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FPが解説!楽天銀行の特徴(メリット・デメリット)とは?

  • 2019.5.28
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ネット銀行の中でも人気の高い楽天銀行とはどのような銀行なのか。その特徴とメリット・デメリットについて解説します。

楽天銀行とは

楽天銀行とは
出典:楽天銀行
ATM利用手数料:最大月7回まで無料

楽天銀行はネット専業銀行のため店舗がありませんが、コンビニやゆうちょ銀行など多くの提携ATMがあり、全国どこでも不自由なく利用できます。

また、ATMの利用手数料はハッピープログラムのステージに応じて、最高月7回(スーパーVIP)まで無料になるメリットがあります(口座開設後6ヵ月目までは、ステージに関わらず最低月5回まで無料)。

【メリット】コンビニ・ゆうちょ銀行ATMが利用でき全国どこでも利用できる! 【メリット】ATM利用手数料が最大月7回まで無料!

ただし手数料無料回数は入出金の合計であり、出金だけでなく、3万円未満の入金でも無料回数を1回使用します。無料回数を使い切ると通常の手数料がかかり、この手数料が他行に比べて割高な点はデメリットといえます。

【デメリット】通常のATM利用手数料が割高になる。

楽天銀行 ATM利用手数料
各銀行のATM手数料(通常時)比較表
振込手数料:最大月3回まで無料

他行への振込手数料もハッピープログラムによる優遇があり、ステージに応じて最高月3回(VIP・スーパーVIP)まで無料になるメリットがあります。

「給与・賞与・年金」いずれかの受取口座に楽天銀行の口座指定し、実際の受取があれば、ステージに関わらず翌月の他行振込手数料が無料となる特典もあります。

【メリット】振込手数料が最大月3回まで無料

楽天銀行 振込手数料

*個人利用・税込・2019年5月1日時点

各銀行のATM手数料(通常時)比較表
取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まる

ハッピープログラムに登録して楽天銀行で対象取引を行うと、楽天スーパーポイントが付与されます。ベーシック/アドバンスステージに対して、プレミアムステージでは2倍、VIP・スーパーVIPステージでは3倍のポイントが付与されます。

付与されたポイントは買い物に使えるほか、楽天カードやデビットカード、振込手数料の支払い、楽天証券での投資信託の購入など幅広く利用できます。

【メリット】取引に応じて楽天ポイントが付与されるステージに応じて最大3倍!

主なハッピープログラム対象取引/獲得ポイント

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楽天銀行の特徴②楽天証券との連携

楽天銀行の特徴②楽天証券との連携
出典:楽天銀行
預金金利アップ

楽天銀行では、楽天証券と口座を連動させる「マネーブリッジ」の利用で普通預金金利が年0.10%(税引前)にアップします。

この優遇は楽天証券に口座を開設し、マネーブリッジの登録だけで、実際に投資するかに関わらず適用されます。楽天証券を利用する予定の方はもちろん、その予定はない方でもメリットを考えれば口座を開設して損はないでしょう。

楽天カードの引き落としがあれば普通預金金利が年0.04%(税引前)にアップする特典もありますが、金利面でのメリットは小さくなります。

【メリット】楽天証券との連携で普通預金金利が5倍(0.02%→0.10%)にアップ!

楽天銀行 預入金利

*年率・税引前・2019年5月1日時点

楽天銀行の定期預金

定期預金金利については特筆すべき点はなく、マネーブリッジを利用すると、多くの場合で普通預金金利が定期預金金利を上回ります

預入期間やボーナス時期などに行われるキャンペーン時には高めの金利が設定される場合もあり、そのようなタイミングであれば定期預金を検討する余地がありますが、それを除けばメリットは少ないといえます。

【デメリット】通常時には定期預金を利用するメリットが少ない。

楽天証券への入金・取引で楽天ポイント獲得

楽天銀行から楽天証券への入金(らくらく入金(手動入金)では入金日ごと、自動入金では1件ごと)や楽天証券での取引に応じて楽天スーパーポイントが貯まります。

入金や取引はステージを判定する際の取引件数にカウントされるため、ステージアップにもつながります。

【メリット】楽天証券への入金・取引で楽天スーパーポイント獲得!

楽天銀行の特徴③楽天カードと連携

楽天カードは還元率の高さなどから人気のクレジットカードですが、楽天カードの引落口座を楽天銀行に設定すれば、さらに効率よくポイントが貯まります。

楽天市場での支払い時

楽天市場での支払いに楽天カードを利用すると、購入代金の3%の楽天スーパーポイントが付与されます(通常分1%+楽天カード利用加算分2%)

このとき楽天カードの引落口座を楽天銀行に指定しておけば、さらに1%加算され、還元率は4%にアップするメリットがあります(楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードであれば2%加算されて6%)。

口座振替時

さらに、カード利用代金の口座振替の度に3〜9ポイントの楽天スーパーポイントが付与されます。

【メリット】楽天カードの引落口座指定で楽天市場でのポイント還元率が1%アップ!(口座振替に対してもポイント付与)

楽天銀行の特徴④外貨預金

楽天銀行の外貨預金は「円普通預金から預入時」には金利が優遇されますが、「外貨からの預入時」や「外貨普通預金」の金利はいいとはいえませ

外貨預金であれば住信SBIネット銀行など他行を利用したほうが条件はよく、あえて楽天銀行を利用する必要はありません。

【デメリット】外貨預金の条件がいいとはいえない

楽天銀行 外貨預金金利
外貨預金金利・為替手数料の比較

*三菱UFJダイレクト利用

楽天銀行の特徴(メリット・デメリット)に関するまとめ

楽天銀行の主なメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

メリット
  • コンビニ・ゆうちょ銀行ATMが利用でき全国どこでも利用できる!
  • ATM利用手数料が最大月7回まで無料
  • 振込手数料が最大月3回まで無料
  • 取引に応じて楽天ポイントが付与される
  • 楽天証券との連携で普通預金金利が5倍(0.02%→0.10%)にアップ!
  • 楽天証券への入金・取引で楽天スーパーポイント獲得!
  • 楽天カードの引落口座指定で楽天市場でのポイント還元率が1%アップ!
デメリット
  • 通常のATM利用手数料が割高
  • 通常時には定期預金を利用するメリットが少ない
  • 外貨預金の条件がいいとはいえない

一定以上の残高や利用が見込め、ハッピープログラムや楽天経済圏とうまく連携できる方は、楽天銀行を利用するメリットは大きいといえます。

しかし利用が少ない場合や連携がうまくできなければあまり恩恵が受けられないため、その点をよく考えて利用するかを判断するようにしましょう。

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