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サイズ違いで買い足したい! ほど愛用している作家さん食器。その理由は…(Yaka Matsumoto)

  • 2019.5.14
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サイズ違いで買い足したい! ほど愛用している作家さん食器。その理由は…(Yaka Matsumoto)
2019.05.14 17:40
食卓をぐっと味わい深いものにしてくれる、創り手の個性と愛がつまった作家ものの器。少しずつ増やしてみたいと思いつつも、どうしても踏み切れない理由がありました。それは(作家ものの器を愛でる人であるための気概が足りない!と叱られそうですが)往々にして「食洗機とレンチンがNG」だから。


最近は食洗機に頼る率がグッと増し、それと反比例するように、繊細なもの、大ぶりな器は食卓にのぼる頻度が下がっていました。金沢で買い集めた古い染付食器や、青山ファーマーズマーケットで以前購入したデッドストックの白磁の平皿などは食洗機との相性もよく、安定して使えていますが、少し深めのどんぶり(ボウル)や、副菜をちょっと盛る小鉢で今のライフスタイル合うものがなかなか見つけられずにいたのです。


そんな折に、先日ついに「食洗機もレンチンもOKな作家さんものの器」に遭遇。村上祐仁さんという静岡県藤枝市を拠点とする陶芸家さんの作品です。実はこの日はレンチンOKなマグで素敵なものがないかなと、「マグ展」なるものを開催中だった代々木上原の器ギャラリー兼レストラン、AERUをのぞいたのでした。レンチンも食洗機もOKなマグ、ありますか?という私のデリカシーのない質問に、お店の方が「ないんです……でも、どっちもOKな食器なら!」と紹介してくださったのがこちら。なんでも村上さんのお使いになっているブロンズ釉か、その調合の比率なのかが、いい具合に働いて、レンチンも食洗機もOKなこの器たちが誕生したのだとか(うろ覚えでまちがっていたら本当にごめんなさい)。器の縁の青みがかった部分がそのブロンズ釉だとおっしゃっていたような(違っていたら本当にごめんなさい)。


各種あるサイズのなかで、見た目はほどよくこぶりなのに、「不思議なくらい大容量でうどん1杯とか余裕で入ります! ものすごく使い勝手がよいので、ぜひ試してみてほしい」とお店の方イチオシだったサイズの白と、もう一回り小さいサイズの黒を購入。器の裏には村上さんの「む」の字が。お店の方がおっしゃったとおり、うどんやラーメン、海鮮丼のどんぶりとしてはもちろん、普通のおかずをサクッと盛り付けても(なんならイチゴをいれるだけでも)それなりにしっくりきて、とても重宝しています。


どちらもほぼ毎日使用していて、どうしてもあと1ペアずつは増やしたい!と思い、これを書く前にAERUさんのインスタをチェックしたところ、先日テレビで村上さんがご紹介されたとかで、彼の食器はすでに完売と記載が涙。ただ、村上さんのサイトをのぞくと、GWには益子の陶芸市に出品され、5月にはNYでも販売予定、というニュースもあがっていたので、またどこかで出会え、買い足せる日が来ると信じています。


ちなみに、もともとはマグを探していた私。こちらはマグ展のときのAERU店内の様子。表情も個性もさまざまなマグたちが整列しているさまはとてもかわいらしかったです。


私は素人ですが、器に詳しい方ならきっと、まあ、あの人も!この人も!という(だろう)素敵な作家さんたちの作品がずらり。AERUさんは定期的にいろんな器展を開催していらっしゃるようなので、気になる方はぜひのぞいてみてください。


ギャラリーセクションのガラスを隔てた向こうには、近所に住んでいたらふらりと吸い寄せられてしまいそうなcosyなレストラン。器と食を愛するひとたちにとってのオアシスのような空間なのかな、と思いつつ、お店をあとにしたのでした。

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