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メンタルトレーニングによって心と体が強くなった。女優 依吹怜

  • 2019.6.17
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Women's Health

週1~2回の朝ラン、体を仕上げたいときは週2回のスイム、週1回のパーソナルトレーニングと、仕事の状況にもよるが、ほぼ毎日体を動かしている女優の依吹怜さん。“運動=心地よさ”を大切にする彼女の場合、運動は多くても1日1回と決めている。

⼤⼈になっても体を動かす理由は、自分のメンタルを⼀定に保つため

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「最近では舞台やテレビのロケなどが中心の生活ということもあり、フィジカルもメンタルもどちらも結構ハードなんです。だから、体力では、小さいころからやってきたスポーツ経験によって助けられる部分も多くあります。メンタル面では高校の時のバレーボール部で学んだメンタルトレーニングが本当に生かされています」

依吹さんの通っていた高校は、公立学校。強豪校にも関わらず、授業を休んでまで練習時間に費やすような部活ではなかった。だからこそ、効率よく本番で勝利をつかむためにメンタルトレーナーを導入したのでは、と言う。

心だけでなく、体も強くなるのがメンタルトレーニング

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「14年前にしてはだいぶ早い教育でしたね。例えば、あと1点で勝負が決まるような状況でいかに攻められるかをトレーニングするんです。“ここで自分はサービスエースを狙って打ち、ボールが人の間に落ちて、自分たちが喜んで、みんなでハイタッチしている”って言葉にだして具体的にイメージするんですね。いい状況を潜在意識に植え付けられるようになるトレーニングをするんです。当時は周りによく気持ち悪がられたりしましたけどね(笑)。でもイメージを持つことって本当に重要で、そのおかげで、本番で心がブレずに、余計な力が入ったりせずに集中できたんです。体がリラックスして、練習通りに反応できるようになるというか。死ぬ思いでやっていた中学のバレー部とは真逆で、高校は練習中もみんな笑顔。スポーツって、楽しいものなんだなって教えてくれたのもメンタルトレーニングです」

汗をかくと気持ちがすっきりして前向きになって、⾃分のことを好きでいられる。そんな風にスポーツに対して前向きに思えるようになったのもこのころから。

がむしゃらに頑張ることだけがすべてじゃない

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「それでも根はストイックな性質なので、自分の考えと違うことに対して、耳を傾けられるようになれるまでには時間はかかりました。ミステリーハンターや旅サラダなどのレポーターとして仕事でよく海外に行くようになってから、少しずつ価値観は変わっていきましたね。別に、正解はひとつじゃないんだって。いろんな生き方、考え方があって、むしろみんなが違いを受け止め合いながら世界の人たちは生きている、って思うようになったんです。そう思えるようになってから、じっくりと考えられた機会が、初めてのフルマラソンのレース中だったんです。走っている間、長いじゃないですか。今までの仕事のこととか振り返り始めたんです。そしたら、どういう仕事をしたいか、ということよりも、どういう人間になりたいか、っていうのが大事なんじゃないかって気づいて。実はレースが終わったら、お芝居をメインでやれるように、仕事のスタイルを変えようとしてたんですけど、いったんリセットしてゼロから考えようと思い直したんです。日々に忙殺されたままで、大事なことを決めるのではなく、一度立ち止まって、自分をちゃんと俯瞰して、仕事以外の経験もインプットする時間が大事なんじゃないかって」

依吹さんはこれから、所属事務所を離れて、しばらく世界を旅することに決めた。そこで得られるものは、かけがえのない経験になると、イメージしている。

「これからどうなったとしても、これからの経験が絶対に、これからの人生に生きるはずって、思ってます」

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