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10連休なんていらない! 仕事増でヘトヘト「30代女子に効くストレス対策」

  • 2019.4.24
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春は環境が変わり、緊張からピリピリする人も多くなる不安定な季節。これに連休前の忙しさも重なって、ストレスフルになっていませんか? そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生に、今週の気候に合った、カラダを整える食材や調理方法を教えてもらいました。彼とのデートも今週の仕事も、うまくいきますように。

文・大久保愛

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 3

10連休前の仕事ストレス、どうにかしたい!

ストレス発散のために何をしていますか? 旅行をしたり、海に行ったり、映画を見に行ったり。ストレスの発散に役立つことは、人それぞれだと思います。しかし、そんな自由な時間を簡単に作ることができないのが、この4月だと思います。もうすぐ10連休があるからとはいえ、今まで我慢していたぶんストレスが爆発しそうな人も多いのではないでしょうか。

もし、そのストレスのはけ口が、簡単にできる過食、お酒、八つ当たり、ネットサーフィン、買い物にあけくれることなどになっていたとしたら……。やはり本当のところ、やすらいでいないと思います。ただ、このストレスをうまく発散できない状況には、季節的な影響も関係しているかもしれません。もしそうだとしたら、この時期に足りない栄養を補うとストレスに強い余裕のある体になることができるかもしれません。さっそく、今週食べるとよい食材をご紹介していきますね。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。

学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。

地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。

今週は、うまくストレスを発散できないかも

天候の変動はひとまず落ち着き、強い日差しを感じるようになってきました。そんな今週は、月が陰っていく周期で土曜日には下弦の月になります。本来、この月の状態は漢方医学で考えると心身ともに安定しやすい時期と言われています。

ただ、春全体を漢方医学で考えると、ストレスが最もたまりやすい季節だと言われています。そのため今週は、春へなるための気候の変動・年度始めの環境の変化などによるストレスの蓄積が、連休直前のラストスパート感に重なり、ストレスが増強されやすい週でもあったのです。

そんな今週は、ストレスに良いとされる鉄分とタンパク質、疲労を回復するビタミンB1をとって余裕のある日々を送ることができるようになりましょう。

今週食べるとよいのは【豚肉&ネギ類】

ネギ類

ネギ類には、「ニラ・玉ねぎ・ニンニク・ネギ」などがありますが、これらには共通して硫化アリルという成分が含まれています。硫化アリルの働きとして代表的なものを2つお伝えします。

1. 疲労回復
・疲労回復に効果的なビタミンB1の吸収を助けます。
2. デトックス
・肝細胞の解毒の働きを助けます。
・抗酸化作用や殺菌作用があります。
そのため春の疲れがでてくる今週は、ネギ類とビタミンB1を含む食材を一緒にとると効果的です。

豚肉

豚肉には、ストレスに良い鉄やタンパク質だけではなく、疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれています。

調理方法

味付けに失敗しない方法をご紹介します。ネギ類と豚肉は、どれもポン酢と相性が抜群です。玉ねぎとニンニクとニラと豚肉を全部一緒にしても、ネギ類を一種類だけ豚肉と合わせても、炒めてからポン酢で味付けると美味しくなります。味が足らない時には、塩胡椒で調えるだけで大丈夫です。

連休目前は、心身ともに疲れが出やすい時です。適切に栄養補給ができると、ストレスも疲労感も軽減でき余裕ができると思います。この組み合わせは、疲れを感じる時に今後も活用してみてくださいね。

information

大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
東洋医学の本場、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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