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【平成振り返り-1993年】ドラマ視聴率は脅威の37.8%!「ザウスでスキー」にJリーグブーム明るい話題が続いた平成5年

  • 2019.4.9
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特集「ゲレンデが読んでいる94」
KADOKAWA

【写真】当時17歳、キュートな笑顔を見せる観月ありさ

のこりわずかとなった「平成」を振り返る連載企画第4弾は、新天皇となる皇太子徳仁親王のご成婚、日本で初めての世界遺産登録に沸いた平成5年。Jリーグ発足により、サッカーブームが日本中を駆け巡り、外国人力士初の横綱に昇進した曙もスポーツ界を盛り上げた。レインボーブリッジ、横浜ランドマークタワー、八景島シーパラダイス、ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス)など、新スポットが続々誕生。デザートでは「ナタデココ」が人気の中、タイスキや中近東料理も注目され、激辛グルメもブームに。地方の活性化を担う「道の駅」のオープンラッシュに、インターネットが爆発的ヒットとなった、平成5年を振り返る。

ご成婚にJリーグに大フィーバー! 新スポットやドラマ主題歌がアツい平成5年

『東京ウォーカー』1993年 7/6発売深津絵里・西島秀俊
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5月1日に新天皇に即位する、皇太子徳仁親王がご成婚された平成5年。日本で初めて、法隆寺(奈良県)・姫路城(兵庫県)・白神山地(青森県/秋田県)・屋久島(鹿児島県)が世界遺産に登録されたこともあり、日本中が歓喜に満ちていた。政治では、自民党が結党以来、初めて野党に転落し、8政党連立による細川内閣が誕生。日本経済低迷の中、新しい政権への期待は大きかった。

スポーツ界では、Jリーグが開幕し、サッカー人気がうなぎのぼり。10月にはカタールで行われたワールドカップ最終予選で、ロスタイム(現アディショナルタイム)に同点ゴールを決められ予選敗退。日本サッカー史に残る「ドーハの悲劇」に、日本中に激震が走った。若貴ブームに続く相撲人気も健在で、ハワイ出身の曙が外国人力士として初めて横綱に昇進し相撲界を盛り上げた。

この年、今や東京のシンボルの一つとも言える、お台場のレインボーブリッジが開通。また当時日本で一番高い超高層ビル(現在、大阪のあべのハルカスに次いで2番目)の、横浜ランドマークタワーが開業。そして、日本で初めて開閉式屋根を採用した福岡ドーム(現・福岡ヤフオク!ドーム)が完成するなど、ホットスポットが次々誕生。

また、エンタメ分野ではテレビドラマが依然人気。江口洋介主演『ひとつ屋根の下』は最高視聴率37.8%を記録。『ポケベルが鳴らなくて』のヒットで、女子高生を中心にポケベルが大流行。その主題歌「ポケベルが鳴らなくて(国武万里)」、また「YAH YAH YAH(CHAGE&ASKA/「振り返れば奴がいる」)」「エロティカ・セブン(サザンオールスターズ/「悪魔のKISS」)など、ドラマ主題歌は、相次いで記録的ヒットを飛ばした。

■新開発の新湾岸エリアが熱い。サッカー、スキー人気が最高潮。激辛ブームも!

【写真】当時17歳、キュートな笑顔を見せる観月ありさ
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CMにドラマに大人気の観月ありさ、内田有紀、牧瀬里穂らのほか、俳優の西島秀俊が『東京ウォーカー』表紙に登場し、あどけない笑顔を見せてくれた平成5年。相撲ブームが熱い中、相撲の聖地・国技館がある両国に、江戸・東京の歴史と文化を伝える「江戸東京博物館」が開館。両国の街がさらに盛り上がりを見せる。またお台場のレインボーブリッジの開通で、新湾岸エリアにもスポットが当たった。

誌面では最新ストリートマップで渋谷のタイスキやもつ鍋、中近東料理、青山の隠れ家的ビストロが人気に。また80年代からの激辛ブームに、90年代のエスニックブームもプラスされ、担々麺やビビン麺などの激辛グルメが続々登場。デザートでは「ナタデココ」が流行し、唯一無二の食感で、ブームを巻き起こした。

バブル時代から人気が揺るがない冬のスポーツ・スキーは最高潮。スキー人口が1860万人に達し、冬のスキー場特集はもちろん、1年中スキーが楽しめる、千葉・ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス/2002年閉館)のオープンに注目が集まる。さらに、横浜には、水族館も遊園地も楽しめる複合的アミューズメント施設・八景島シーパラダイスがオープンし、遊びスポットがさらに激アツに。

Jリーグの開幕で、横浜市三沢総合公園競技場、浦和市駒場競技場などの地元密着のホームスタジアムが。さらにウイニングチケット・ビワハヤヒデ・ナリタタイシン・トウカイテイオーなど、名馬の圧巻の走りに魅了される競馬場など、スポーツ観戦スポットも東京ウォーカーの誌面で展開された。

■1993年のトレンド解説、「聞いてないよォ」とまさに言いたい「リストラ」に、革命的進化の「インターネット」が話題

平成5年(1993年)のブームや流行語を振り返ってみよう。

【ナタデココ】コリコリとした独特の食感と豊富な食物繊維、さらにカロリーの低さで大ヒット。「ナタデココ」は、スペイン語で「Nata de coco」と書き「ココナッツの上澄み皮膜」という意味。ココナッツの汁を発酵させたゲル状のもので、フィリピン発祥の伝統食品。

【道の駅オープンラッシュ】今やご当地グルメや地元の特産物が楽しめるだけでなく、温泉施設や体験教室などレジャーの場ともなっている「道の駅」。平成2年(1990年)、広島市の「中国・地域づくり交流会」にて設置構想が立ち上がり、平成3年(1991年)に山口県・岐阜県・栃木県の12カ所で、社会実験が行われた。そして平成5年(1993年)、ついに「道の駅」制度が創設。第1次分として全国103箇所の「道の駅」が登録され、オープンラッシュに。

【アウトドアブランド人気】バブルが崩壊し、夜な夜なお金を湯水のように使って楽しむバブリーなライフスタイルから、癒しを求めて自然と触れ合うことを楽しむ人が増え、アウトドアが人気に。マウンテンパーカーやダウンジャケットなど、山登りにキャンプ、渓流釣りといったアウトドアシーンで使われる機能的なファッションに注目が集まる。

【インターネット】米国イリノイ大学のスーパーコンピューターセンター(NCSA)で開発された「Mozaic」(翌年に「Netscape Navigator」となる)により、インターネット人口が爆発的に増加。これまでは文字データのみの扱いだったホームページが、この「Mozaic」ソフトで、画像データも扱えるようになり、革命的に進化した。

【ダチョウ倶楽部の「聞いてないよォ」】バラエティ番組「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」でダチョウ倶楽部が、爆破などの危険な内容を知らずに体当たりしたときに生まれた言葉。最初こそ、本当に知らされてなかったが、その後は内容を知っていながらも「聞いてないよォ」と言うのが定番となり、一躍大ブームに。流行語大賞・銀賞を受賞。

【リストラ】英語の「restructuring(リストラクチャリング)」からきた言葉で、もともとは「事業の再構築」「構造改革」の意味。バブルがはじけた日本では、終身雇用制度をやめ、必要なスキルを持つ人材を必要な期間だけ雇用する企業や、人員整理や工場閉鎖などを行う企業が続出し、「リストラ」=「解雇」を意味するようになった。

■この年オープンした施設

「NIGOの『A BATHINGU APE』」「東部ワールドスクウェア」「江戸東京たてもの園」「渋谷東映プラザ(現・渋谷TOEI)「TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオ」「ホテルニューオータニ幕張」「東京国際空港(羽田空港)第1旅客ターミナルビル(ビッグバード)」「横浜ランドマークタワー(横浜ロイヤルパークホテル、ランドマークプラザ)」など。

次回は平成6年(1994年)を振り返る。(東京ウォーカー(全国版)・綱島深雪)

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