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「ザラ」擁するインディテックスを14年けん引してきた会長兼CEOが次期CEOを指名

  • 2019.5.24
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「ザラ(ZARA)」や「ベルシュカ(BERSHKA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)のパブロ・イスラ(Pablo Isla)会長兼最高経営責任者(CEO)は5月23日、次期CEOとしてカルロス・クレスポ(Carlos Crespo)最高執行責任者(COO)を指名した。クレスポCOOは48歳で、新CEOへの就任は7月の年次株主総会で正式に決定される。これに伴い、イスラ会長兼CEOは会長職に専念する。

イスラ会長兼CEOは、「デジタル戦略やサステイナビリティーをさらに推進するに当たってクレスポCOOの貢献は不可欠であり、昇格は自然な流れだ」とし、同氏の能力を高く評価していると語った。

インディテックスは業界でもデジタル化の最先端を走っており、最高水準の物流システムを導入している。正確な在庫管理などが可能になったことで、利益を上げることに集中することができ、ホリデー商戦においても過剰な値下げをせずにすんだという。同社はオンラインサービスの拡充にも積極的に取り組んでいて、20年までに世界中のどこからでも全傘下ブランドの製品をECで購入可能にする計画を公表しているが、これらのプロジェクトを率いてきたのがクレスポCOOだ。

新CEOに就任後、クレスポCOOはテクノロジーやITセキュリティー、物流、建設、サステイナビリティーなどを担当するほか、事業全体の戦略策定にも貢献することが期待されている。同氏は01年にインディテックスの財務部門に入社し、18年に現職に就任した。

イスラ会長兼CEOは05年にCEOに就任。11年にアマンシオ・オルテガ(Amancio Ortega)創業者兼会長が引退したことを機に、会長職を引き継いでいる。

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