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子どもが生まれたって夫に恋してる!チッチママが描く「夫婦の愛が消えない子育て」

  • 2019.5.18
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キュートなイラストで心あたたまる家族の日常をつづるコミックライターのチッチママさん。

インスタグラムのフォロワー数は11万人にものぼり、ウーマンエキサイトでの連載『チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て』でも毎回多くの反響を得ています。

チッチママさんの描く作品は、癒し系の育児漫画におさまらず、「夫婦と恋心の両立」を体現した家族のあり方を描き、読むたびに甘酸っぱい気持ちにさせてくれる新感覚の育児漫画なのです。

そんな夫婦の愛がたっぷりちりばめられたインスタグラムの絵日記をまとめ、多数の書き下ろしを加えた書籍『ゆっくりと家族になろうよ』では、子育てを通してさらに深まる夫婦の絆や家族で助け合いながら生きる喜びを感じられる1冊。

インスタグラムでは語られなかったチッチママさんの素顔や育児を巡る夫婦のエピソードなど、心に刺さる作品が数多く収録されています。

■子どもが生まれても…!胸キュンが止まらない夫の生態

チッチママさんの作品を魅力的に彩る人物といえば、クールでポーカーフェイスな旦那さんの存在。

口数が少なくて、そっけないかと思いきや、実はあたたかくて、思いやりがあって、家族を愛するまっすぐな姿に、心をズキュンと撃ち抜かれることもたびたび…。

そんな旦那さんにいつまでも恋心を忘れないチッチママさんとのやりとりは、胸キュンのシャワーを浴び続けるような感覚です。



そもそもラーメンにジェラシーを感じるって、生身の人間にさえ嫉妬することが減る夫婦関係において、まさかの境地!

そして極め付けの「頭ぽんぽん」。



正直、夫婦になっても恋人同士のように甘えたり、甘えられたりする関係をうらやましくないと言ったらきっと嘘になる気もするけれど「もう家族なんだから…」と割り切り、先頭に立って育児や家事を取り仕切るのが妻の役割のようになっているのも現実。

多忙な毎日を気を張って過ごすなかで、気づけば夫に対して素直に甘えることに抵抗を感じる妻たちも決して少なくないのではないでしょうか。

「私が頑張らなくちゃ」という強すぎる想いが、ときとして夫との壁を作り、心を硬くすることにつながるならば、チッチママさんと旦那さんとの関係は、お互いがお互いに対して、素直かつ正直な気持ちで向き合っている証拠のようにも感じられます。

口数も少なくて、不器用な旦那さんだけど、妻への愛にいつだって素直で正直であるからこそ、夫婦の心はとけあい、混ざり合い、いつまでも恋の灯火は消えないのかもしれません。

■不器用だけど愛おしい!パパ流子どもとの向き合い方
ポーカーフェイスを決め込み、無口でクールな旦那さんは、やはりわが子の前でもデレデレすることはないけれど、愛がダダ漏れしてしまうことは間違いがないようで…。

洗濯物を“高速ホイホイ”で渡してくる長女に必死に対応したり…



水族館に家族でお出かけした際には、4ヶ月の次女に律儀に魚の説明をしたり、子どもたちに対して同じ目線で語り、気持ちに寄りそう姿が印象的。



不器用すぎるほどまっすぐなまなざしでわが子を見つめ、まっさらな想いで向き合う姿からは、隠したくても隠せないほどの愛情がいつもはみ出しています。

親都合な言い訳や行動ではなく、子どもに寄り添い、そして家族の一員として積極的に子育てに参加する姿勢には、家族を愛する想いが一貫して流れているように感じられます。

■幸せってなんだろ…何気ない日常にこそ光る宝物

幼いわが子と過ごす時間のなかで、輝く宝石のような美しく幸福なひとときと出会うこともあります。

娘と石段に腰かけて、おしゃべりしながら青い空を見上げたことや、



父娘がくっついて、すやすやと気持ちよく眠る姿。



ありきたりな日常の繰り返しのなかで、見逃してしまいそうなかけがえのない幸福の瞬間。

育児の“今”が辛くて、逃げ出したくなったり、目を背けたくなったりすることもあるけれど、目の前のことを積みかさねて、今を夢中に生きることが未来の希望につながるはず…。

そんな心強いメッセージが本書の根底に流れているように感じられます。

後悔しない育児なんて存在しないかもしれないけれど、それでもやっぱり幼きわが子との時間を思う存分楽しみ、その幸せに現在進行形で気づくことの大切さを、チッチママさんの作品は教えてくれるのです。

■作者チッチママさんからのスペシャルコメント
最後に作者であるチッチママさんに漫画を描き始めたいきさつや現在の旦那さんへの想いなどをお伺いしました。


今から2年半前に、机の横に置いてあったコピー用紙と、ペン立てに刺さっていたペンを一本手に取り、娘の可愛い顔を自分の手で描いてみよう…そう思って描いてみました。

インスタグラムに初めて投稿したイラストは、今でもはっきりと覚えています。

まさか私の描く絵日記が書籍化するなんて、当時の私にタイムスリップして教えにいったらきっと、ビックリ仰天そして先に待ち受ける大きなプレッシャーに絵日記を辞めてしまったかもしれません…だって、本当に落書きレベルの絵しか描けないのですから…笑

幸い、書籍化するとは知らずにのんびりと、割と毎日絵日記を書き続けていくと、なんとか人様にお見せできる様な絵が描ける様になり、ありがたいことに「チッチママのイラストが好き」と言ってもらえる様になりました。

娘の可愛い部分を残そうと始めた絵日記ですが、家族の事も残したいという想いも出てきてからは、絵日記での夫の登場率が高くなりました。

それと同時にファンも密かに増えて、なんと今回の書籍のキーパーソンになるという注目度の高さ。

絵日記では素っ気ない態度で有名な夫ですが、それでも「旦那さんのファンです!」と言ってくださる方が多いのはきっと、夫の内に秘めた愛情深さが伝わっているのだと思いました。


娘が大好きでたまらないのに「かわいい」と言葉にできない不器用すぎる夫と共に初めて尽くしの毎日に奮闘するチッチママ。おちゃめな長女チッチ、癒し系の次女チッチ、家族それぞれの成長を描く。「2人目マタニティブルー」などインスタでは語らなかった素顔のチッチママを描く50Pの大幅な描き下ろし漫画・イラストを収録。

●チッチママさんのInstagram:@chicchi.diary
●チッチママさんのTwitter:@chicchi__mama
●ウーマンエキサイトの連載:チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て

(倉沢れい)

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