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不倫しない男性の見分け方を教えてください【ひとみしょうのお悩み解決】

  • 2019.6.15
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“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。

〜「Aさん 40歳」のお悩み〜

はじめまして。Aと申します。いつもフムフムと記事を読ませて頂いております。

私には6年不倫している男性がおります。彼の子供が成人する10年後まで待つ覚悟をし、彼に付いていこうと、彼も私に付いてきて欲しいと言い、覚悟を決めていました。しかし、1年前、彼が家を購入し、信じられなくなり別れる事に。

その時彼は、「全部Aと一緒になる為に考えてやってきたことなんだ。Aと一緒になる事だけをずっと考えている、いつまでも待っている」と言っていました。

別れた後すぐ、私は新しい彼と付き合いましたが上手く行かず、半年後また彼と会うようになりました。もしかしたらこの人とはずっと一緒にいる運命なのかも…と思いました。

しかし、その半年後の今、彼の浮気が発覚。6年付き合っていたうちの4年が二股でした。しかも現在進行形……。自分が本当に嫌になりました。

更に、私と別れた1週間後には、彼は新しい女性と付き合っていました。いつまでも待っていると言ったのに。

もう信じる事が出来ない……でも好き……の、負のスパイラルに巻き込まれています。いま浮気相手と別れても、この人はまた同じことをすると思います。

どうしたら彼と離れられるか……。苦しくてたまりません。しょせん、私も不倫相手だと分かっています。だから割り切って付き合うか離れるかなんだと思います。

別れた旦那も、不倫が原因で離婚しました。本当に人間不信になりそう……。どうしたら騙されず男性と付き合う事が出来るのでしょうか。不倫相手の話を真面目に信じた私が悪いのは承知しております。

浮気しない男性の見分け方、ご伝授頂きたいです。

〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜

こういうタイプの男性を好きになる女性って必ずいて、その中のひとりが、他でもない、Aさんだということですね。

浮気するような男とは絶対に付き合いたくないと思いつつ、そういう男に惹かれ、交際し、彼の浮気が発覚してもまだ彼のことが好き――だからこの手の男は、ずっと(おそらく死ぬまで)、ある意味では男としておいしい思いをし続けるのでしょう。

僕の身近にもそういう男性が何人かいますが(いましたが)、ひとりは非常に不幸なお亡くなり方しました。もうひとりは現在進行形で人生を楽しんでいるように見えますが、浮気相手が多いと、自分が言ったことの整合性をとるのが大変なようで、しかも彼は御年65なので、自分が言ったことを自分で忘れるようになり、僕は彼のことをそろそろかなと思っています。

僕は若い頃、浮気できるほどモテる男になりたいなあと思っていましたが、この歳になって、浮気男の「答え(さして心躍らない人生の末路)」を見聞きするようになって、やっぱり人は「正しく」生きないと天罰が下るのだなあ(だから正しく生きよう)、と思うようになりました。

さて、どうすれば浮気しない男を見分けることができますか?という質問の答えは、Aさんご自身が正しく生きるようになれば、見分けられるようになります、というものです。

相手の男性に伝わってしまっていること

Aさんの、その恋多き女っぷりとか、エッチが好きな好きっぷりって、相手の男にもれなく伝わっているんですね。だから「そういう」男しか寄ってこないし、おそらくAさんも「そういう」男にしか興味がないと思うんです。

「僕は大企業で経理部長をしていて、1円たりとも不正を許したことがないし、今後も会社のために滅私奉公するし、女性になど興味がありません。ましてやエッチなんか30年ほどしていません」みたいなマジメな男に、きっとAさんは興味がないでしょ?

つまり、あなたが、そういう男を、自然と呼び寄せているんですよ。浮気する男も同じですよ。浮気する男は、やっぱり美しくてエッチが好きで、それなりに聡明で、誰とエッチしたかを周囲に漏らさない慎重さを備えている女性が好きなわけです。そういう女性しか「テーブルに乗せない」のですよ。だから、彼はAさんと長きにわたって付き合ってきたし、あなたも彼と長い間付き合ってきたわけですよね。

浮気しない男性を見る目の養い方

つまり、現状は、Aさんがそういう男を好きになるクセがあるから、そういう男にしか目がいかないから、そういう男と、そういうことになっている、ということです。なにもAさんが、エッチ大好きなスケベな女性だという話ではないんです。僕の周囲を見ていても、もうそうとしか言えない習性を持っている男女が自然と寄り集まって、夜ごと、寿司屋やバーのカウンターで、ああでもない、こうでもないと言ってたりするんですよ。もうその店のカウンターに座っている男女は、みな兄弟、みたいな。

正しく生きるというのは、まずは、自分がどんな人と知り合いたいかを、自分で知ることから始まると僕は思っています。たとえば、少なくとも浮気しない男性と知り合いたいと自分は思っている、ということを、自分で知ることから始まると思います。

そしたら、人って、自然と、「そうありたい自分」を志向する(願う)ようになるんですよね。志向すれば、次第にそういう情報がAさんの周りに集まってくるようになります。そういう人が集まってくるようになります。

ネットには、浮気しない男性の見分け方というタイトルのコラムがたくさんあって、たいていは、誠実な男性とか、目標を持っている男性、財布を握らせてくれる男性など、毒にも薬にもならないこと(失礼!)が書かれています。

べつに間違っていることが書かれているとは思わないけれど、でも、人は自分がこういう人と出会いたいと思っている人としか出会うことができないという大前提の下で生きているわけですよ。そうでしょ?

だから、まずは、正しく生きたいと願うことです。そしたら、半年も経たないうちに、Aさんの周りの景色が変わってくるはずです。というのが答え1。

答え2は、そういう人が好きな人は、男女ともに、死ぬまでそういう人しか好きになれないから、そういう人として自分の生をまっとうしましょう、というものです。僕の「実地調査」から見ると、この答えのほうが僕はしっくりくるし、好きです。

いずれにせよ、願えば扉は開くし、どんなノウハウを持っていても、願わなければ扉は絶対に開かない――Aさんも僕もお互い40代なので、こういうオトナな答えで締めたいと思います。言っているニュアンス、伝わっていますよね?

(ひとみしょう/作家)

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