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プラスするだけで料理のバリエが多彩に!使い分けたいオイルの秘密

  • 2019.5.9
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お料理好きの人は、様々な調味料を使い分けて好みの味に仕上げていることでしょう。では、オイルは?

食用オイルの種類は調味料と比べても負けず劣らずたくさんあるのですが、調味料ほどには使い分けられていない印象。味や香り、そして成分もオイルによってまったく違います。知れば知るほど引き込まれていく、オイルの魅力を探ってみましょう!

オイルって実はヘルシー

植物油の主成分『脂肪酸』にはいくつか種類があり、それぞれの成分に健康効果があるとされています。まずは代表的な成分ごとに、含有量が多いベスト3のオイルをご紹介しましょう。

オレイン酸(オメガ9)

血液中の善玉コレステロールはそのままで、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らすと言われています。酸化しにくいという特徴があり、体内でも作ることができる成分です。

  1. べに花油 …… 原料はべに花種子。近年の品種改良によってオレイン酸を多く含むようになりました。
  2. オリーブオイル …… 原料はオリーブの果実。オリーブの原産地である地中海沿岸で心筋梗塞の発生率が極めて低いという調査結果があり、オリーブオイルを使った『地中海式食事法』が話題になりました。
  3. なたね油 …… 原料はあぶら菜の種子。こちらも近年の品種改良によってオレイン酸がアップしました。
リノール酸(オメガ6)

カラダにとってなくてはならない油の成分が『必須脂肪酸』。リノール酸はそんな必須脂肪酸なのにも関わらず、体内で作ることができません。食品から摂らなければならない油の成分のひとつです。血中のコレステロール濃度を下げると言われています。

  1. グレープシードオイル …… 原料はぶどうの種子。クセがなくすっきりとした味わいが特徴。
  2. コーン油 …… 原料はとうもろこしの胚芽。ビタミンEも多く含み、酸化しにくく揚げ物がカラッと揚がります。
  3. 綿実油 …… 原料は綿の種子。高級な食用油としてプロの料理人に愛用されています。
α-リノレン酸(オメガ3)

こちらも体内で作ることができない『必須脂肪酸』だけに、積極的に摂取したい油の成分のひとつです。血液中の中性脂肪を下げる、血栓防止、高血圧を予防する作用があると言われる中高年注目のオイルです。

  1. アマニ油 …… 原料はアマの種子。健康効果がメディアで紹介されるようになり、近年注目を集めています。
  2. えごま油 …… 原料はえごまの種子。えごまはシソ科の一種で、ごまとはまったく違うものです。

他にも、抗酸化作用を持つごまリグナンを含むごま油の他、アボカドオイルやくるみ油、ココナツオイル、こめ油などオイルの種類はまだまだたくさんあります。

ただし、健康効果が期待できるものの、どれも摂り過ぎにはご注意を!

味のタイプ別おすすめのオイルは?

熱に強い、弱いなどの特徴が異なるので、味の好みと共にお料理の方法によって使い分けるのがおすすめです。

香りも味もクセがないオイル
  • グレープシードオイル
  • なたね油
  • べに花油
  • アマニ油

淡泊な味わいで、どんな料理にも邪魔にならないオイルです。とくになたね油は、家庭用の食用油として広く浸透しているので馴染み深いはず。アマニ油は熱に弱くて酸化しやすいので、生のまま使うのがいいでしょう。

独特の香りと味があるオイル
  • ごま油
  • オリーブオイル
  • コーン油
  • 綿実油
  • えごま油

豊かな風味やコクがあるので、料理にパンチを効かせる存在感を発揮するオイル。炒め物や揚げ物にも多く使われます。えごま油は熱に弱いので生食がおすすめ。

オイル別おすすめ料理は?

一般的なスーパーで入手できるオイルをピックアップ。それぞれの特徴を活かせるお料理はコレ!

オリーブオイル

『地中海式料理法』で話題になっただけに、イタリア料理やスペイン料理がおすすめ。トマトや魚介との相性は抜群です。

オリーブオイルに、にんにく・赤唐辛子・塩・オレガノを加えて、魚介やマッシュルームを煮込む”アヒージョ”はいかが?

上質なオリーブオイルである『エキストラバージン』なら、”白身魚のカルパッチョ”や”トマトとモッツァレラチーズのサラダ”のような、生のままかける料理がおすすめです。

ごま油

韓国料理に欠かせないオイルとして、よく使われるごま油。春雨と野菜の炒め物”チャプチェ”や、ニラなどの野菜を溶いた小麦粉と合わせて薄く焼く”チヂミ”は、ごま油の豊かな風味を堪能できるお料理です。

アマニ油

熱に弱く酸化しやすいアマニ油。無味無臭なので、淡泊かつ生で食べるお料理にぴったりです。

冷奴やお浸しにかけたり、納豆と混ぜたり、野菜ジュースやヨーグルトにプラスしてもOK。クセがないので、応用範囲はかなり広いです。「こんな料理にオイルなんて」という固定観念は捨て去りましょう!

上手に選んで生活を楽しく

焼く、炒める、揚げるなど、調理に欠かせない食用オイルですが、そのまま料理にかけて味わう調味料としても使えるんです。

また、食用だけでなくキャリアオイルと呼ばれる保湿用のオイルで全身のマッサージをしたり、髪や爪にツヤを与える美容液として使うのも効果的です。植物の花や葉、果皮、根などを蒸したり皮を搾ったりして抽出するアロマオイルは、その香り成分が人間の心身によい影響を与えると言われています。

用途に適したオイルを上手に取り入れて、普段の生活をちょっぴりランクアップさせてみてはいかがでしょうか。

監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)

photo/PIXTA

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