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妊活でのタイミング法で旦那に協力してもらう方法【ひとみしょうの男ってじつは・・・】

  • 2019.5.14
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不妊治療のことについて書いた『鈴虫』という小説が売れているからか、売れていないからか、妊活についてのコメントを求められることがままあります。今回はタイミング療法についてコメントを求められました。

タイミング法、つまり、もっとも妊娠しやすい日に旦那さんとエッチする――男って、わりとこれが苦手なんですよね。ヤレと言われてヤレるものではないから、というのが、一般的に苦手な理由とされているようだけど、ほかにも仕事のことも理由の1つに挙げられます。仕事モードに入っていると、男はどうしてもしたいと思えない時があるからです。

仕事のことを頭から抜く工夫が大事

今の時代、農作業で体を動かして仕事してきました、という人は少数派で、多くの人はパソコンの前に座って仕事をしていますよね。パソコンというのは、感覚だけでは動いてくれません。こうやって、文字を入力しないと、仕事にならない。

文字、つまり言葉の世界とは理性の世界です。理性がないところには、適切な文字列というものが存在しないからです。

理性ばかりを働かせていたら、どうしても感覚がお留守になります。ヤリたいとか、ムラムラするとか、そういう感覚が薄れてくる。そういう感覚が出てきたとしても、実際にコトを起こす元気が湧いてこない。だからどうしても排卵日に合わせてエッチできなくなる(排卵日の前日や前々日が妊娠しやすいという説もあります)。

つまり、「この日に絶対にエッチしないといけない」と思えば、本当は旦那さんに仕事を休んでもらうことです。有給休暇でもとって、仕事のことを頭から抜いて、なんなら近所を走って、それからエッチする、というのが理想的。仕事を休めないのなら、仕事終わりにラブホにでも入って、やる気を高めてエッチするとか、そういう工夫が求められる。

家族になってしまったら、男はヤル気が起きなくなる?

家族になってしまったら、男はヤル気が起きなくなる。これも、タイミング法がうまくいかない原因ではないか、と、ネットに散々書かれていますね。だから、多くの人は、家族になる前か、家族になって1年足らずでサクッと子どもをつくるのでしょう(か)。

家族という感覚を、旦那の頭から一時的に抜いてもらって、妻のことを「女」として見てもらうためには、やっぱりラブホに行くとか、ちょっといいお店で食事をしてからのエッチとか、そういう工夫が必要なのかもしれないですね。

家族にスケベなところを見せたくない?

家族になったら男はやる気が起きなくなる原因は、「奥さんにスケベなところを見せたくなくなる」ことにもあります。夫婦でスケベな動画でも見ながら、やる気を高めるしかないのかもしれませんね。性的なことをオープンにざっくばらんに話せる関係がないと、旦那さんはどうしても「スケベな感情を家族には見せれないな」と思ってしまうこともあるから。

まずは言う

というようなわけで、どうしてもこの日にエッチしないと妊娠しないという日に、旦那さんの協力を得ようと思えば、夫婦で、多少の時間的・金銭的な負担を覚悟する必要があるのではないかと思います。

つまり、具体的にいえば「*月*日にエッチしようね。そのために、その日は仕事が終わったら**で待ち合わせして、高級焼肉店に行って、そのあとラブホに行こうね」というようなことを、あなたが旦那さんに言う、というのが、旦那に協力してもらう、まず最初の方法であり、比較的現実的な方法だろうと思います。

それを言わないまま「今日は妊娠しやすい日なのに、旦那はさっさと寝てしまった」などと、ひとりで悩んでいる奥さんがいかに多いか!

まずは言う。この、とてもシンプルなことからはじめてみてはいかがでしょうか。

男は、自分から女性をエッチ誘うことを「善くないこと」と思って、これまで生きてきました。中高生の頃、男子は女子としたくても、それをストレートに言えなかったんですよ。言うと「わたしの体だけが目当てなの?」と泣かれたんですよ。

だから、結婚後も、自分からエッチに誘うのは善くないことだと思っているのです。だから奥さんから誘うしかないのです。

(ひとみしょう/作家)

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