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20代で生命保険に加入する際の選び方をFPがご紹介!

  • 2019.4.12
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生命保険が必要なのは、結婚してから?子どもができてから?疑問に思われている方は多いですが、生命保険が必要なのは現在万一の資金を用意できない人です。今回は生命保険の加入を自分で初めて考える20代に焦点を当てて保険の選び方を紹介します。

20代が生命保険に加入する必要性は?

20代では生命保険に加入する必要はないと考えられがちですが、20代だからこそ生命保険に加入しておく必要があります。生命保険は年齢が若い時に加入したほうが保険料が安く、万一の時に備えやすいからです。

生命保険の加入率

生命保険の加入率は88.7%(平成30年度)です。世帯主年齢別にみた生命保険の世帯加入率では20代は72.2%となっていますが、30代~50代までは80%を超えており、その後加入率は下降します。

20代で加入率が低いのはまだ生命保険の必要性がないと考える方が多く、60代から加入率が低下するのは退職したので生命保険の必要性がなくなったと判断する方が多いためです。

20代で生命保険に加入するメリット

20代で生命保険に加入するメリットは3つあります。

  • 安い保険料で加入できる
  • 健康な時に申し込みするので加入の制限がない
  • 万一の場合の計画が立てやすい

生命保険は加入時の年齢が若いほど保険料が安い性質があります。同じ保障でも20代と40代で比較すると1.5~1.8倍ほど40代で加入するほうが高くなります。

また、生命保険は健康なうちに保険に申込みをすれば問題なく加入できます。20代の健康なうちに加入すると健康体割引が適用される場合もあります。そして、20代で生命保険に加入していれば生命保険で用意できる資金がわかるので万一の時の計画が立てやすいです。

生命保険に入るべき人と入らない人

生命保険に入るべき人は、万一の時の資金を用意できない人、将来病気やケガ、死亡に対して不安がある人です。

生命保険は少ない掛け金で大きな資金を用意できる商品です。将来に対する資金の不安がある際は年齢に関係なく生命保険を活用しましょう。

一方で生命保険に入らない人もいます。生命保険に入らない人は万一の時の資金を十分用意できている人です。中には、どうしても生命保険に入りたくない人もいます。生命保険に入りたくない人は生命保険の加入をもう一度検討し、再度ご自身とご家族でよく話し合った上で最終的な判断をしてください。

生命保険の基本形

生命保険には3つの形があります。

  • 医療保険
  • 死亡保険
  • 貯蓄性の高い保険

また、生命保険には2つの保険期間があります。

  • 定期
  • 終身

これら生命保険の3つの形と2つの保険期間を組み合わせて生命保険プランを作成します。

生命保険3つの形
医療保険

医療保険は病気やケガでの入院/手術の際に給付金を受け取れる保険です。ガン保険も医療保険に分類されます。最近の医療保険では、日帰り入院から給付金が受け取れるものや、一入院につき5日分の入院給付金を保障する商品もあり、以前の医療保険に比べて保障内容もよくなり、保険料も安くなっています。

死亡保険

死亡保険は万一の時に死亡保険金を受け取れる保険です。死亡保険には定期死亡保険や終身死亡保険、収入保障保険などいくつか種類があります。死亡保険の中で人気があるのは、安い掛け金で大きな保障を用意できる収入保障保険です。収入保障保険は、保険金を年金で毎月受け取れます。

貯蓄性の高い保険

貯蓄性の高い保険は、満期保険金を預けたお金よりも多く受け取れる保険です。代表的な貯蓄性の高い保険には学資保険や個人年金保険があります。以前の貯蓄性の高い保険では10年間で資金が2倍になる商品がありましたが、ここ最近では10年で数%増加の保険商品が多いので以前ほどのメリットはなくなりました(外貨建て貯蓄性商品を除く)。

2つの保険期間
定期

定期は期間の定めがある保険です。定期保険が保険期間を終了することを「満期を迎える」といいますが、定期保険が満期を迎えると多くの生命保険契約では健康状態に関係なく自動更新されます。収入保障保険も保険期間は定期ですが、収入保障保険には自動更新はありません。

終身

終身は保険期間が生涯続く保険です。解約しない限り保障は一生続きます。若いうちに終身保険に加入すると、保険料を安く抑えることができます。将来的に生命保険を用意する場合は、若いうちに保険に加入したほうがトータルでみると支払う保険料が安い場合があります。

20代におすすめする生命保険の選び方のポイントと保障内容

ここでは、20代におすすめする生命保険の選び方のポイントと保障内容をご紹介します。

20代におすすめする生命保険の選び方のポイント

20代におすすめする生命保険の選び方のポイントは4つあります。

  1. 年齢が若くて健康なうちに生命保険に加入する
  2. 将来必要になる最低限の保障を終身で用意する
  3. 必要に応じて定期保険で保障の上乗せをする
  4. 生命保険は掛け捨てで加入
1. 年齢が若くて健康なうちに生命保険に加入する

生命保険は年齢が若く健康な時に加入するのがベストの加入タイミングです。年齢が若いほど保険料が安く、病気も少ないので加入の制限もありません。20代の健康なときほど万一のときのことは考えにくいですが病気をすると生命保険には加入できない場合が多いので、健康なときにこそ生命保険の準備をしておく必要があります

2. 将来必要になる最低限の保障を終身で用意する

20代で生命保険に加入を検討する際は、将来必要になる必要最低限の保障を考え、それを終身で用意します。医療保険では老後の入院にいくらの入院給付金があれば生活を維持できるのか考えます。例えば入院給付金5,000円あれば老後は大丈夫と判断した場合は、その部分を終身保険で用意します。死亡保険で100万円残したい場合はその部分も終身死亡保険で用意します。

3. 必要に応じて定期保険で保障の上乗せをする

必要最低限の保障を終身保険で用意したら、今必要な保障を定期保険で上乗せします。医療保険は20代なので上乗せの必要はないかもしれませんが、資金を残したい家族がいる場合は死亡保険の収入保障保険でその部分を用意します。生命保険加入後はライフイベントごとに生命保険の見直しを行い、保障の上乗せや削減を行います

4. 生命保険は掛け捨てで加入

生命保険は基本的に万一の保障を用意する掛け捨ての商品と考えてください。生命保険で保障と貯蓄の両方ができる保険商品もありますが、生命保険で貯蓄は行わず、保障の部分にだけお金を支払うようにします。

貯蓄感覚で生命保険に加入しないほうがいい理由は、銀行預金と違って使いたい時におろせないし、途中で解約すると支払った保険料を満額受け取れない場合が多いからです。学資保険や個人年金保険のように目的がしっかりしていて満期まで支払えるなら問題ありません。

20代におすすめする生命保険の保障内容

20代におすすめする生命保険の保障内容を、独身、結婚している、子持ちに分けてみていきます。

独身の20代

独身の20代は、男性、女性に分けて考えます。

  • 独身の20代男性の場合は必要最低限の医療保険と死亡保険を用意します。
  • 独身の20代女性の場合は必要最低限の医療保険と死亡保険に加えて、乳がん子宮頸がんなど女性特有の病気に備えてガン保険や特約を上乗せしておくと安心できます。

ガンになる確率は男性と女性で差があります。女性は30代~40代でガンの罹患率が高くなりますが、男性は50代~60代でがんの罹患率が高くなります。ですから、20代の女性は女性特有の病気に備える保険も必要です。

結婚している20代

結婚している20代は、共働きか、専業主婦かでおすすめの保障内容は変わります。

共働きの場合は今の生活が維持できるように収入をカバーして保障を用意します。夫婦で同じ保障である必要はありません。それぞれの収入をカバーするように収入保障保険と医療保険を用意します。

専業主婦の場合は夫の収入をカバーするように保障を用意しますが、妻に万一の場合があったときのための保障も用意します。家事全般を外注した場合の料金や妻の入院費、入院諸費用、お見舞いに行く際の交通費なども考慮して、専業主婦の妻に万一のことがあった場合に備えた保障を用意しておくと安心できます。

子持ちの20代

子持ちの20代は、夫婦で必要な保障の他に、子どもが成人するまでに必要な保障も用意します。学費、生活費など子供の生活にはお金がかかります。夫婦のどちらかに万一のことがあった場合や、子供だけが残された場合に、何も心配せずに成人できる資金を残せる保障を用意します。ご夫婦には必要最低限の医療保険と上乗せ分の医療保険、収入保障保険で子供の学費と生活費の用意をします。

迷った際は保険のプロに相談を

どの保険が自身に合っているのかわからないという方は保険のプロに相談するのが一番です。「保険相談ニアエル」で近くの相談窓口を検索・予約が可能です。対面で相談できるので安心、ショッピングセンターや駅ビルなどの商業施設に多く出店しているためお買い物ついでに寄れるのもお手軽です。

[affi_niaeru]

20代で保険に加入する際の選び方まとめ

生命保険は20代の早いうちに加入しておく必要性があり、20代で生命保険に加入しておくと将来的にメリットがありました。用意しておく保障は同じ20代でも生活環境やライフイベントで異なっていて、独身と子持ちでは必要な保障額はかなり違ってきます。

必要最低限の生命保険に加入し、生活環境の変化やライフイベントごとに生命保険を見直して、必要な保障の上乗せや削減をしながら今の生活に必要な保障を用意してください。

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