時に振り切れたコミカルな演技で、アキラの愛すべき二面性を魅力的に映し出す。

アキラの陽気な相棒=ヨウコには木村文乃、アキラが初めて出会う“一般社会の住人”の女性=ミサキに山本美月という2人に加え、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、佐藤二朗、安田顕という豪華俳優陣がそれぞれ個性的すぎるキャラを熱演。そして岡田とは初共演となる佐藤浩市が、アキラを殺し屋として育て上げたボス役で出演しているのも見逃せない。

監督はCM界でその名を轟かせ、本作が3本目の映像作品となる江口カン。
そこに海外から招へいした世界的アクション監督と、日本トップクラスのアクションチームがタッグを組み、岡田と共に世界基準のアクションを目指す。

殺しを封じられたアキラは、一般社会の<日常>や<普通>をまったく知らない。
そんなギャップ萌え甚だしい主人公が、初めて見つけた“殺しの力”の意外な使い道とは――?
ド肝を抜くアクション、ハッピー過ぎる笑い、最後はまさかのグッとくるドラマまで用意された型破り救出ミッションエンターテイメント。2019年夏、かつてない興奮に震えること必至の、最強エンターテイメントが誕生する!

撮影/塩谷哲平(t.cube) スタイリスト/壽村太一 ヘア&メイク/高橋幸一(nestation) 取材・文/平井莉生

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