県内外からリピーターが通う、宝石のような本格マカロンを♪フランス菓子専門店「ムッシュー・ジー」

富山市街地にあるマカロン・フランス菓子専門店「ムッシュー・ジー」。世界各国で本場の味を提供してきたフランス人パティシエ、ジョスラン・ランボ夫妻のお店です。フランス生まれの技術と日本の新鮮食材が織りなす繊細なコラボレーションに魅せられて、開店から6年目を迎えた現在も多くのお客さんが訪れ、イベント前には行列ができることも！ カラフルでいろんなフレーバーの組み合わせの妙が楽しめるジョスランさんのマカロンは、まるで食べられるビジューのようです。 ※写真は遠方への発送セット

富山市街地の一角に佇むフランス菓子店

富山市の中心市街地を走る、市内電車（セントラム）丸の内駅から徒歩５分。大通りから一本入った住宅街の一角に「ムッシュー・ジー」はあります。フランス語の店名は、パティシエであるジョスラン・ランボさんのイニシャル”J”から取ったもの。

16歳でパティシエを志したジョスランさんは、故郷フランスをはじめ、イタリア、デンマーク、カナダなど、各国の五つ星レストランやホテルで腕を磨いてきました。その後、タヒチのホテルで働いていた2008年に現在の奥さんである乃理子さんと出会い、結婚。そして彼女の故郷・富山に家族で移住し「自分の店を持ちたい」という長年の夢を叶え、2013年に独立開業しました。

富山に移住してからは各国での経験を活かし、独創的な感性で新しい商品やデザインを開発。特に食材には一切の妥協をせず、現地から稀少な「タヒチ産バニラ」を買い付けるなど本場の味をとことん追求してきました。

「日本ならではの食材を生かしたい」と、抹茶やゆず、富山県産大吟醸の酒粕とのコラボにも挑戦。和のテイストを施した繊細なマカロンにはフランスメディアからも注目が集まり、現地のパティシエ業界誌にも紹介されるなど、故郷からも厚い信頼を得ています。

ショーケースの中でキラキラ輝く本格マカロン

全ての工程を手作業でていねいに焼き上げられたマカロンは、サクッとした生地に濃厚なクリームがふんわりサンドされて中はしっとり、天然食材が奏でる甘みが口いっぱいに広がります。

季節ごとに変化する約30種類のレパートリーの中でも一番の人気は「カシス」。芳醇で甘酸っぱい口どけに思わず笑みがこぼれます。
そのほか「きなこ」「さくら（春季）」「ラムネ（夏季）」など日本の食材を使った商品や、「クロモジ」「黒胡麻」「甘酒」など富山の天然食材を使った商品も並びます。

「各地の気候風土の中で、生産者の方々が丹精込めて育て上げた食材の素晴らしさを伝えたい」という思いを持つジョスランさんは、特に自然豊かな富山の新鮮な卵や牛乳などを使うことで、素朴な味わいを表現。地元富山のファンも多いのだそう。

バレンタインデーやホワイトデーなどイベントの際には開店時から行列が途絶えず、人気商品は早い時間に完売してしまうことも。「ムッシュー・ジー」に行くなら早めの来店がオススメです。

フランスの伝統と今を融合させたパティスリー

「ムッシュー・ジー」で出会えるフランス菓子は、マカロンだけではありません。季節に合わせて作られたパティスリー（生菓子）もオススメです。

数種類ものチョコレートを重ね合わせた奥深いマリアージュが楽しめる「ル・ショコラ」（550円）や、なめらかなカシスクリームが口の中でとろける「カシスショコラ」（600円）など常時５種類が並び、幸福感が漂う香り、そしてフランス菓子特有のまろやかな食感も楽しめるのが特徴です。クリスマスなどのイベントの際に特別に作られるパティスリー（要予約）も見逃せませんよ。

富山みやげや贈りものにもオススメ

本場フランスの味わいと日本の天然素材とのマリアージュが楽しめるフランス菓子専門店「ムッシュー・ジー」。富山みやげには「マカロンギフトセット」（1200円／3個入り〜3350円／10個入り）や、店頭で販売されている焼き菓子の詰め合わせもオススメです。マカロンの賞味期限は通常4日間ですが、冷凍保存で品質も保証付きの遠方への発送セットもありますよ。

まるで宝石のようなフランス菓子と出会いに、富山に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。