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「ケンカ別れになってしまうかも」彼との喧嘩をより炎上させる一言とは?【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.35】

  • 2019.5.24
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誰でも好きな相手とわざわざケンカなんてしたくないもの。

しかし、どんなカップルでも付き合っていれば当然意見の食い違いは出てくるし、揉めることもあるだろう。

しかも、男女のケンカというのは白熱すると言うつもりもなかったことまで言ってしまう

ことでさらに炎上してしまうことも!!

今回は彼と口論になっても決してこれだけは言ってはいけない、やってはいけないことをレクチャーしよう。

ケンカをより炎上させる一言~「もういいよ」「この話やめよう」

・「彼と些細なことで口論となり、どうせ女の気持ちなんてわかってもらえないんだろうなって失望し『もういいよ、この話やめよう!』って言ったら彼にめちゃめちゃ怒られた!『それって話し合いを拒否して問題を放棄してるだけでしょ、自分勝手じゃない?』って……で、その日はトコトン話し合あってちゃんと仲直り。そうですよね。めんどくさがって自分の本心を言わずにケンカをなぁなぁで終わらせたって何も解決にはなりませんよね」(36歳女性/編集)

――ケンカを納得しない形で終わらすとモヤモヤは残るもの。

強制的に終了なんて、された側だってたまらないよね!

「もうどうでもいい」という投げやりな態度は、彼からしたら「冗談じゃない!」と噛みつきたくなるってもの。

一旦リングにあがったら正々堂々とファイティングの姿勢は最後までみせるべきしょ。

ちゃんと向き合う前に自分から降りちゃうのはあまりにも無責任。彼だって気持ちのやり場に困るよね。

確かに女なら「そんなこともわかんないの?」「なんでイチイチ言わなきゃわかんないの」と“察することのできない男”に対して不機嫌になることはよくあるパターン。

しかし男と女は同質ではなく差異のあるもの。

だからこそ説明する必要がある。

感受性の強い女性に比べて男性は人の気持ちに鈍感……。

だからこそ彼女が

「なんで怒ってるのかわからない」

「そこで怒る理由がわからない」

の。

そこで女がサジを投げずに何が気に入らないのかを提示し、冷静に自分の思いを伝えるべき。

たとえ出会ってから恋に落ちるまでは時間がかからなくとも、男と女が理解し合うためには時間と労力は必要不可欠なの!!

面倒だからって「もういいよ」と話し合いを早々に切り上げるとそのツケがあとに回ってくることも。

「その話はやめよう」って、それはただ問題を先送りしてるだけなんだから……

ケンカをより炎上させる一言~「前もそうだったよね」

・「ケンカが盛り上がってくると、つい『あの時もそうだったとね』とか『こないだだってさ……』と、昔のことを引き合いに出してしまう。で、彼から『それはとっくに終わったことだろ』『なんで過去のことまでほじくり返して問題を大きくする?』と逆ギレされ、さらにケンカがヒートアップ。そうなると今回のコトの発端や原因がなんだかわからなくなっちゃうし、どっちも意地はって謝らないし、収集つかなくなる」(38歳女性/医療事務)

――ケンカになると出てしまうのが「あのときも」「前もそうだった」というワード。

女は“そのときの感情”を記録としてフォルダに残すからね。

自分の悲しい気持ちをよくわかってほしいがゆえに過去のことを引き合いにだしてしまうというのは女の特性ともいえる。

しか~し、男は女から過去の出来事をひっぱりだされると

「今のこととは関係ないだろ?」

「話が脱線してるだろ」

と逆に怒りだす。

もし、あなたの彼が短気だったり、我慢強くない場合はそれこそ最悪な結果に……。

逆ギレした彼に何を言ってもガン無視、聞く耳を持たない。

「この女と話しても無駄」とシャットダウン、頑なになってしまう。

仮に今回のケンカは彼の方に落ち度があったとしても……だ。

男には過去のことと今発生した出来事は別モノ。論点のすり替えでしかない。

今の眼の前にある課題を早くやっつけたいのに、忘れてた過去のことを持ち出されてはたまらない。

ケンカが勃発したときに過去のネタ帳にまで手を広げてしまうと平行線をたどるだけ。

収集つかなくなるので今回のケンカの原因解明にだけに全力を注ごう。

今起きたことの解決ができるよう建設的な話し合いをするべし。

ケンカをより炎上させる一言~「もうムリ、別れよう」

・「女っていつだって“彼から愛されてる”って自惚れたいじゃないですか。喧嘩してるときもそんな気持ちが心のどこかにあるみたいで……。ホントは別れる気なんてないのに、彼の愛を確認したくて、こないだつい勢いで『もういい、別れよう!』なんて言っちゃって。彼からは『そんなことひとりで勝手に決めるな!別れるってそんな簡単なものじゃないでしょ』って叱られましたが嬉しかった。もしそこで『うん、キミが別れたいならそうしよ』なんてセリフをあっさり言われたらきっと後悔してましたね」(34歳女性/インテリア)

――女という生き物は男につい逆のことを言ってしまうことがある。

ほんとはめちゃめちゃ好きなのに「あなたなんて、大キライ!」だとか、心配してほしいのに「うん、ぜんぜん大丈夫よ~」なんてこと……。

すべては好きな男の愛情を確かめたいからこそ(笑)

しかし、男は女のそんな言動の“深読み”などせずに、まんま受け取ることも多いもの。

女が感情にまかせて吐き出した言葉はホント危険信号!!

あとで冷静になってみると『なんで、あんなこと言っちゃったんだろう』って後悔することにもなりかねない。

「そんなの納得できないよ!」と彼に引き止めてほしくて言ってしまった「別れよう」でもそれを素直に鵜呑みにする男性もいるんだよ。

特にプライドの高い男性なら女から「別れよう」と言われたことに腹を立て「ああ、別れてやるよ!」なんて言ってしまうかも。

喧嘩も売り言葉に買い言葉になってしまうと引っ込みがつかなくなる。

本心じゃない「別れよう」が現実になってしまったら本末転倒。

「そんなこと言うなよ!」といって欲しくて彼を脅したつもりが、あっさり別れを承諾なんて痛すぎる……

女は感情的になると思ってもないことやとんでもないことを口走ってしまうもの。

感情に流されてうっかり「別れ」のワードなんて口に出しちゃダメ。

取り返しのつかないことにならないよう気をつけて。

男と女のケンカは学びの場!相手ときちんと向き合うべき機会!

男と女がケンカする意味は互いの違いを知り、理解に務めることにある。

しかし実際ケンカが勃発しちゃうと自分のことしか見えなくなってしまうのが人の常……。

だからこそ男と女のケンカは互いの学びの場として捉えよう。

「相手ときちんと向き合う機会」……これを無駄にしないためにも感情に任せて攻撃的になったり、黙り込むのはNG!

二人の関係を大切にするために話し合い、相手と自分との見解の違いや男女の受け止め方の違いを探り合うことが先決。

「どっちがいけない?」なんて追求ばかりしてたらケンカは炎上するだけ。

「悪いのは向こう」なんて決めつけてたら、永遠に成長できない。誰と付き合ったって同じことの繰り返し。

むしろケンカは2人で行う消火活動。

起こった火事を消し止めるための共同作業を一緒にしていくことが大事なのよ。

(恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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