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ふっくらセクシーリップの正しい描き方。

  • 2019.4.12
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ふっくらセクシーリップの正しい描き方。
2019.04.12 08:00
リップメイクは口もとを色っぽく魅せる決め手。だけど、下手すると下品に見える恐れが……。老化対策やデンタルケアなど、あらゆる角度から色気のある口もとづくりにアプローチした『VOGUE JAPAN』4月号の「言葉より、“口もと”で語る。」から、メイクアップ・アーティストの松井里加さん直伝、失敗しないリップの描き方をご紹介!


松井里加さんいわく、「リップの描き方を間違っている人が多すぎる!」とのこと。オーバーリップ=セクシーと思い込み、トゥーマッチに。「大胆さがありつつどこか控えめで品がないと、セクシーさにはつながらない。誰かになりたいではなく、その人らしさがにじみ出てこそ色っぽく見えるのだと思います」。まずは以下のポイント解説を参考に、リップメイクを見直してみてはいかが?

盛る部分とえぐる部分の描き分けがポイント。


唇の一番高い所(A)と低い所(E)は変えない。ふっくら見せようとして大きく描きがちなので注意して。盛っていいのは、唇の山と口角をつなぐ真ん中(B)だけ。ここは年齢とともに下がってくるから、ふっくらさせるべき。逆に下唇の口角近く(D)は皮膚のたるみがあるので、ちょっとえぐるほうがキレイに見える。さらに大事なのが、口角(C)をふくらませないこと。オーバーに描いた擬似口角は一見して不自然だから、必ず自分の口角を守って描くように。塗り終わったら軽く口を開いて、口角が途切れていないかもチェックを。アウトラインに気を取られがちだけど、唇の内側(F)までしっかり色をのせるのも忘れずに。どんな色のリップもこれで完璧!

リップメイクを格上げする2つのティップス。

TIPS1: 洗練された仕上がりを叶える名脇役。

「先端が丸みを帯びたリップブラシを使うと、唇の山や谷をふんわり丸めに描けておすすめです。リップペンシルを使うときは、アウトラインだけでなく少し内側まで軽く塗りつぶすように。食事などで口紅が落ちて、ペンシルのラインだけが浮き出るのはみっともないし、リップベースにもなるから。リップがはみ出たり、唇の輪郭がにじんだように凸凹している場合は、筆ペンタイプのコンシーラーでちょこっと補整を」(松井さん)


〈右から〉筆ペンタイプのコンシーラーの先駆け。肌なじみがよく、悪目立ちせずに輪郭を補整できるうえにヨレにくい。松井さんも長年愛用。ラディアント タッチ 全6色 各¥5,000/イヴ・サンローラン・ボーテ(03-6911-8563)

こしが強く、ぶれずにアウトラインが描ける優れもの。#316 リップ ブラシ(カバー付き) ¥3,700/M・A・C(03-5251-3541)

質感がなめらかで、唇の輪郭を縁取るのも、内側までぼかすのもスムーズ。プレシジョンリップライナー 9073 ¥2,700/ナーズ ジャパン(0120-356-686)

TIPS2: 2色使い or 2種の質感でふっくら感アップ!

さりげなくセクシーさをプラスするリップメイク技も。「唇の内側の影になる部分に濃い色をのせて締めると、唇全体がふっくら見えます。マットなリップを塗った上から唇の真ん中だけにグロスをのせて、質感の違いで立体感を出すのもいい」(松井さん)。最近増えているニュアンスチェンジ系の黒リップを活用したり、マットリップ+偏光グロスとか、リキッドルージュ+グロスとか組み合わせはいろいろ。気分にハマるコンビを探してみて。


〈写真上・右から〉クリアな発色と光を操る凹凸補正で立体感のある仕上がりに。クレ・ド・ポー ボーテ ルージュルミヌ 4 ¥5,000/資生堂インターナショナル(0120-81-4710)

ダークトーンのプラムカラーを唇の内側にちょっぴり忍ばせて。パールの煌めきもふっくら感をあと押し。ローズ・パーフェクト 304 ¥4,200/パルファム ジバンシイ(03-3264-3941)


〈写真下・右から〉大人仕様の品のあるグロス。ラメの奥行きある輝きと膜厚なツヤをトッピングして、ふっくらリップに。キッカ メスメリック グラスリップオイル 06 ¥3,200/カネボウ化粧品(0120-518-520)

セクシーリップの代表格、マットな赤。濃密な発色で唇をムラなく彩り、ロングラストなのも◎。デアリングリィディスティンクトリップスティック 01 ¥3,900/THREE(0120-898-003)

Photos: Daigo Nagao (cutout), Fernando Gomez (woman), Getty Images (lip) Text: Chiho Ejiri Editor: Yu Soga

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