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「結婚したいのに、出会った相手を好きになれない」婚活しくじり女子の苦悩とは?【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.34】

  • 2019.4.26
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絶賛婚活中の女子の悩みは「出会った相手をなかなか好きになれない」ことだろう。

もちろん相手の男性が高収入だったり、なにか特別な才能でもあれば「好きじゃなくとも相手の金に惚れて結婚する」ということもあるかもしれないが(笑)、「好き」という感情をとっぱらって結婚に望める女性はそうそういないだろう。

だからこそ、婚活女子は「好きになりたい!」という欲求と「結婚したい!」という欲求の葛藤に苦しんでいるのだ。

相手の男性とデートしながら「……う~ん、いい人なんだけどねぇ」と、心の中でため息をついていたりする。

今回は「婚活で相手を好きになれないわけ」を神崎桃子がレクチャーしよう。

「いい人なんだけどね」その1・「でも、真面目過ぎてつまらない」

・「婚活サービスで出会った彼は見事に女が喜ぶことが何もできない人だった。真面目な人柄っていうのはよ~くわかるのだけど、お酒も飲めないし、流行りのスポットや美味しいお店も知らないし……当然デートはクソ面白くない。コミュニケーション能力も低いから会話してもつまらない。私が冗談言ってもそこに気づかなかったりして『そこ、笑うとこだから』とツッコミそうになりました(笑)」(34歳女性/事務職)

――女慣れしていない男性が女性との出会いや結婚を求めて婚活サービスに登録するというのはいたって自然な動向。

自力で女と付き合えるなら婚活サービスなんて頼らないからね。

婚活市場には恋愛偏差値が低い男性はゴロゴロいるのである。

「結婚するなら堅実な人」と婚活女子が望んでも、そういう男性は困ったことに会話の引き出しに乏しい事が多い。

……なので女には「会話が弾まない」「沈黙が続く」「デートしてても時間がえらく長く感じる」という不満が生じる。

たとえ男性側が話し上手じゃなくとも相手に対しての共感力があるなら、こっちも一方的に話してたって楽しいだろうけど、そんな聞き上手な男は婚活市場においては人気だからすぐ売れちゃうだろうねぇ。

「結婚相手の男性には真面目であってほしいけど、あんまり真面目すぎだと面白みがない」すると女はデートに行くのが次第に億劫となるのである。

「いい人なんだけどね」その2・「でも、なんか違うんだよね」

・「アプリでマッチングした男性とLINEでやり取りして会うことに……。リアルで会ったら『あれ?なんか抱いてたイメージと違う。この人のことは好きになれそうにない』と感じました。会う前に盛り上がってた分、すごいガッカリ……。文面って結局、自分のことよく見せられるし盛れちゃうんですよね~」(33歳女性/編集)

――いくらLINEでやり取りしてそこで好感を持ったとしても実際に合うと違和感を覚えることはよくあること。

メールの文面やプロフならなんとでも誤魔化せても、リアルで会って改めて分かるのがフィーリング!!

フィーリングが合わなけりゃ互いの気持ちなんて共有できない。

大切なのは互いが一緒の空間を楽しめるかどうかということ。楽しいというより“居心地”といえるかな。

「フィーリングって目に見えないからわからない」からこそ、実際に会うまで期待しすぎてしまうのは危険。LINEでのイメージはあくまで自分が都合よく想像してるだけ。

会話のテンポや話し方、間のとり方、目の動きや視線はどうしたってLINEのやり取りじゃわからない。

女は自分の目を見て話してくれるところや同じようなタイミングで笑ってくれるところなんかで、相手の男性を「好きになれるかどうか」を判定してしまうのである。

「いい人なんだけどね」その3・「でも、男として見れないんだよね」

・「婚活アプリで知り合った彼。自分の年齢的な焦りもあり『この程度なら、ま、付き合ってもいっか」と手をうって実際付き合ってみたけど、生理的にムリでした……。手の回し方も、キスの仕方も、ベッドへの誘い方も、ぎこちなくてダサくて……彼に触れられることで気持ちが引いていくのがわかりました」(37歳女性/医療関係)

――これまで恋愛実績のない男が女をスムーズにリードできるわけがない。

過去にいくつかの恋愛を経験し、いくら年齢を重ねた女だって、やはりキスやベッドのお誘いは男からリードして欲しいと心のどこかで願っているもの。

だからこそ、女のことを知らなすぎるいい歳をした鈍くさい男にイラついてしてしまうのである。

女が「んもう、慣れてないとこがカワイイ」「優しくしてあげたい」とそそられるのは、イケメンの年下男子に限ってのこと。

そこそこの年齢の男に女が喜ぶボディタッチの仕方やキスの仕方なんて教示できるわけがない!

マッチングしてから「もしかして会ってるうちに好きになれるかも」と思っていても「絶対好きになることはない!」とハッキリわかるのは男から手と握られた時、もしくは彼の唇が近づいてきた時だ。

「わ~勘弁~~~この人となんてムリ~」と女の本能が拒絶するからね。

結婚相手に必要なのは“誠実さ”なのに……。女はイザ男を目の前にすると人としてどうかでなく「男としてどうか」というエロ心で男を値踏みしてしまうのである(笑)

女性は無意識のうちに「この男は自分に快楽や興奮を与えてくれそうかどうか」を見ているんだよ!

「婚活」っていったって恋愛すっとばして結婚するのは難しい!!

悲しいかな、女にとって「いい人」と「好きな人」は合致しない。

好きという感情は魔法だ。

好きになれば相手の容姿や年収や職業には目をつぶって前に進めるのに……。

「好きにさえなってしまえば」結婚に対しての条件や理想と違ってても受け入れられるのに……。

婚活では「いい人でもなかなか好きになれない」から厄介なのだ。

「好きになれない」のは言葉を変えると「男としてみれない」から……。

婚活は「好きだから付き合う」「好きになってから付き合う」のでなく「いい人そうだから付き合う」ことからはじまる。

だから何度か会っても、いい人から「男にならなかったら」いい人から「男を感じなかったら」難しいだろう。

女というのは贅沢なもので「結婚するなら誠実で安定した男性!」とはいいながらも、結局は“ときめき”が欲しいの。

相手を好きになってから結婚したいのよ。

そう、所詮女は「結婚したい」って口にするけど、本当は本当は「恋がしたい」んだよねぇ……

婚活に励んでも恋愛すっとばして結婚する覚悟なんてないからこそ、女はもがき苦しむのである。

(恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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