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洗濯機は新品でも3ヵ月でカビ発生!?知っておくべき予防&掃除法

  • 2019.5.22
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洗濯機から衣服を取り出した瞬間、「なんだか臭う……」そう感じることは意外に多いのではないでしょうか。洗濯物を入れっぱなしにしてしまったり、乾燥機付きの場合は生乾きだったりすると、ニオイが発生しがちです。

実はそのニオイ、カビが原因かも……。

これから始まる梅雨から秋口にかけては気温も高く、洗濯の回数が多くなるため、なおさら気になってしまいますよね。今回は、洗濯機にカビが発生してしまう原因やその対処法について紹介します!

洗濯機にカビが発生してしまう原因は?

洗濯機は言わずもがな、水を使用して衣服を洗う機器。しかも洗濯機は密閉性が高いため空気がこもりやすく、また湿気が逃げづらい構造になっています。さらに衣服から出たホコリや皮脂汚れなどがカビの養分になってしまうため、カビにとっては絶好の居住環境になってしまうのです。ほうっておくと、いつの間にか洗濯槽の裏側にはカビがびっしり!なんてことも……。

樹脂製の洗濯槽の場合は、ステンレス製のものよりもよりカビが発生しやすく注意が必要です。とはいえ、ステンレス製の洗濯槽であっても、数ヵ月間お手入れをしない状態であればカビは発生してしまいます。

買ってから一度も洗濯機のお手入れをしていない、なんて人にとってはちょっとゾッとしてしまう話ですよね。

洗濯機にカビが生えてしまったら?

洗濯機にカビが生えてしまった場合、どのようにお掃除すればいいのでしょうか?そんな時は市販の洗濯槽クリーナーなどを使用してお掃除しましょう。お家に塩素系漂白剤がある場合はそれでもOKです。

洗濯槽の中にクリーナーを指定の量、または塩素系漂白剤を500〜1000g(液体であれば500〜1000ml)を入れて、洗濯槽のお掃除モードでスイッチオン!お掃除モードが終了したら、その後も数回、クリーナーや漂白剤は入れずに空回しします。これをやらないと、はがれ落ちたカビが洗濯槽内に残ってしまい、衣服に付着してしまうことがあるためです。

テレビなどで紹介されたこともあり、洗濯槽のお掃除に『オキシクリーン』を使う人も増えていますが、『オキシクリーン』はとにかくカビをはがす洗浄力が強力であるがゆえに、この空回しの作業をとくにしっかり行う必要があります。

その後は、洗濯機のフタを開けておくか、乾燥機能がついている場合は、乾燥をかけてしっかりと中を乾燥させましょう。

洗濯機のカビを予防するには?

定期的に洗濯槽をお掃除するのはもちろん、日頃から洗濯機にカビが生えないように予防しておきたいものです。そこで、洗濯機のカビ予防のため、欠かせないポイントを2つ紹介します。

1: 洗濯機に洗濯物を入れっぱなしにしない

洗濯機を回したのについつい忘れてしまって、洗い終わった洗濯物をしばらく入れっぱなしにしていませんか?洗濯物を入れておくことで、洗濯機の中は常に湿気にさらされることになります。洗濯後の衣類はできるだけすぐに干すことを心がけましょう。

また、洗濯前の衣服であっても汗などで湿気を含んでいるので、洗濯機に入れっぱなしにしておくことは避けましょう。洗濯カゴなどに衣類を入れておいて、洗濯の直前に洗濯機に入れるようにすると湿気から洗濯機を守ることができます。

2: 洗濯が終わったらフタを開けておこう

洗濯が終わったら、洗濯機のフタを開けっ放しにしておきましょう。一見ガサツに見えてしまうのであまりやりたくない、と感じる人もいるかもしれませんが、フタを開けておくことで中の湿気を外に逃がすことができます。

洗濯機のある脱衣所などの換気扇を回しながらであれば、より早く乾燥させることができるのでオススメです。

洗濯機の掃除はどれくらいの頻度で行う?

それでは、洗濯機のお掃除の頻度にオススメはあるのでしょうか?

お掃除をどんな頻度で行うかは、洗濯物の量などで変わってきます。一人暮らしの場合は2ヵ月に1回程度、家族で暮らしていて洗濯の頻度が高い場合は1ヵ月に1〜2回程度行いましょう。

洗濯機を買ったばかりでも、ほうっておくと3ヵ月程度でカビが発生してくることもあります。古い新しいに関わらず、定期的に洗濯機をお掃除する習慣をつけるようにしましょう。

清潔な衣服は健康的な生活につながる!

洗濯機のカビを放置すると、気がつかないうちにキレイになったはずの衣服にたくさんのカビの胞子が付着してしまうこともあります。カビはアレルギー疾患や喘息の原因にもなりかねませんから、ひいては健康を脅かすことも……。

衣服をキレイにしてくれる洗濯機は、頑張ってくれている分、汚れが溜まっていくもの。定期的にお掃除して、衣服も洗濯機も清潔な状態で過ごしたいですね。

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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