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使いこなせれば無敵!重曹の5大作用を知って、効率よくお掃除を

  • 2019.4.22
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お風呂場やキッチンの掃除に重宝される重曹ですが、実際にどのような作用があるのか理解して使っている人は少ないかもしれません。でも、どうしてこんなにも重曹はもてはやされるのでしょうか?それはズバリ、5つの作用を持っているから。

すでに重曹を利用している方はおさらいを、まだ使ったことのない方は重曹の底知れぬパワーを理解して、ぜひ活用しましょう!

パワー1:研磨作用

キッチンのクレンザーと状態が似ているので、研磨作用があることは想像できるかもしれませんね。しかし、クレンザーは使い方によってはキッチンなどの素材を傷つけてしまう可能性も。

一方で、重曹は粒子が固すぎず柔らかすぎないので、汚れは落とすけれども擦った部分を傷つけないという点が非常に優れています。鉄やステンレス、プラスチックよりも柔らかいので、キッチン周りやお風呂場のお掃除に非常に向いていると言えるでしょう。水と混ぜたペースト状にしたり、粉末のままでキッチンや浴室を擦るだけでちょっとした汚れなら即落ち!研磨したい部分には積極的に利用してみましょう。

パワー2:中和作用

重曹はアルカリ性ですので、酸性の物と触れ合うと中和する作用があります。この作用が、キッチンの油汚れや浴室のカビ、シャツの襟元汚れなどに効果あり。

というのも、キッチンの油汚れは放っておくと酸化しますし、皮脂は分解されると酸性の脂肪酸になりますので、シャツの襟元汚れも酸性の汚れ。ですから、これらの汚れに対応することができるんですね。また、浴室のカビは皮脂を栄養として繁殖するので、重曹で皮脂汚れを中和しておくことができればカビ予防にも繋がるでしょう。

パワー3:消臭作用

中和作用は消臭効果を促しますので、重曹には消臭効果があるということになります。ニオイには酸性とアルカリ性の物がありますが、魚の生臭さや体臭は酸性のニオイ。これらのニオイには、重曹の効果が期待できます。基本的には酸っぱいニオイは酸性のニオイだと思っておくといいでしょう。

市販の芳香剤や消臭剤はニオイを他の香りでカバーするのに対し、重曹はニオイを元から絶ってくれます。根源をなくせば、ニオイに悩まされることがぐんと減りますよ。

パワー4:発泡作用

重曹は、加熱すると水と二酸化炭素に分解される性質があり、この性質を利用して『ふくらし粉』として料理に使われていますね。ふくらし粉を利用する料理としては、パンやケーキ類はもちろん、肉や魚をふっくら焼くなど、実に多岐に渡ります。

また、熱を加える以外にも酸性の物質と合わさるとさらに泡が出ますので、その効果を利用して天ぷらの粉に混ぜてフワッと揚げることや、レモンと水と重曹を混ぜて炭酸水を作ることも可能です。

パワー5:なじむ作用

食器や調理器具の油汚れを洗いたくても、水をはじいてしまい、なかなかキレイにならないという経験をしている方も多いでしょう。食器洗いの際に重曹を使うと、重曹は油となじむ作用がありますので、水と油の仲介役となり、比較的簡単に油汚れを落とすことができます。

しかし、冷めて固まってしまった油汚れはいくら重曹と言えども、そのパワーに限界があります。使い終わった食器等はなるべく早く洗うようにしましょう。

他にも期待できる!こんなこと!

キッチン周りでは油汚れ全般に効果があるので、ガスコンロや換気扇の掃除にしようできます。他にも、研磨作用を利用して茶渋掃除にもオススメなのです。

お風呂場掃除では、カビ除去以外にも排水口のお掃除が簡単にできますよ!

消臭効果を利用してカーペットのお掃除だけでなく、口臭予防やペットの臭いとりにも使えるので、その可能性は広がりますね。

万能な重曹、ポイントはその作用をきちんと理解すること

様々な効果が期待できる重曹ですが、意外と間違った使い方をしている人もいるようです。けれど、今回まとめた5つの作用が基本となっているので、どの効果を期待して利用しているか考えながら使えば、間違わずにすみますね。

正しい使い方をし、エコに簡単にお掃除しちゃいましょう!

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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