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【神木隆之介】×【井之脇海】“じつは仲良し♪”リアル先輩/後輩トーーク!

  • 2019.5.15
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ドラマ『集団左遷!!』が放送回を重ねるほど、ますます「これ以上の配役はない!」と話題となっている神木隆之介さんと井之脇海さん。大河ドラマ『平清盛』以来の共演となるが、じつは、井之脇さんへ芸能系の学校への道を進めたのが神木さんだったとか!? 神木さん本人も覚えていない意外なつながりが!!

「じつは僕たちとても仲が良いです!」(神木隆之介)
「本当の共演は今回が初めて」(井之脇海)

【井之脇海さん】(以下【井】)「たぶん覚えてないでしょ?」
【神木隆之介さん】(以下【神】)「まったく覚えていなかった。どうしても思い出せなくて過去に何の作品で共演したのか調べちゃったもん」
【井】「聞いてよ!俺に!(笑) いや、あれだよ。僕が小学生の頃にエキストラで一緒になったこと覚えている?」
【神】「えっ?そこっ?」
【井】「僕が小学6年の頃かな〜。たまたま一緒のシーンがあって、そこでちらっと学校のことを聞いたら、『芸能やっているならうちの学校来いよ!』みたいな(笑)。それぐらいのライトな感じ」
【神】「えー、そんなノリだったら覚えてないよー」
【井】「そうそうそう。そんなノリ。僕はそのあと進路を芸能系に変更して、そこからはもういまの関係です」
【神】「で、(中学の)後輩になったという訳だ。1年間だけかぶっていて、唯一の男子の後輩だったから毎日一緒にいたもんね」
【井】「ほんともう、毎日(笑)」
【神】「ついに解禁しちゃうけど、じつは僕たちとても仲が良いです!
【井】「でも、共演は今回がほぼ初めて」
【神】「『平清盛』(NHK大河ドラマ『平清盛』)では絡むシーンがあまりなかったからね。今回改めて一緒に演じていて不思議な感覚だけど、いつかお仕事できたらすごく嬉しいなと思っていたから。このドラマの中でも僕が演じる滝川(神木さん演じる、ドラマ『集団左遷!!』滝川晃司)の唯一の後輩ですし、久々に”先輩!”って言われて、”おー、なんだ後輩”って感じで嬉しかった (笑)」

VOCE
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プライベートでも先輩/後輩の仲であるお二人が今回演じるのは、左遷に立ち向かうサラリーマン。プライベートと同じ先輩/後輩の関係性でドラマスタート時から息はぴったり!

「ドラマでも普段の関係性と同じ、ツッコミ役」(神木)

【井】「僕にとって知り合った頃の小・中学生の頃の隆くん(神木さん)はもうすでに活躍していて、ずっと追いかけている背中でもあったんで。同世代と呼べる中ですごい尊敬できる人。プライベートでもまさに先輩ですからね」
【神】「僕がドラマではツッコミ役ですけど、そこの関係性が普段と同じなので、平(井之脇さん演じる、ドラマ『集団左遷!!』平正樹)と話している台詞というのはぜんぜん気負わずにすむんだよね。普通に先輩/後輩として話している感じ。たぶん他の人にはだせない唯一の雰囲気がここにある。キャラクターとしても本人同士の関係性でもあり。ある種の滝川(『集団左遷!!』滝川晃司)と平(『集団左遷!!』平正樹)の見せ場でもありますね」
【井】「隆くんに対する信頼感は元々あったモノが大きいので、もう単純に現場にいてくれるだけで僕は気が楽です。まあ、隆くんが話しているようにそういった関係がもっともっと出たら良いなと思いますね」

ドラマ『集団左遷!!』では神木さんは奈落のエリート・滝川晃司、井之脇さんは気弱でドジなサラリーマン・平正樹を演じますが、じつは二人のキャラは逆転しているとか?

「今回の役はチャレンジ」(井之脇)

【神】「僕は滝川(『集団左遷!!』滝川晃司)とは違って、エリートじゃないんです」
【井】「えー、エリートじゃん?」
【神】「いやいやいや。滝川くん(『集団左遷!!』滝川晃司)は良い大学を出たけど、自業自得のミスをして今の部署に行くんです。本人は”飛ばされた”と思っていて、この営業フロアの中では自分はできるほうだという自信もある。そして、ムダなことはやらないというテイストで、どこかしら冷めていたりもして、ちょっと切れやすい (笑)。クールに見えてじつは熱い男。自分とはあんまり共通点がみつからなかったのですが、だからこそ役作りのときにはキャラクター性がすごく強かったので、特徴を掴みやすかったです」
【井】「僕は今までは誰かを支えてあげる役とか、しっかりした人間性の役が多かったので、今回はちょっとチャレンジだなとも。でも、最初に台本を読んで僕とは違うなって思っていたんですけど、演じていくと意外と似てるとこがたくさんあって。それは、ドジとか気弱な部分ではなく、何かに向かって頑張る様には共感できるところがあった。そういうところを自然に活かしつつ演じたいですね」
【神】「どっちかというと僕が平(『集団左遷!!』平正樹)だからね」
【井】「そんなことないでしょ(笑)」

VOCE
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 中学卒業後久々の共演ですが、改めてお会いして意外な一面はありましたか?

「隆くん(神木さん)は、楽しい人」(井之脇)

【神】「ないです。前からしっかりしてました。そのまま真っ直ぐに、思ったとおりの成長を遂げていました
【井】「いやいやいや、そんなことないですよ! 隆くんはそれこそ中学のときからすごくフレンドリーというか、なんだろ、楽しい人。現場でもムードメーカーで、先輩と話しているときも場を盛り上げられる。でも、それは気を使っているわけではたぶんなくて、天性のモノなんですよね。本当にすごい
【神】「いやいや、ムードメーカーは香川(照之)さんでしょ」
【井】「まあ、ねえ」
【神】「もう香川さんにはほんとに敵わないです」

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今回、井之脇さん憧れの香川照之さんや、神木さんがスターと崇める福山雅治さんなど豪華キャストも話題ですが、現場はどんな雰囲気ですか?

「福山(雅治)さんは毎日カッコいい」(神木)

【井】「現場にいていろいろお勉強させていただいています。昔、香川さんとお芝居したときに、思いっきり殴られたシーンがあって、恐いお父さんってイメージがあったんですよね。なので、今でも会うとちょっと恐いです(笑)」
【神】「でも(記者会見で)謝ってもらって、ちゃんと平成最後に和解していたよね(笑)。福山さんは毎日カッコいいです。ムードメーカーは香川さんだけど、そんな香川さんでも、この人について行こう、ついて行けばすごいところに連れてってもらえるんだなっていう福山さんの統率力を感じます。リーダーだよね。リーダー気質の福山さんが演じる片岡(福山さん演じる、ドラマ『集団左遷!!』片岡洋)のキャラクターと相乗効果で、現場でも芝居でも福山さんについて行けば、なにか新しいモノを見させてもらえるんじゃないか? という期待しかない。さすが大先輩です」
【井】「オンオフなくずっとそんな感じだもんね。すごい」
【神】「廊下を歩いているだけでもスターなんですよ。福山さんは完璧な上司です。でも、本当に片岡さん(ドラマ『集団左遷!!』片岡洋)みたいな上司がいたら暑苦しいですね(笑)」

VOCE
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今回男性陣ならず中村アンさんや八木亜希子さんや西田尚美さんなど女性陣も個性的なキャラクター集いますが、二人の理想の女性のタイプはいますか?

「一癖あったほうが女性も面白い」(神木)
「僕も強い女性、好きです」(井之脇)

【神】「今回は一癖ある女性が多いですからね。まあでも、一癖あったほうが女性も面白いですよね」
【井】「僕も強い女性、好きです。まあ、強い女性っていうか、自分を持っている女性が好きですね」
【神】「大人しすぎるよりは楽しい。癖があり過ぎるのもアレですけど(笑)」

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『集団左遷!!』では、左遷という壁にぶつりますが、お2人がもし壁にぶつかったとしたらどうやって乗り越えていきますか?

「壁にぶち当たったらひたすら自分のことを奮い立たせます!」(神木)

【神】「ひたすらガンバ……僕、ほんと片岡さん(ドラマ『集団左遷!!』片岡洋)みたいなこと言ってるから(笑)。ほんとに頑張るしかないですね」
【井】「片岡さん(ドラマ『集団左遷!!』片岡洋)が乗り移ったね(笑)」
【神】「僕が壁にぶち当たるとしたら演技でしょうし、それってぶつかったからといってできないじゃ済まされないので、やれるまでとりあえず頑張るしかないという感じです。壁を乗り越えるのが絶対条件というか。だから今までも、料理をやったことなかったですけど料理人の役とか、弁護士の役、まったく弾けないですけどピアニストの役とか。できるのが大前提ですから、どれもすごく練習しました」
【井】「ちなみになにがいちばん大変だったの?」
【神】「工程を覚えるのが苦手だったので、料理が本当に大変だった。まあ、やっぱり壁にぶち当たったらひたすら自分のこと奮い立たせます!」
【井】「うん。それしかないよね。僕もぶつかる壁はそれしかない。ただ、プライベートでは、壁にぶつかったらそこで頑張るよりもほかの解決策を探していくかな。なんか穴掘れば良いんじゃないか? とか脚立持ってくる? とか別の案を模索するタイプ。役に関してはほんと正面からぶつかるしかないんで。言ってることはおんなじですね」
【神】「海(井之脇さん)、そしたら俺、プライベートですごい生ぬるい生活をしてきた」
【井】「そんなことないでしょ(笑)」

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ドラマも始まりしばらく忙しい日々が続くお二人。最後に第一線で活躍し続けている彼らの頑張った自分へのご褒美を聞いてみた。

「一緒に今度、温泉行きます」(井之脇)
「日帰りで帰って来れるところがいいね」(神木)

【神】「頑張り続けるには、『じゃ、これ終わったらなに買おう?』みたいな楽しみを作ることかな
【井】「今、買いたいモノはあるの?」
【神】「服を買いたいかなー。最近おしゃれになりたくて。今はセットアップを買いたい
【井】「え? なにで勉強してるの?」
【神】「ファッション雑誌とか。海さんは?」
【井】「(笑)。でも僕はあんまり物欲がないからなー。ご褒美としたら、お酒飲んだりしてリフレッシュかな。そういったものを1つ息抜きにして、モチベーションにして頑張っていますね。美味しいもの食べたりとかね。一緒に今度、温泉行くもんね」
【神】「そう、僕温泉好きだから。日帰りでいいからね、近場で行けるところがいいね」
【高】「それに向けて頑張ろーっと」

神木隆之介(かみき・りゅうのすけ)
1993年5月19日生まれ。2005年、映画『妖怪大戦争』で主演を務め「第29回 日本アカデミー賞 新人俳優賞」受賞。映画主演作に、映画『桐島、部活やめるってよ』、『バクマン。』、『3月のライオン』など、アニメ映画への声の出演として『サマーウォーズ』、『借りぐらしのアリエッティ』、『君の名は。』といった話題作に多数出演。今年の公開待機作に、映画『屍人荘の殺人』、『Last Letter』が控えている。

井之脇海(いのわき・かい)
1995年11月24日生まれ。2007年、映画『夕凪の街、桜の国』で映画デビュー。映画『トウキョウソナタ』で「第82回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞」ほかを受賞し、注目を集める。映画『あゝ、荒野』ほか出演作多数。今年の公開待機作に、映画『ザ・ファブル』。舞台『CITY』が5月18日から、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場ほかで上演される。

日曜劇場『集団左遷!!』
大手メガバンク・三友銀行に勤めるごく普通のサラリーマン・片岡洋(福山雅治)はある日、蒲田支店の支店長の昇任人事を受ける。実はその人事には裏があり、”頑張らず、ノルマを達成せず、半年後の廃店の決定を待つ”というものだった。蒲田支店で片岡の部下の一員となった、滝川晃司(神木隆之介)と平正樹(井之脇海)。片岡と蒲田支店の仲間たちの命運は?/全国TBS系列にて毎週日曜21時〜大人気放送中。

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撮影/田中雅也(TRON) 取材・原稿/池城仁来

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