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ベイクルーズの2019-20年秋冬展は“派手”に演出 見て、食べて、踊って世界観を感じる初の試み

  • 2019.6.14
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ベイクルーズグループは6月6~7日、2019-20年秋冬のプレス向け展示会を開催した。今回は40周年イヤーを祝し、新作の発表に加え、モデルによるインスタレーションやフードブランドのケータリング、DJによる音楽ライブなどを用意。「記憶に残る展示会にしたい」(PRチーム)と、通常のプレス展では体験できない多くのコンテンツで来場者を迎えた。

会場の入り口には、ホテルのラウンジを彷ふつとさせるカウンター。中央にはベイクルーズが提案する「衣食住美」を表現したインスタレーションスペースを設けた。ビンテージのソファで秋冬の新作をまとったモデルがくつろぎ、テーブルの上には、各フードブランドによるケータリングを並べた。その向かいには、ベイクルーズの社内向けに新事業提案を公募する「スタートアップキャンプ」制度から誕生した「アルディー ノアール(HARDY NOIR)」「エミリーウィーク(EMILY WEEK)」「シャルル シャトン(Charles Chaton)」「クライヴ(CLIVE)」「ワールドリー ワイズ(WORLDLY-WISE)」の5ブランドをお披露目。同社は現在、フードやインテリアなどを含め60ブランドを擁しており、デビューブランドからなじみの「ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)」まで、各ブランドが各ブースでそれぞれの世界観を表現した。

PRを統括する和田健ベイクルーズ取締役CMOは「これまでの展示会はトレンドを説明する場所だったが、それぞれのブランドの世界観を知ってもらわなければ意味がない。せっかくのチャンスなのに、広がらないと感じる閉鎖的な部分がネックだった。表現の仕方をもっと自由に変えればプレスの方にも喜んでいただけるのではないかと考え、ただブランドを並べるだけではなく、各ブランドの世界観を表現した。出店にもつなげたく、これまでの3倍のデベロッパーの方にもお声がけしている」と話す。

また、会場奥にあるテストキッチンを初めて社外向けに開放し、飲食事業部が台湾発「マチマチ(MACHI MACHI)」のチーズティーなどをその場でサーブ。17時以降はアルコールも提供した。

今回の展示会には、取引先やデベロッパー、メディア関係者のほかに、20年度入社予定のベイクルーズグループ内定者やZOZOの運営する「WEAR」の認定ファッショニスタ「ウェアリスタ」も招待。「会場に設けたスナップブースでウェアリスタやモデル、プレススタッフなどを撮影し、後日オンラインの予約サイトに掲載する。全てKPIを設定し、目標を決め、拡散させていくことも考えている。予算を掛けた分、売り上げにもつながるような仕組みになっている」と和田取締役。「何よりもお客さまが喜んでくれている。内定者も目を輝かせていた。2日間で表現するのはなかなか難しいが、次は春夏展なのでテーマを変えてチャレンジしたい。表現者として時代を感じさせられるようなモノを作っていきたい」と続けた。

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