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胸の大きさによって、エクササイズにも向き不向きがある!? その研究結果とは?

  • 2019.6.17
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Women's Health

胸の大きさとエクササイズの関係を調査した新たな研究結果が発表された。この研究では、胸が大きければ大きいほど、その女性の運動量は少ないことが分かったそう。この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

胸の大きさをキープするために、運動をするときは、高機能のスポーツブラをつけるなり、サポート力のあるタンクトップを着るべきなのは周知の事実。

この問題を掘り下げたのが、『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された1本の記事。スポーツ科学・医学専門誌『Journal of Science and Medicine in Sport』が発表した研究論文をもとに、胸の大きさが女性のエクササイズに与える影響を探っている。

この研究には、オーストラリアに住む18~75歳の女性355名が参加した。研究チームは、3Dスキャンで正確に測定した胸のサイズに応じて、それぞれの女性を小・中・大・特大の4グループに分類した。

研究チームが各グループに対してアンケートを実施したところ、胸のサイズが大きくなるにつれ、女性の運動量が減ることが判明したそう。また、胸の大きい女性は、そのせいで衝撃の少ない運動(ウォーキングや水泳)すらしづらいと考えており、胸が特に大きい女性はジョギングすらめったにしないという事実が浮き彫りとなった。

しかも、そこには正当な理由が。

「女性の胸は安定感のない結合組織からできており、何にも支えられていない上に重いのです。だからブラをしていても、運動すると胸は動いてしまいます」と、『ニューヨーク・タイムズ』のライター、グレッチェン・レイノルズは説明している。

だからこそ女性はみんな、サポート力のある丈夫なブラを見つけるのに苦労する。前述の論文によると、衝撃の高い運動やランニングには、ブラを2枚重ねにして挑むという女性も多いそう。

そのような女性に研究チームが勧めるのは、ウォーターベースのアクティビティ。この研究チームのリーダーで豪キャンベラ大学准教授のセレステ・コルトマンは『ニューヨーク・タイムズ』に対して、「胸の大きい女性には、水泳やアクアビクスといったウォーターベースの運動がおすすめです。水の浮力で胸が下がりにくいですから」と語っている。

しかも、この研究に参加した女性調査員たちは、胸のサイズに応じたブラの選び方までまとめたそう。なお、この論文はこう締めくくっている。

「女性が運動する上で、胸の大きさは障害となり得ます。アクティブなライフスタイルに付随する健康上のメリットが得られるよう、あらゆるタイプと強度の運動に取り組む胸の大きな女性を支援する戦略が必要と言えるでしょう」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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