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THEO(テオ)で損失が出た時の対応は?マイナス運用実績を元に金融の専門家が解説します

  • 2019.4.23
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出典:テオ

2017年の世界経済の成長率は3.7%。日本経済は1.7%の成長で停滞している中、中国やインドなど新興諸国はかなりの高成長となりました。

それでは、過去20年間の成長率はどうだったのでしょうか? 実は、世界経済はこの20年間で年率4.8%の成長を実現しています。

テオ 成長曲線
出典:テオ

暴落時のTHEO(テオ)の運用成績は?

1990年以降には、それ以外にも大きな金融危機が3回発生しています。

  • 1997年 アジア通貨危機
  • 2000年 ITバブル崩壊
  • 2012年 ギリシャの財政危機によるユーロ危機
theo 運用シュミレーション
出典:テオ

2007年の世界金融危機(サブプライムローン危機)直前からテオで運用した場合のシミュレーションです。元本を割り込む期間があるものの、年率8.4%・過去11年のリターンは+70%です。長期的にはプラスの運用結果がでていることがわかります。

テオのように世界全体に分散投資すると、中長期的には資産運用のリターンが世界経済の成長率を上回ります。株式などリスク資産が含まれているからです。

テオは、「グローバル分散投資」により、さまざまな国の株式や債券、不動産など、さまざまな種類の資産に分けて投資します。

分散投資の効果があるのは、さまざまな資産を組み合わせることで、リスクを減らして安定的に資産運用ができるからです。

例えば、リーマンショック時、株式市場は暴落していましたが、米国債や金の価格は上昇しました。幅広い資産に分散投資しておけば、株式市場が大きく下がる時のリスクをある程度吸収できます。資産運用では分散投資しておくことが大切なのです。

損失はリスク許容度によって変わる

世界経済の成長に連動した運用をするために、テオでは「ETF(Exchange Traded Fund)」を活用しています。

ETFは「上場投資信託」とも呼ばれ、日経平均株価やNYダウなど特定の指数に連動する運用成果を目指して運用される、インデックス型の投資信託です。

例えば、米国の経済成長に投資したいけど、どの企業に投資したらいいかわからない場合、米国を代表する株価指数であるS&P500に連動するETFに投資できます。ETFは、株式だけでなく、債券、金、原油、リート(不動産)など、さまざまな市場の動きを表すインデックス(指数)に投資できるのです。

テオのポートフォリオ(資産の組み合わせ)は、最大30種類以上のETFから構成されています。投資先の資産は世界86の国・地域にわたり、最終的な投資対象は11,000銘柄以上です。地理的な分散を行うことは、リスク分散につながります。

テオでは、ETFを次の6つのアセットクラスに分類しています。アセットクラスとは、性質が似通った資産をグループにまとめた区分です。例えば、中国株やインド株に連動するETFは、「新興国株」に分類されます。

  • 先進国株
  • 新興国株
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • リート・不動産
  • コモディティ
theo アセットクラス
出典:テオ

金融商品において「リスク」とは、リターン(収益)の振れ幅のことをいいます。

各アセットクラスのリスクとリターンの関係図
出典:テオ

テオは、手数料が※年率1.0%(年率・税別)かかるのがネックでした。しかし、利用状況に応じて最大0.65%(年率・税別)まで引きさげる新たな手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレッ」ト)」を発表しました。

THEO 割引率
出典:テオ

カラー判定期間は次の通りです。

  • A:4~6月
  • B:7~9月
  • C:10~12月
  • D:1月~3月

適用期間は、判定期間最終月の翌々月から3カ月間です。例えば、カラー判定期間A(4~6月)の場合、適用期間は8~10月です。

資産運用をするうえで必要なのは、「長期・分散・積立」を継続して行うことです。しかし、言葉で理解しても実際に続けていくのは簡単なことではありません。テオは、手数料の割引サービスによって、資産運用を始めたばかりの人でも、続けやすい仕組みづくりをしているのです。

まとめ

テオは「長期・分散・積立」を自動で行ってくれるサービスです。分散投資によってリスクを抑えられますが、一時的に損失がでることもあります。

しかし、長期的には世界経済の成長を享受でき、好パフォーマンスが期待できます。

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