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デートDVとは?デートDVの実態と相談場所

  • 2019.5.1
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「デートDV」という言葉を聞いたことがある女性もいると思います。
でも、その内容について詳しく知っている人は多くないのかもしれません。
DVと聞くと、叩かれたり蹴られたりといった肉体を痛めつけられる暴力だと思っている人も多いですが、実は精神的な苦痛を受けるのもDVのひとつです。
ですから、女性側が気がつかないうちに心のDV被害を受けてしまっている可能性も十分あるんです。
今回は、デートDVの種類や相談場所などについてお話をして行きたいと思います。

デートDVは恋人同士の間で行われる暴力行為のこと

デートDVと言う言葉は知っていても、多くの人はデート中に殴られたりするなどの暴力行為という認識で、正しい知識を持っている人は少ないです。
デートDVには主に4つの種類があります。

(1) 精神的暴力

「お前は本当にバカだな」などと大声で怒鳴ったり、「ブスだよな」などと罵る、「別れたら自殺する」などとメンヘラチックな事を言い、相手に精神的負担を与えるのもDVの一つ。また、彼女が友達と飲みに行くのを「行くな」と言ったり、「誰々に会うな」「男性と口をきくな」と行動や交友関係を制限するのもDV。無視したり、行動や監視したりメールをチェックするのも該当します。

(2) 経済的暴力

ブランド物のバックや時計などの高価なものをねだり買ってもらえないと怒る、デート代を全て負担させる、あなたが働いたお金を巻き上げようとしたり、逆に働かせない、仕事を辞めさせることもDVになります。

あたりまえですが、借りたお金を返さない、貯金を勝手に使う、夫婦や同棲の場合は生活費を渡さないこともDVに該当します。

(3) 身体的暴力

殴るたたく蹴るなどの肉体的苦痛を与える暴力のことです。
DVと聞くと、このイメージを強く持つ人が多いと思います。
デートDVが慢性化している男性は、DVを続けたいために、顔など見えるところではなく、背中やお腹などの見えない部分を攻撃してくるのが特徴です。

また、髪を引っ張ったり、物を投げつけるのもDVですし、刃物を持ち出すのももちろんDVです。

(4) 性的暴力

セックスを強要される、したくないプレイを無理矢理させられる、避妊しない、中絶を強要するなど、性的に苦痛を与えられるのもDVのひとつです。
また、見たくないセクシー動画を見せられることや、同意なく裸等を撮影されるなどの、本人が嫌がっている事を強制させられるのは全て暴力になります。

気がつかずデートDVの被害にあっている女性は多い

このようにデートDVの種類を見ると、「私も当てはまるかも」と感じる女性もいると思います。携帯チェックをされたり、束縛が強いのもすべてDV行為だったなんて。

大抵の女性は自分がまさかDVをされているなんて思わず、彼氏に対して「性格が悪いだけ」「こういう人間性」と我慢し続けている事が多いです。
でも、DVは徐々にエスカレートしていくものです。最初は「他の男と親しくするな」くらいの束縛が、言うことを聞かないと殴る蹴るのような身体的暴力をふるい、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまったという女性も少なくないようですよ。

喧嘩とラブラブ期を繰り返すようなカップルは要注意

付き合っている彼との関係が安定せず、いつも波があるというカップルはデートDVの黄色信号です。
デートDVをする男性は、彼女に理不尽な事をした後ものすごく優しくなります。泣いて謝る人もいるくらいです。
そうなると、機嫌が悪かった状態から一転、関係がものすごくラブラブ状態に。
でも、しばらく仲良しの時期が続くと、また彼氏がデートDV行為を行う、そして彼女はビクビク怯えながら彼の言う通りに行動する。
この繰り返しを続けているうちに、彼は「拗ねれば彼女が言う事を聞く」と刷り込まれ、余計にDVが酷くなっていくのです。

彼氏がDV男なのかも・・・と心配になったら

自分が彼氏から受けている行為がDVなのか判断しずらいと思った時に、相談できる駆け込み寺があります。
それは「デートDV110番(電話番号:0120-51-4477)」です。認定NPO法人エンパワメントかながわが運営するデートDVの専門相談窓口です。

デートDVについて悩んでいる方や、その友人・保護者など周囲の方々からの相談を受けます。また、相談内容に応じて、教育機関・保健所・警察など適切な関係機関へつなげ、連携して問題解決を図ります。

デートDV110番:http://ddv110.org/

「殴られるのは自分が悪いからなのか」とか「彼氏に勝手に携帯を見られる」「高額なプレゼントを贈らないと機嫌が直らない」なんて相談も数多く寄せられているようです。
勘違いかも・・・と放置していると彼氏の行動がエスカレートし、最悪の場合大きな事件の被害者になってしまう事もあります。間違いかもと思っても1回相談してみると良いでしょう。

アラサー女性は、「この彼を最後の恋人にしたい」と結婚を意識する人も多いと思います。
そうなると、彼氏に少々理不尽な事をされても我慢してしまう事もあるかもしれません。
でも、デートDVをする男性は、結婚した後その行動はエスカレートして、最悪のケースではその行動が生まれた子にまで及ぶ事があるようです。虐待をするような男性と結婚するなんて絶対に嫌ですよね。
お付き合いしている間に、しっかりと相手の人間性を見極める。
そして、「もしかして」と思ったら、できるだけ早く彼から離れる努力をすることが、幸せな未来を作るためには必要な事です。

written by 亀ぱんだ

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