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結果が全然違う!「運動して痩せる」なら朝と夜、どちらが効果的?

  • 2015.3.19
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ダイエットに運動を始めようかな!という人もいるでしょう。もしアナタなら早起きして朝、ウォーキングをしますか? それとも、食べた分のカロリーを消費するため、夕食後にウォーキングをしますか? あるいは寝る前に腹筋などの筋トレでしょうか。

忙しい私たちは頑張っても効果のでないような非効率なことをしている余裕はないですよね。そこで、こんなときには、“自律神経”の働きを考慮した運動計画を立てると良いですよ! 今回は“運動は朝と夜どちらですべきか”についてお話します。

 

「交感神経」「副交感神経」の特徴

自律神経には交感神経と副交感神経があることはご存知の人も多いと思います。交感神経は活動そして消費の神経といわれ、心拍数や体温を上昇させエネルギー源の分解、消費を促す酵素やホルモンを活性化させるため、体に溜まった脂肪をエネルギーに変えようとします。

一方、副交感神経は心拍数や体温を下げることで胃腸などの内臓に血液を多く送り、消化・吸収を促進。体に貯蔵エネルギーである脂肪を溜め込もうとします。

 

運動して効果的なのは朝・夜どっち?

私たち人間は本来、“昼行性”動物です。日中は活発に活動し夜は休息するというのが体の本来のリズムになっています。そのため、朝は交感神経が優位に、夜は副交感神経が優位になるメカニズムになっているのです。

ということは、自律神経が正常に働いている人であれば同じ運動をするにしても「朝、運動した方が効果的」なのは言うまでもありませんね。

更に朝の運動で代謝を上げておくと、オフィスでのデスクワーク中も代謝量が高い状態が続いているので、消費エネルギーが高くなるというおまけつき。1日の違いはごくわずかでも、それが3ヵ月、半年と続くとその消費エネルギーの差もバカになりません。

 

「寝る前の筋トレ」は眠りの質を下げる!?

冒頭の三択のうち、一番危ういのが実は“寝る前の腹筋”。

夜に激しいトレーニングをしてしまうと、せっかく副交感神経が優位になり、カラダはおやすみモードになっているのに筋トレの刺激で交感神経が再び目覚めてしまい、なかなか寝付けなくなってしまったり睡眠の質が落ちてしまう可能性もあります。

夕食から寝るまでの時間が短い場合は夕食後のウォーキングも同じことを起こしかねませんが、ウォーキング終了から就寝までに3時間以上あるようであれば、まだ大丈夫です。

 

誤解しないで!副交感神経も「悪者」ではない

ここまでを見ていると副交感神経は痩せるためには悪者のような感もなくはありませんが、実は朝のトレーニングで交感神経を刺激し1日の代謝を上げておくと、夜はスムーズに副交感神経が優位になり睡眠の質が良くなって、お肌のターンオーバーには欠かせない成長ホルモンの分泌を促されたり、スムーズなお通じの為にも副交感神経の働きが関与しています。

また交感神経が優位な状態が続いてしまうのはリラックスモードに入れなくなるので、ストレスを溜め込む原因ともなってしまいます。

 

自律神経の働きを上手く使ってキレイに痩せるにもやっぱり“朝活”が有効なんですね。夜明けも随分、早くなってきたので、そろそろ早起きして朝の気持ちイイ空気の中で運動を始めてみてはいかがでしょうか。

(トータルヘルスナビゲーター:SAYURI)

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