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寝不足ママ必見!「赤ちゃんの眠りの悩み」を改善する3つのステップ【赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 第1話】

  • 2019.5.26
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寝かしつけ育児書の定番! 出版前から3000人のママが実践し、ネット上で絶賛されてきた赤ちゃんの眠りの悩みを解決するヒントをまとめた清水悦子著『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』より。(全5回 連載)



寝不足ママの負担を減らすために、まずはすぐにできる、本当に簡単な3ステップの改善法をまとめました。

私が大切にしていることは、「生活リズムを整えること」「寝かしつけを見直すこと」「ママと赤ちゃん、双方の気持ちを大切にすること」。これを元にして成り立っているのが、この3ステップです。まずは3~4日チャレンジしてみてください。

この3ステップを実践するだけでも、赤ちゃんの眠りの悩みが解決することが多くあります。ぜひ、やってみてください。

■ステップ1:朝は7時までに起こそう


7時までに赤ちゃんを起こしてください。夜10時以降に寝た場合は、朝8時を目安に起こしましょう。ここは踏ん張りどころです。

朝が苦手なママは、パパと協力してがんばりましょう! 生活リズムを整えるコツは、朝起きる時間にかかっています。すでに赤ちゃんが7~8時に起きている場合は、次からの2つのステップに取り組んでください。

朝起こす際のポイントは3つです。

朝の起こし方のポイント(1)カーテンを開けて、太陽の光を入れましょう。日当たりが悪い部屋の場合や、雨や曇りの日は、まずは電気をつけてください。赤ちゃんが、光に反応して、目を覚ましたら、優しく「おはよう」と声をかけましょう。光で起きない場合は、「おはよう」と声をかけてみて、それでもだめなら体をゆすります。

(2)起こすとき、生まれたばかりの赤ちゃんでも、いきなり抱き上げて起こさないように注意しましょう。赤ちゃんが起きる準備ができていないことで、寝ぐずりならぬ「起きぐずり」の原因になります。

(3)赤ちゃんが目を開けて、周囲を確認する様子が見られてから、抱っこや朝のオムツ換えや着替えを行いましょう。「お顔ふこうね」「オムツ換えようね」「あっちのお部屋に行こうね」と、これから何をするか、赤ちゃんに声をかけてから、朝の習慣を始めてください。

生後1か月に入ったら、朝起きた後は、夜に寝ていたところとは別のところで過ごしましょう。

顔をふく、パジャマとは別の服に着替えるなど、朝の決まった習慣が、昼と夜の差をわかりやすくしてくれます。

■ステップ2:お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!

生後2か月からは、お昼寝の時間帯が「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3つに分かれているのをイメージして生活してみましょう。

次の表の時間を目安にして、お昼寝の時間を調整してください。


午前中は、お散歩や外遊びなど、太陽の光を浴びて活動的に過ごしましょう。午前中の太陽の光は、夜に強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を高めます。夜に質のよい睡眠をとるには、実は朝の活動にかかっているのです。

また、ハイハイや歩くなどのリズムのある運動をすると、セロトニンという神経伝達物質の働きで、赤ちゃんの心が穏やかになることがわかっています。夜の寝つきもよくなります。

低月齢のうちから、意識して、生活に運動を取り入れるといいですね。

親子のふれあい遊びなどの本を見てみると、小さいうちからいろんな運動遊びができることがわかって、親子一緒に楽しめますよ。

お昼寝のポイント(1)生後3か月くらいまでは、赤ちゃんが眠そうにしたら寝かせるスタイルで大丈夫。生後4か月くらいからは、お昼寝の始まりの時間を決めて、寝かしつけるようにしてみましょう。

(2)お昼寝は、したいだけさせておくのではなく、だいたい図2の時間くらい寝たら、赤ちゃんを起こします。起こし方は、ステップ1の起こし方のポイントと同じで、いきなり抱き上げないように注意しましょう。

(3)夕方5時以降は、夕食の準備などで忙しい時間帯ですが、夜の睡眠にひびくのでなるべく寝かさないように努力してください。

■ステップ3:寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう



まずは、夜8時までに寝かせることを目標にしましょう(すでにもっと早くに寝かせている場合は、そのままで大丈夫です)。

夜8時に寝かせるためには、7時30分までには、夕食やお風呂、歯磨きや着替えなどをすませてください。

そして、寝る前の30分間は、ママと赤ちゃんのイチャイチャタイムです。いつも過ごしている部屋の明かりを薄暗くして、スキンシップをとりながら静かに過ごしましょう。

間接照明や豆電球など、オレンジ色のほのかな光で、夕方の薄暗い雰囲気を演出してください。オレンジ色の明かりは、心を穏やかにする効果があることが知られています。

授乳中の赤ちゃんはその時間におっぱいやミルクを、卒乳した子は、絵本やお絵かきなど、静かな遊びを選んでください。お話ができるようになった子は、ママと一緒にその日1日を振り返ってみてもいいですね。

イチャイチャタイムの過ごし方のポイント(1)ママはいつもより声をワントーン低くして、優しくゆっくり話す。
(2)テレビ・パソコン・携帯は厳禁! 部屋はオレンジ色の光で薄暗くする。
(3)家事や仕事のことは忘れて、しっかりと子どもと向き合う。
(4)大きい子の場合も、意識してスキンシップをたっぷりとる。
(5)1日の振り返りを話す場合は、子どもの「よかった行動」を、具体的に伝える。
(6)授乳中の子は、おっぱいや哺乳瓶をくわえたまま寝てしまわないように注意して、足のうらをくすぐったり、軽くたたいたりして、なるべくたくさん飲んでもらう。

薄暗い中で過ごすことで、強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を促し、寝つきをよくしてくれます。

また、寝る前30分のこの習慣は、ママと赤ちゃんの絆を深め、日中の興奮を静める役割もあります。赤ちゃんに、心も体も寝る準備ができることで、ママは寝かしつけがとてもラクになるでしょう。心穏やかに、すてきな時間を楽しんでくださいね。

この3ステップには、夜泣き改善のために大切な要素がたくさん含まれており、第3章の安眠スケジュールの基礎になるものです。3ステップの実践だけでよくなった場合は、安眠スケジュールは参考程度に目を通すくらいで大丈夫でしょう。

『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』著:清水悦子、監修:神山潤(かんき出版)
★本書のマンガ版『マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング』も好評発売中です。

(清水悦子)

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