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【脳科学ダイエット】第一人者が徹底解説|太り過ぎは脳の問題です

  • 2019.6.6
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コレさえおさえればダイエットは叶う!【太らないメンタルのお話】

■教えてくれたのは……

久賀谷亮さん
久賀谷亮さん

【医師/医学博士 久賀谷亮さん】
アメリカ神経精神医学会認定医。臨床医として日米で25年のキャリアをもつ脳科学の権威であり、マインドフルネス療法の第一人者。

著書:無理なくやせる“脳科学ダイエット”(主婦の友社)

VOCE
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◆完璧主義をやめる

「皆さん、とにかく自分に厳しくて、ちょっとでも体重が増えたりすると自分をバッシングし、そのストレスから悪循環に陥りがち。まずは自分に優しく。といっても欲求のままに食べて甘やかすのではなく、自分にいいことを心がけること。ゴールを一旦なくして完璧主義をやめ、自分を許す、誉める、人からの賞賛や批判を素直に受け取る。そうやってありのままの自分を受け入れることが、太らないメンタルへのスタートです」

◆ダイエットを「目的」にしない

「次から次にダイエット法が紹介されるため、それに飛びつき、ダイエット自体が目的になりがち。でも、今、太りすぎなのは脳の問題だからこそ、脳を変えずにいろんなダイエットをしても根本的には変わらず、リバウンドを繰り返すことに。“食べ方”のクセを根本から正すことで、その結果として健康でスリムな体型が手に入ると心得て」

◆“楽しまなきゃ”痩せない

「食事量を極端に制限するとストレスとなり、逆効果。砂糖やジャンクフードは削りながら、体によくて美味しいものを、きちんと味わいながら食べることで少量でも食事の満足度は上がります。また運動も単にダイエット目的ではなく、自分の心と体にいいことをするというマインドで楽しめるものを選ぶと、モチベーションが上がり、継続に繋がります」

◆食べること以外のことで心を満たそう

「食べることは快楽に繋がるため、私たちはストレスや感情の乱れを食べることで鎮める傾向があり、生理的には満腹でも心が満たされていないと食べ続けてしまいがち。食以外のいろいろなことに対して興味や情熱を持つことで、それが心の糧となり、また、自分にも他人にも優しくすることで心が満ちて、食事への依存が緩和されます」

◆“無意識”に食べない

「昨日何を食べたか、どんな味だったか記憶にありますか? 私たちは、意識せず“自動運転モード”で食べがちで、無意識に食べた結果、食べ過ぎることに。それを止めるには、食べる前に時間を置き、客観的に考えることが大事。今、本当に食べる必要があるかなど、1分でも30秒でもいいから考える時間をとるか否かで全然違います」

【食前セレモニーのやり方】

食べ過ぎを防ぎ、適切な食事量で心を満たせるのが、この方法。食前の習慣としてぜひ!

1.まずは気持ちを整えることから

席についたら、いきなり食べ出さずに、これから始まる食事に対して意識を傾ける。

VOCE2019年7月号 松原菜摘
VOCE2019年7月号 松原菜摘
2.食べ物を観察し、由来を想像する

何を食べようとしているのか、どこで採れたのか、どう調理されたかなどに思いを馳せる。

VOCE2019年7月号 松原菜摘
VOCE2019年7月号 松原菜摘
3.呼吸を意識し、自分と向き合う

空腹度合いや食べ物を前にしたときの体の反応、なぜ食べたいのか考えてから食べ始める。

VOCE2019年7月号 松原菜摘
VOCE2019年7月号 松原菜摘

撮影/東京祐 ヘアメイク/George スタイリング/川﨑加織 モデル/松原菜摘(VOCE専属) 取材・文/楢﨑裕美

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