1. トップ
  2. 【平成振り返り−1996年】アムラー・コギャルが闊歩、Yahoo!の登場でインターネットにも注目集まる

【平成振り返り−1996年】アムラー・コギャルが闊歩、Yahoo!の登場でインターネットにも注目集まる

  • 2019.4.12
  • 1329 views
1996年当時の誌面イラスト。『東京ウォーカー』では90年代の水着のトレンドを解説する特集も掲載した
KADOKAWA

【写真】ガングロでほほ笑む安室奈美恵さん(当時19歳)ほか表紙を彩った美女たち

平成振り返り特集の第7弾は、アトランタオリンピックで、日本勢が金・銀・銅合わせ14個のメダルを獲得した平成8年(1996年)。コギャル最盛期で、街はアムラーと腰パン男子であふれた。NINTENDO64、ポケモンの発売で、ゲーム業界は大盛り上がり。東京臨海副都心線が開通し、湾岸エリアの新名所に注目が集まる。地ビール店や銀座にスターバックス1号店がオープンするなど、飲食業界に新しい風も。そしてキムタクが連ドラ初主演で「ロンバケ現象」を巻き起こした、平成8年を振り返る。

マラソン・有森と長嶋茂雄の言葉に、日本中が湧き立つ。アムラー、腰パン、プリクラが“チョベリグ!”

【写真】ガングロでほほ笑む安室奈美恵さん(当時19歳)ほか表紙を彩った美女たち
KADOKAWA

「初めて自分で自分をほめたいと思いました」。アトランタオリンピックでの有森裕子の言葉に、日本中が感動。日本は、有森の女子マラソン・銅メダルを含め、金メダル3個、銀メダル6個、銅メダル5個と大健闘。またプロ野球のセ・リーグで、読売巨人軍が11.5ゲーム差からの逆転Vを果たし、大フィーバー。当時の監督・長嶋茂雄が発した「メークドラマ」が、先の有森の言葉とともに、流行語大賞・年間大賞を受賞。

渋谷から広がったコギャルブームの最盛期と言われるこの年。ルーズソックスをきっかけに、コギャルたちがブームの火付け役となり、「チョベリグ(超very good)」「チョベリバ(超very bad)」が広まった。そんなコギャルたちが、この年から夢中になったのは“プリクラ”。撮った写真がすぐシールにできると、すぐさま全国で大ヒット。現在も続く若者文化を作った。

音楽シーンでは、安室奈美恵が小室哲也プロデュースで大ブレイク。街には、安室奈美恵のファッションを真似た「アムラー」が登場。茶髪のロングヘアーに細い眉、ミニスカに厚底ブーツのファッション女子で溢れていた。一方男子は、「腰パン」が制服の着こなしとして大流行。関東から全国へ広がり、茶髪、ミニスカート、ルーズソックスと並び、校則違反ファッションとして、社会問題にもなった。

そしてこの年、あの『ポケットモンスター』(ゲームボーイ用ソフト/赤・緑)が発売。小学生を中心に口コミからメガヒットへ。アニメ、キャラクター商品、カードゲームなど様々なメディア展開がされ、今も世界中で愛されている。また次世代ゲーム機の「NINTENDO64」、デジタルペットゲームの「たまごっち」が発売。ゲーム業界は、戦国時代さながらに競い合っていた。

フジテレビ新社屋完成などお台場が新名所に、スタバ1号店や“ネカフェ”の登場で新時代の風が吹く

特集「すごいぞ!東京最前線」
KADOKAWA

池袋にナムコ・ナンジャタウン、お台場にデックス東京ビーチと、2つの屋内アミューズメント施設が誕生。最新アトラクションの直撃レポート特集が『東京ウォーカー』誌面で人気に。そしてこの年、東京臨海副都心線が東京テレポートから新木場まで開通。東京ビックサイトやホテル日航東京、フジテレビなど新名所が次々と完成した。またタカシマヤ タイムズスクエアが新宿南口に開業。これらのホットスポット特集が人気を博していた。

特集「東京最前線96秋編」
KADOKAWA

グルメでは、夜景が楽しめるレストランが続々オープン。海辺で、高層ビルで、街で…夜景と美食を楽しめば、愛が深まること間違いなし。ロマンチックが止まらない…と大評判に。また平成6年(1994年)の酒税法改正により、各地で個性豊かな「地ビール」が誕生。地ビールが飲めるお店が、じわりじわりと増えていった。

特集「すごいぞ!東京最前線」
KADOKAWA

アメリカ発祥の「スターバックス コーヒー」が、東京・銀座に初上陸。北米以外では初めてとなる、日本が世界進出の第1号店となり、ビッグニュースに。新しいカフェといえば、新業態の「インターネットカフェ」が登場。日本で初めてのポータルサイト「Yahoo! JAPAN」がサービスを開始し、インターネット普及の先駆けに。お茶ついでに気軽にインターネットが試せると注目された。

『東京ウォーカー』1996/10/8発売 PUFFY
KADOKAWA

大人気バラエティ番組『進め!電波少年』で、猿岩石がユーラシア大陸横断ヒッチハイクを成功。一躍時の人となり、藤井フミヤ・尚之兄弟が楽曲提供した「白い雲のように」でデビューしたこの年。日本レコード大賞を受賞した安室奈美恵や、同じく小室ファミリーで年間カラオケ1位を獲得した華原朋美。また奥田民生プロデュースでデビューしたPUFFYなどが『東京ウォーカー』の表紙を飾った。

1996年のトレンド解説、「ロンバケ」の社会現象に、「たまごっち」の大ヒット、芸能人は「ジミ婚」ブーム

【たまごっち発売開始】「たまごっち」は、「たまご」+「ウオッチ」の略で、携帯型のキーチェーンゲーム。画面に登場するキャラクターの世話をして育てることに、誰もが夢中に。マスコミ各社が取り上げ異常な人気になり、入荷情報を聞きつけ駆けつけた人たちが徹夜で店に並ぶ様子が連日報道された。

【NINTENDO64発売開始】通称「ロクヨン」と呼ばれ、スーパーファミコンの次世代機種として発売。任天堂として初めて本格的な3Dゲームに対応。同時に4人までゲームに参加でき、当時としては高性能だった。平成19年(2007年)10月31日に修理サポートを終了。

【DVDプレイヤー発売開始】VHSタイプのビデオデッキが市場を占めていたこの年、世界初のDVDプレーヤー「SD-3000」が東芝から発売。当時のDVDは再生専用だったため、再生する機能に特化した。ビデオからDVDへ移行する第一歩。

【ジミ婚】バブルがはじけ、財布の紐が固くなったことで、結婚式を簡素化する「ジミ婚」がブームに。不要なお金や儀式をカットし、少人数や会費制、もしくは写真撮影だけで十分と考える傾向に。芸能人でも、仲村トオル&鷲尾いさ子、本木雅弘&内田也哉子、唐沢寿明&山口智子らが、披露宴を行わない「ジミ婚」を選択した。

【ドラマ「ロングバケーション」がヒット】木村拓哉の連ドラ初主演作。山口智子とのコミカルな恋愛物語が日本中のハートをつかみ、最高視聴率36.7%を記録。のちに木村自身が「ターニングポイントとなった作品」と語る。その主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸with NAOMI CAMPBELL)もミリオンヒット。月曜の夜はOLが街から消える、ピアノを習い始める男性が増えるなど「ロンバケ現象」が巻き起こる。

この年オープンした施設

「赤坂BLITZ(現マイナビBLITZ赤坂)」「ホテル日航東京(現ヒルトン東京お台場)」「デックス東京ビーチ」「東京オペラシティ」「東京ファッションタウンビル(現TFTビル)」「マルイヨコハマ東口店(現マルイシティ横浜」「カフェコムサ(そごう柏店に1号店オープン)「有明スポーツセンター」「タカシマヤ タイムズスクエア」「横浜ベイサイドマリーナ」「FIRE HOUSE(ハンバーガー)」「伊勢丹府中店」「Foris」「大田区産業プラザ」「箱根ガラスの森美術館」「ヨコハマ猫の美術館」「リストガーデンスクエア(現miokaリスト館)など。

次回は平成9年(1997年)を振り返る。(東京ウォーカー(全国版)・綱島深雪)

元記事で読む
の記事をもっとみる