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中小企業の中国進出を低コストで 「Tモール」出店支援プランを発表

  • 2019.5.28
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対中国プロモーションを行うエンジョイジャパン(ENJOY JAPAN)の子会社のライフスタイルトレーディング(東京都新宿区以下、LST)は、アリババ(ALIBABA)が運営する中国大手EC「Tモール(T MALL)」および越境EC「Tモール国際(T MALL GLOBAL)」に日本の中小企業が出店するための支援プラン「ビヨンド EC チャレンジ(Beyond EC Challenge、以下BECC)」を5月28日から提供する。

「BECC」は中小企業が「Tモール」旗艦店への出店、また中国での商品認知拡大を行うためにかかるさまざまな手続きや費用を、LSTと「Tモール」パートナー、「Tモール」広告パートナーが負担することで、中小企業側は低コストで中国進出できるサービス。通常掛かる出店費用および運営費用、輸出に伴う費用や貿易申請、商標の対応、また為替リスクまでを回避することができる。中山隆央LST代表はサービスについて「日本国内における卸しと同様に、LSTが卸値で商品を購入するため為替リスクが発生しない。当社の儲けは売値からいただくことになる。中国では関税と送料を上乗せし、日本の1.2〜1.3倍で販売することになるだろう」と仕組みを語る。

「BECC」は初年度3〜5企業に提供予定で、中国での成長可能性や商品力などの審査を行い決定する。すでに中国側の要望などを盛り込んで企業リストを製作しており、「5〜7カテゴリーごとにリストアップしている。今後伸びるだろうと予測されるモノを狙う。パートナー企業は上海、北京といった超1級都市が多く、1〜2級メインの商材は化粧品になるだろう。アパレル商材も可能性はあると思う」と中山代表。リストに上がった企業や、進出を希望する企業に大阪の企業が多かったことから、今回大阪で会見が開かれた。

また中国口コミサイト「キミス(KIMISS)」を運営する闺蜜网(グイミーワン)のCEOであり、アリババ「Tモール」戦略ジョイントビジネスプランの社外高級顧問であるマー・シャオ(馬驍)は弊紙の取材に対し「昨年、『Tモール』における輸入では日本の伸び率が一番高かった。これまで欧米が注目されてきたが、韓国ブームも過ぎ、日本への信頼が高まっている」と期待を語った。

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