日本初上陸の店舗も！ 海外気分が味わえる、話題のアジアご飯専門店3選

パクチーやスパイスなど、女性が大好きなエスニック料理。日本ではなじみのない独特なメニューは、まるでその国を旅しているかのようにワクワクさせてくれますよね。この春、都内には続々とアジアご飯専門店がオープン！ 日本初上陸の店から東京初進出の店まで、個性豊かな3店へ実際に訪れてみました。エスニック料理が好きな人は必見です！

●ムスリムにも対応！ 話題の蘭州ラーメン専門店

池袋に2月28日オープンしたのは「味蘭牛肉麺 池袋本店」。中国西北部の蘭州市のソウルフードである蘭州ラーメンを提供している店です。

蘭州ラーメンは、牛肉ベースのスープに手打ちで伸ばした麺が特徴のラーメン。一般的な中華料理に入っている豚を一切使用していないため、ムスリムにも対応しているのが特徴です。

看板メニューの「味蘭牛肉麺」（880円）を注文してみました。スープを一口飲んだところ、驚くほどあっさり！ そこに、たっぷりのラー油とパクチーが香ばしさと風味をプラスしています。スープとしっかり絡む極細の麺はコシがとても強く、しっかりとした食べ応え。

お好みで黒酢をかけてもOK。ほどよいマイルドさが加わります。

肉が好きな人には、本場の味が楽しめるラム串焼（1本280円）もおすすめです。クミンや唐辛子などの香辛料をたっぷりまぶして焼いているので、ピリ辛だけどエスニック感満載でおいしい！ パクパクいけちゃいます。

厨房では、中国から招いたという料理長が麺を手打ちしているところを見ることができます。また店内奥には、礼拝室も。平日の昼時でしたが、筆者の後に続々とムスリムの人が入店され、さながら海外旅行に来た気分に浸れました。

●ハノイにあるフォーの名店が日本初上陸！

3月9日に池袋にオープンした「フォーティントーキョー」は、ベトナムのハノイにある名店の世界2号店目となる店。本場のフォー専門店が、日本初上陸しました！

メニューはなんと、牛肉のフォー（840円）のみという潔さ！ 普通盛りか大盛り（プラス100円）、パクチーなしかパクチーありなど、量とパクチーを選択します。

こちらがフォーティントーキョー自慢の牛肉のフォー。パクチーとネギ、そして牛肉がどっさりと入っています。スープは豚肉や牛肉、スパイスなどからダシを取っているそう。豚肉の風味が少し強めですが、意外とさっぱりしています。麺はきしめんのように、少し平たい形状。やわらかめにゆでてあり、すすりやすいのでスルスルと食べ進められます。この麺と、ネギとパクチーのシャキシャキ食感のコントラストが絶妙！

席には、チリソース、ライム、ニンニク酢、ヌクマム（ベトナムの魚しょう）の、4種類の卓上調味料が置いてありました。ヌクマムを少し入れると、一気にベトナムが感アップ！ これからの季節は、ライムをたくさん絞ってよりさっぱりと味わうのもおいしそう。

平日の夕方に行きましたが、店内は若いベトナム人や女性客でとても賑わっていました。土日の昼時には並ぶこともあるそうですが、回転が早いので長時間待つことはなさそうです。

●世界的なチャイニーズレストランが東京に初進出

川崎、木更津に続いてお台場に3月12日オープンし、東京に初進出したのは「PANDA EXPRESS」。カリフォルニア発のチャイニーズレストランで、すでに世界で2000店舗以上を展開している有名店です。

看板メニューであるオレンジチキンは、チキンに甘辛のオレンジソースを絡めた一品。海外映画でよく見る縦長のボックスに入れられています。

注文方法も独特で、まずはボウル（790円：1ベース＋1メイン）かプレート（990円：1ベース＋2メイン）、ビッグプレート（1190円：1ベース＋3メイン）の3つからサイズを選択。次はチャオメン（炒麺）やフライドライス、ホワイトライス（白米）などからベースを、オレンジチキンやモンゴリアンポーク、クンパオチキン、シャンハイステーキなどからメインを選択します。ビッグプレートはなかなかのボリュームですが、いろいろな種類のメインを食べたい人には絶対おすすめ！

その他にも、BOBA（タピオカ）ティーもあるのでタピオカ好きは要チェック。

ファストフードの感覚で中華が食べられる「PANDA EXPRESS」。アメリカで提供されているものとほとんどが同じメニュー、同じ味付けをしているそう。世界中で愛される味を、ぜひ自分の舌で確かめてみて！

気になった店があったら、ぜひ行ってみてくださいね。

（富士みやこ）