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出向先のことを相談したいけど、会社の上司が変わって会ったことがない…どうする?

  • 2019.6.11
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出向しているため、こちらの事情を知らない上司に相談しにくい…。
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出典:シティリビングWeb

出向をしているため、自分が勤めている会社へは出勤していません。そのため上司が変わっても会ったことがなくどういう人なのか分からない上に、こちらの人間関係も知らないため、とても相談しにくいです。どうしたらよいでしょうか?

課題を明確にして相談に行けばなんとかなる!

「出向」には、転籍出向と在籍出向の2パターンがありますが、相談の内容としては、在籍出向の立場で困惑されていらっしゃるようですね。

派遣と出向の違いは理解されているでしょうか? 一定期間の間、出先機関で勤務するという労働上の契約の元、働かれているはずです。今回の相談の答えの一つは、まずは「出向元の上司に相談しましょう!」です。

相談しにくい原因はどこ? 具体的な「課題」に落とし込んだうえで、上司にアポイントを

「相談しにくい」というあなたの気遣いはもっともなことです。しかし労働契約上、出向期間の明示はあったはずなので、人間関係の複雑さはさておき、何らかの業務遂行上の不都合や不備があった場合は、真っ先に出向元と相談する必要があります。給料をもらって仕事をしている以上、その契約に従って業務を行うことは社会人としての基本です。

出向元の上司に会ったこともなく、出向先での人間関係もその上司は把握していないということで相談しにくいようですが、それは、当たり前の状況です。どうしたらよいかと悩む前に、現在の職場での人間関係を把握し、課題を明確にしたうえで会ったことがない上司に直接相談に行くことが、まずあなたのやるべきことです。

職場の悩みの8割は人間関係に起因すると言われています。上司に会いに行きにくいから悩んでいるわけですよね。直接会いに行く時間がないのか、会いに行くための距離が問題なのか、業務時間外に時間を取ってもらうことに気が引けているのか、単なる心理的な問題なのか、原因はどこにあるのでしょうか?

職場の人間関係の悩みは、与えられている業務遂行上、大きな不利益をもたらします。顔が分からない、どういう人か分からないという点に縛られると、結局相談することもできないまま、「課題・問題」が蓄積され、後々に手が付けられないトラブルに発展しないとも限りません。

事故防止活動の一つであるヒヤリハット運動ではありませんが、気が付いたときが、やるべきとき! 悩んでいる時間があったら、まずは、上司の性格を把握し、業務を把握し、自分に降りかかっている問題と課題を明確にし、優先順位をつけて解消するための方法論を3点ほど絞り出し、具体的な「課題」に落とし込んだうえで、上司にアポイントを取りに行きましょう。

出向元の上司に相談したうえで、出向先でも改善に向けて動いてみて

もやもやとした、曖昧模糊(もこ)な不安や悩みでは、問題解決に至ることができません。論理的思考、ロジックを元に課題を抽出した上で、少しでも自分にとって改善の方向に向けられるような助言を出向元の上司に掛け合ってみましょう。そのうえで、現在の職場で改善に向けて協力してくれそうな同僚やパートナーを探しましょう。

コミュニケーション不足からくる不安や、課題認識のズレも多いケースが散見されますので、おじけづいていないで、堂々と業務遂行のために前向きに出向先でも業務に取り掛かるようにしましょう。

給与体系も、採用ルートも、価値観も異なる出向先での孤軍奮闘ぶりは伝わってきますが、味方をつくることも非常に大きな仕事の一つでもあります。いずれ出向元に戻る立場なのだとしても、カルチャーの異なる職場で働いた経験は、絶対に無駄になることはありません。誰に相談したらいいのか分からない状況を、誰にでも相談できる状況に変えることができれば最高にHAPPYになれると思います。

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