1. トップ
  2. ファッション
  3. スタイリスト田畑アリサ、透ける服の着こなしルール。

スタイリスト田畑アリサ、透ける服の着こなしルール。

  • 2019.4.15
  • 1929 views

そのシーズンならではのトレンドも定番のスタイルも、いつだって自分らしくファッションを楽しみたい。そんなおしゃれを実践し、私たちにときめくスタイルを提案してくれるスタイリストに、スタイリングのルールを教えてもらう企画、「スタイリストのスタイル塾」。2019年の春夏は、田畑アリサさんに3回にわたり指南いただきます。まずはじめは、トレンド系アイテム、透ける服のスタイリングルールから。

透ける素材は、カラーのトーンを合わせて。

ルール1「とことんスポーティを重ねてみる」

今シーズンも引き続き豊作な、トランスペアレントなウエアたち。「センシュアルなイメージが強い透けるアイテムには、真逆の要素をプラスするのがおすすめです。スポーティなウエストバッグや、スケータースタイルのようなハットをポイントにしました」。ボディスーツのように取り入れた水着の着こなしも参考にしたい。シャツドレス¥300,240/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン)中に着た水着¥17,280/レピドス(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 湘南店)パンツ¥12,960(予定価格)/ラコステ(ラコステお客様センター)ベルトバッグ¥100,440、ヒールサンダル¥96,120/ともにステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)ハット¥30,240/フミカ_ウチダ(クリフ)

ルール2「大人は肌の見せ方をひと工夫する」

リネンのコート、クリーム色のトップや白のレーシーな巻きスカートをレイヤリング。「トップは優しい白いトーンを重ねて、ボトムスはロゴ入りのベージュストッキングを。大胆な肌見せでも、白色のおかげで素朴な雰囲気が漂うから、いやらしくならずモードな肌見せが叶います」。アーミッシュを連想するハットで、アヴァンギャルドなスタイリングが完成。シースルータートルニット¥23,760/アンダーカバー中に着たストライプリネンコート¥75,600/アニエスベー腰に巻いたチュールスカート¥174,960/ステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス)ストッキング¥15,120/クレージュ(エドストローム オフィス)レインブーツ¥17,820/ハンター(ハンタージャパン カスタマーサービス)ハット¥29,160/チャリータ(ロク 渋谷キャットストリート)

スタイリングに取り入れたい、おすすめアイテム

濃いベージュに入った一面のロゴが主張するボディスーツは、背中が大きく開いた大胆なデザイン。デニムなど定番アイテムに合わせて。ボディスーツ¥30,240/エムエム6 メゾン マルジェラ(エムエム6 メゾン マルジェラ  オモテサンドウ)

「巻きスカートは取り入れやすいアイテム」と田畑さん。パンツやデニムなどのボトムスに合わせても、透け感があれば、自由なスタイリングが楽しめる。ラップスカート¥194,400/フミカ_ウチダ(クリフ)

インスピレーション源

「今回のスタイリングのインスピレーションは、アヴァンギャルド映画の女神といわれたマヤ・デレンの『午後の網目』という作品です。モノクロで、10分程度同じような内容が繰り返されるのですが、それは白昼夢のような幻想的な内容。繰り返される白昼夢に、透ける素材のレイヤリングがリンクしたのかもしれません」。写真は1940~50年代に活躍した、前衛映画作家であり、振付家、ダンサー、詩人、人類学者など幅広く活躍したマヤ・デレンの全映画とドキュメンタリーをまとめた作品『マヤ・デレン全映画&ドキュメンタリー』。DVD/スタイリスト私物

●ショップリストアニエスベーtel:03-6229-5800アンダーカバーtel:03-3407-1232エドストローム オフィス(クレージュ)tel:03-6427-5901エムエム6 メゾン マルジェラ  オモテサンドウ(エムエム6 メゾン マルジェラ)tel:03-3408-8681クリフ(フミカ_ウチダ)tel:03-5844-6152ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)tel:03-4400-2656ステラ マッカートニー カスタマーサービス(ステラ マッカートニー)tel:03-4579-6139ハンタージャパン カスタマーサービス(ハンター)0120-563-567(フリーダイヤル)ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ  湘南店(レピドス)tel:0466-38-2465ラコステお客様センター(ラコステ)0120-37-0202(フリーダイヤル)ロク 渋谷キャットストリート(チャリータ)tel:03-5468-3916 

sty_tabata_arisa_500.jpg

プロフィールスタイリストの山本マナに師事。2017年に独立後、「フィガロジャポン」をはじめさまざまなモード誌、カタログや広告などで活躍。独創的なレイヤリングや、アヴァンギャルドな雰囲気が漂う中に、フェミニズムを感じさせるスタイリングが人気。インスタグラム:@tabata_arisa  http://tabataarisa.com

 

 

 

元記事で読む
の記事をもっとみる