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本だけはいくらでも買い与え、知識を得る面白さを伝える お金に強い子どもに育てる方法(11)【連載】

  • 2019.4.10
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「毎月お小遣いをあげている」「部屋の掃除をしてあげている」「スマホをあまり使わせない」そんな子育てをしている方は要注意! 子どもがお金に強くなる機会を奪っているかもしれません。将来の幸せを掴むために必要な、お金に強くなり才能をぐんぐん伸ばす最新メソッドをご紹介します。

【前の記事】子どもの心を成長させてくれる、よいメンターにはお金をおしまない お金に強い子どもに育てる方法(10)【連載】

※この記事は『全米No.1バンカーが教える 世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法』(酒井レオ/アスコム)からの抜粋です。

本だけはいくらでも買い与え、知識を得る面白さを伝える お金に強い子どもに育てる方法(11)
KADOKAWA

本だけはいくらでも買い与える

お金に対してシビアな我が家でも、本だけはいつでも買ってもらえました。とはいっても、図鑑などの大物はあらかじめ揃えてありましたし、父の書斎には床から天井までを埋め尽くす書棚があり、そこに行けばいくらでも本を読むことができました。ちょっと背伸びしなくては読了するのが難しい専門書からビジネス書、ライトな読み物まで、父の書棚にはたくさんの本が並んでいました。

僕の家にはテレビがなく、たびたびテレビを見たいと訴えましたが、そのたびに「そんな時間があるんだったら本を読め!」と一喝されたものです。

これもまたユダヤの家庭を例に出しますが、「学びの民」である彼らの自宅には、もれなく大型の書棚が備えられていました。

本のよさは、考えを巡らせながら自分のペースで読み進めていけること。途中で気になる記述があれば、いったん本を置いて調べてからいつでもそこに戻れること。

そして何より、何十年もかけてひとつの道を極めた人の人生が100ページや200ページに凝縮され、わずか1000円や2000円で読むことができるのです。しかも、何度でも繰り返し読める。こんなにコストパフォーマンスのいいツールがほかにあるでしょうか。

本は幅広い知識を得るのにもうってつけです。いくらインターネットが発達し、知りたいことはすぐに調べられる時代になったとはいえ、知識を持つことは絶対に必要です。適切な検索ワードに時間をかけずに行き当たるには知識が物を言いますし、点と点をつなげる橋渡しの役割を果たすのも蓄えられた知識です。世の中の幅広い知識があるからこそ、この点をあの点と結びつけたら需要が生まれると想像することができるのです。

お金を生み出す新しいビジネスモデルも、点と点をつなげる幅広い知識があって初めて作り出せるものです。

ここに興味深い調査があります。オーストラリア国立大学とアメリカのネバダ大学の研究者たちが、2011年から2015年に31ヶ国、16万人に行った調査によると、16 歳のときに家に本が何冊あったかが、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、IT スキルの高さに比例することが明らかになったのです。

調査によると、本がほぼない家庭で育った場合はテストの結果が平均より低く、冊数に比例してテスト結果がよくなったといいます。驚きなのは、読書によって文系のスキルのみならず、数学やITといった理系スキルまで伸びるという点です。紙の本のすごさに、僕自身驚きました。

情報を得るならネットのほうが速いと思われるかもしれません。最新のニュースに限っていえばその通りですが、世の中全体を俯瞰(ふかん)してみるような場合やひとつのテーマを掘り下げたいときには情報のスピードは必要とされません。

日常では接点のない国の文化に触れたり、その国の人たちの考え方の一端に触れることで人間の幅は広がっていきますし、本の中では縦横無尽に旅することもできます。グローバルな時代にこそ、本は世界を知るアシストをしてくれることでしょう。もし、子どもが本を読まないとお悩みなら、大人が本を読む姿を見せてください。そして、本から新しい知識を得ることの面白さを、さりげなく伝えていきましょう。

著=酒井レオ(レタスクラブニュース)

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